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INTERVIEW

PROFANE OMEN

2012.07.11UPDATE

2012年07月号掲載

PROFANE OMEN

Member:Jules Naveri (Vo) Williami Kurki (Gt) Antti Kokkonen (Gt&Vo)

Interviewer:米沢 彰

-今回が初めてのインタビューとなりますので、簡単に自己紹介をお願いします。

Jules Naveri(以下J):ヴォーカルをやっているよ。他に仕事はあるけど(笑)。

Williami Kurki(以下W):俺はギターをやっていて、自分の技術を常に良くしようと頑張ってるよ。

Antti Kokkonen(以下A):俺はギターをやっているんだけど、あとは喜びをみんなに分かち合いたいと思って活動しているんだ(笑)。

-あなた方は3rdアルバム『Destroy!』で遂に日本デビューを果たしますが、日本でリリースされることになった今の心境を教えて下さい。

全員:本当に嬉しくて仕方がないんだ!

W:俺は4歳の頃からニンジャが好きで、親にも“絶対日本に行くんだ!”って言い続けてたんだけど、26年経ってやっと来れて、そしてリリースもできて、本当に感動しているよ。最高の体験だね。

-今回初来日も実現し、バンドとしてはかなり順調なのではないでしょうか。バンドの今の状況はいかがですか?

J:この1年は本当にいい1年だったと思うよ。やりたかったことがやりたかった通りに順調に進んでいるっていうのが本当に驚きなんだ。今までも海外でやってみたいと思ってたら海外でもツアーが出来るようになったし、海外でもリリースできることになったし、これから先もいろんなスケジュールが決まっていて、素晴らしい1年になりそうだよ。子供の頃からの自分の夢が実現して、本当に感動しているんだ。

-海外ツアーを初めて行ったのはいつですか?

W:2003年が初めての海外だったんだけど、自分たちでブッキングしたから、オーストリアのバンドをフィンランドに呼んで、その代わりにオーストリアで俺らが演奏するっていう、そういう感じのツアーだったんだよね。だから、プロモーションの形で実現したのは今回が初めてだよ。

-前作『Inherit The Void』ではフィンランドのチャートで8位を獲得したと聞いています。これは商業的に成功したと言えるのではないでしょうか?

W:9位だね。そう、かなりの成功だね。

-前作での成功、そして今回の『Destroy!』リリースに至りましたが、これまでには様々なことがあったのではないでしょうか?

W:最初のアルバムはすっごく大変だったんだ。作曲も大変だったし、歌詞も大変だったし、全てが大変だった。俺はミキシングまで全てを手掛けたから、ずっとミキサーと一緒に暗いスタジオで作業をしていて、本当につらかった記憶があるよ。

A:あんまりポジティブな思い出じゃないんだ。みんな辛いことが多かったんだ。それを完成させてツアーをしたら、吹っ切れた感じがしたんだよね。それで凄く楽しく出来たから、自分たちは一つレベル・アップして前に進めたんだ。

J:次の作品を作るときは、既に過去につらいことがあったから、凄く楽に感じたね。プロデューサーを3人起用したんだけど、それも凄く良かった。複雑なように思えるけど、彼らの活動拠点3ヶ所それぞれでレコーディングをしたんだけど、凄く楽しい時間を過ごせたし、凄くお互いを信頼出来るようになったんだ。Williamiが自分のギター・パートをやって、Anttiも自分のギター・パートをやって、自分はヴォーカルで何をすればいいかが分かってる。そうして信頼できたことは凄く楽な部分だったと思うよ。そこから時間は掛かったかもしれないけど、今は凄くいい時期に来ていると思うよ。

W:Mikko Herranen (RUST)、Ville Sorvali (MOONSORROW)、Aksu Hanttu (ENTWINE) の3人がプロデューサーをやってくれたんだ。それをSPINEFARM RECORDSに言ったら、“本当にその3人に頼むの?大変なんじゃないか?”と言われたんだけど、実際には全然そんなことなくて、すごく楽だったんだ。

-『Destroy!』を聴きましたが、ラウドロック、ヘヴィ・メタル、デス・メタル、メタルコア、アコースティックなど様々な音楽性が絡み合い、独特なサウンドに仕上がっていますね。この音楽的な要素の幅広さは3人のプロデューサー体制も関係あるのでしょうか?

J:3人のプロデューサーの関連性はあんまりないかな。Mikkoにはアルバム全体のプロデュースをやってもらったんだけど、作曲についてはあまりタッチしなかったんだ。Ville は、プロデューサーというか、自分たちの気持ちを上げてくれて、メンタルな部分を凄くケアしてくれたんだ。Aksuは、ヴォーカルをメインにプロデュースしてくれた。Aksuはすごく厳しいんだ。以前、別のバンドのレコーディングの時に3行の凄く短い部分を24テイクもやらされて頭は痛くなるし、とても疲れてヘトヘトにさせられた。凄く大変で、二度とこの人とやりたくない!と思ったんだけど、録ったものを聴くとパーフェクトなんだ。自分の良さを引き出してくれるような人だし、今回のアルバムを完璧にしたかったから、彼の力が必要だと思って、自分からお願いしたんだ。