INTERVIEW
BULLET
2011.03.04UPDATE
2011年03月号掲載
Member:Hell Hofer(Vo)
Interviewer:米沢 彰 Interpreter:ジンジャー国田
スウェーデン出身HR/HMバンド、BULLET。正統派ハード・ロックンロール・バンドの継承者とも言うべき音楽性を、今この時代に完成させた異端児的な存在だが、本国スウェーデンでは前作が完成度の高さも手伝って国内チャートの3位に食い込むなど、彼らの認知度も急上昇している。AC/DCのスウェーデン公演のオープニング・アクトを務めるなど、その実力は既に先人達からも認められた存在の彼ら。2作目にして、ここ日本でのデビューを果たしたBULLETのフロントマン、Hell Hofer(Vo)にインタビューを敢行した。
-今回が初めてのインタビューとなりますので、バンドとあなたの自己紹介をお願い致します。
俺達BULLETは、リードギターにHampus KlangとErik Almostrom、ドラムスにはGustav Hjortsjo、ベースにAdam Hectorと、ヴォーカルは俺、Hell Hoferというメンバーで活動をしている。
-前作『Bite The Bullet』は本国スウェーデンのチャートで3位を獲得するなど、高評価を獲得していたようですが、今作の手ごたえは如何ですか?
今は音楽をダウンロードするのがとても簡単だからチャートがどれだけ確実なものかわからないけど、レヴューに関してはとても高い評価をもらっていたよ。
-今作『Highway Pirates』で遂に日本デビューとなりましたが、日本について印象を何かお持ちですか?
日本で“ビッグ”になることはヨーロッパのどのバンドも夢を見るものなんだ。日本は音楽市場がとても大きいし、進んでいるし、日本のファンは音楽に対して熱心で真剣だと思う。
-『Highway Pirates』を聴きましたが、Hell Hoferのハイトーンの伸びは本当に素晴らしいですね。全盛期のJUDAS PRIESTを彷彿とさせる、力強くパワフルなヴォーカルがあなた方のサウンドの強いキャラクターを生み出しているように感じられます。
ありがとう。Rob Halfordと比べられることはとても光栄だよ。
-BULLETのサウンドは一貫してNWOBHMの影響が強いサウンドですが、どういったアーティストから特に影響を受けてきていますか?
すべての偉大なヘヴィ・メタル・バンドにインスピレーションを受けているけど、いくつかバンド名を挙げるならJUDAS PRIEST、IRON MAIDEN、TWISTED SISTER、WASPやAC/DCだな。
-かなり広い範囲のNWOBHM的なサウンドを取り入れながらも、どの曲も『Highway Pirates』というタイトルのイメージにかなり合っているように感じます。アルバム・タイトルは先に決まっていたのですか?
いくつか異なったタイトルを考えていたけど、最終的に『Highway Pirates』に決定したんだ。
-前作の曲になりますが『Bite The Bullet』のPVでは伝統的なハード・ロックのアティテュードを表しているようでしたが、懐かしい感じすらしました。このPVのアイディアは誰が考えたのですか?
期末試験のプロジェクトとしてビデオ制作をしなければいけない学生たちと一緒にHampus(Gt)と俺がいくつかのアイディアを合わせて作ったんだ。
-サウンドもビジュアルも、PVも個性的ですがBULLETというバンドを通して、あなた方が表現しようとしているものはどういったものですか?
メタルを聴いて、パーティして、一生ハメを外すことだね。
-2009年にはAC/DCのサポート・アクトを務めたそうですが、その時の体験は如何でしたか?
大勢の観客の前で演奏出来たのは素晴らしい経験になった。一生の思い出だよ。
-このアルバム・ジャケットについてですが、普通はヴォーカルが中央に位置するものと相場が決まっていますが、Hell Hofer(Vo)は右端に居るのがちょっと新鮮でした。このポジションは何か決まっているのですか?
特に決まったポジションはないけど、新鮮だと思う。時々シンガーが一歩下がった立ち位置にいるのはいいことだと思うよ。
-Track.11「Wild Wild Women」は日本盤のボーナス・トラックとなっていますが、これはどういった曲なのですか?
アルバムのために何曲か余分にレコーディングしたんだけど、この「Wild,Wild Women」は俺のお気に入りの一つだったので、今回使えることができて嬉しいよ。