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INTERVIEW

BULLET

2012.10.13UPDATE

2012年10月号掲載

BULLET

Member:Hampus Klang (Gt)

Interviewer:櫻井 カオリ Translator:Yuga

-『Hightway Pirates』リリース以降はどのようなツアー活動をされていましたか?

ドイツ、フランス、チェコ、スロベニア、オーストリア、オランダ、スイス、スペイン、イギリス、ベルギー、あともちろんスウェーデンをツアーしていたな。Bite the Bullet Tourでは120公演くらいやったんだぜ。Highway Pirates Tourでは70公演くらいかな。

-最近はどんなバンドの音楽を聴いていますか?

GRAVEYARD、HORISONT、SLINGBLADEやSCAMSなどのスウェーデンのバンドだよ。SKULLFISTというツアーをよく一緒にやる友達もね。あとは、70年代ロックと80年代のヘヴィ・メタルだな!

-最近はメタルのすそ野はかなり広がり、ジャンルも様々な若いバンドがたくさん出てきました。その反面JUDAS PRIESTやSCOOPIONSなどメタルの黄金時代を築いてきたバンドが第一線を退きつつあるという寂しい現状もあります。そういった現象についてどのような感想をお持ちですか?

たしかにたくさんバンドがいるけど、ひとつも良くないね。新しいバンドにとっては、未来のJUDAS PRIESTやSCORPIONSのようになるのは難しいと思うよ。

-また、最近の若手バンドが演奏する“メタル”についてどう思いますか?あなたにとってこれは許せないというような音楽はありますか?

ニュー・メタルや最近のメロディック・メタルには興味ないな。特に1人悲しいヤツともう1人怒ったヤツがヴォーカルをやっているような、モダンなメタルには全くないね!

-以前の本誌でのインタビューでヴォーカルのHell Hoferが“メタルを聴いて、パーティーして一生ハメを外すこと”という話をしていました。最近印象に残っている、派手にハメを外したエピソードはありますか?

Hell Hoferは賢い男だよ(笑)。Sonisphere Festivalに出たとき、バックステージのバーが無料だったんだけど、それはスウェーデン人にとって無謀な状況だったな。たしか、IRON MAIDENのメンバーが7杯のジントニックを手に持っているのを見ていた覚えがあるな。

-さて『Full Pull』のリリースおめでとうございます。前作を発表してから約1年しか開いていませんよね?ということは、前作と同時進行あるいは2作目リリース後すぐに3枚目の話が上がっていたのですか?今作までの経緯を教えてください。

ありがとう!いや、そういうことはしてないよ。ただ「Running Away」という曲だけは『Highway Pirates』のために準備できていたんだけどね。それをアレンジし直して、短くしたんだ。他のアイディアは、何年もずっと頭にあったようなのもあるぜ!

-かなりの短期間で1枚のアルバムを作るのは大変ではありませんでしたか?

去年Highway Pirates Tourが終わったすぐあとに書き始めたんだ。6ヶ月間曲を書いて、1ヶ月間のレコーディング。今回は今までより全然大変じゃなかったぜ。やることはたくさんあるし時間もかかるけどな。

-歌詞や楽曲のアイディアはツアー中に思い浮かんだりしたものをどんどん貯めていったという感じですか?

ツアー中に新曲を考えるのは大変だと思う。バカな歌詞のアイディアは思い付くことあるけど、クレイジーなリフを書くには家で座ってビールを飲まなきゃな!

-動画サイトにアップされていた映像で、スタジオの風景も映っていました。とてもリラックスして作業されているようでしたが、環境はいかがでしたか?

そうだな、すごくリラックスしていたな! 今まではいつも地元でレコーディングしていたから、ストックホルムでのレコーディングは少し変わった経験だった。毎日8時間レコーディングしてたんだ。そのスタジオは、古くて使われてない廃校の中にあったんだよ。たくさんのリハーサル・ルームと共にね。

-プロデューサーにNicke AnderssonとFred Estbyの2人を迎えていますよね。どういった経緯で彼らと仕事をすることになったのですか?彼らとの仕事はいかがでしたか?

Nickeのやってくれた『Bite The Bullet』のミキシングにとても満足していたんだ。だから、彼にもう1度頼んだんだ。僕たちは今まで1度もプロデューサーを使ったことがなかったんだけど、NickeとFredだけは信用できると思ったんだよ。彼らのスタジオではモダンな音は絶対作れないと言っていたしな。それが気に入ったんだ(笑)。