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INTERVIEW

PROFANE OMEN

2012.07.11UPDATE

2012年07月号掲載

PROFANE OMEN

Member:Jules Naveri (Vo) Williami Kurki (Gt) Antti Kokkonen (Gt&Vo)

Interviewer:米沢 彰

-ちょうど公開されたばかりの「Bound To Strive」のミュージック・ビデオを見ました。ライヴの映像を中心に編集された映像でしたが、そこでの機材や演奏の様子を見ていて、『Destroy!』でのあなた方のサウンドは“ロックからのメタルコアへのアプローチ”のように感じました。ご自身では今作のサウンドはどのようなアプローチを意識されましたか?

A:自分たちが長年掛けて作り出した音だから、敢えてサウンドを探そうとか、サウンドをこうしようとか、そういう風に考えないんだけどね。本当に自然なものなんだ。

W:メタル・バンドはスタジオの中と、ライヴの2つの要素があるんだ。スタジオの中ではディストーションを目いっぱい掛けても全然クリアなサウンドだけど、ライヴでそれをやっちゃうとまったく何をしているか分かんなくなるよね。だから出来るだけドライな感じで演奏することを心がけているよ。それでシャープな音になっているね。

A:ステージの上でヘッド・バンギングとかクレイジーなことをしているけど、それは作ったものではなく長年活動をして自然に身に付いたものだったりするね。

-いよいよFINLAND FEST 2012のステージが間近に迫りましたが、あなた方から見てFINLAND FESTっていうのはどういう位置付けなのでしょうか?

W:日本に来ることができたのは本当に嬉しかったんだ。俺たちの曲の一部で“自分たちの心臓は今まで以上に大きな音で鼓動している”っていう歌詞があるんだけど、本当にそれくらい興奮したんだ。ノルウェーにAMON AMARTHとツアーで行ったんだけど、豪華なバスに乗せてもらったんだけど本当に凄かったんだ。そこに乗ってても気分がいいのに、日本でのショーが決まったっていうの聞いて有頂天になったよ(笑)。何か悪いことがあっても、“日本に行けるからいいよ”って思えたんだ。自分たちが本当に良い方向に進んでいて、今は凄く嬉しいよ。先週、結婚式のパーティーに出たんだけど、そこでも“日本に行けるぞ!”って何回も言ってしまったよ。

-では、最後に日本のメタル・ファンへのメッセージをお願い致します。

W:まず、くよくよしない。いつも楽しいことを探してくれ!

A:日本に来ることができて最高に気分がいいよ。アルバムがもうすぐ出るから、これがもし心に響いてくれたら最高だな。

J:日本の人はみんな礼儀正しいし、世界中の凄くいい例になっていると思うよ。みんなが苦労している1つに福島の原発の問題があると思うけど、日本人はお金を人々のために使おうっていう姿勢があったり、日本はいい国だなと思っているよ。

W:日本についての旅行番組があって、来る前にそれを見たんだ。ヘッドフォンをしながら街を歩いて“ああ、テレビで見たあの場所だ!”って感動しちゃって(笑)。そういう風にしているといろんな気持ちが入ってきて、凄くいい気分になったんだ。例えばヘルシンキにいるとみんな暗くて、自分のことにしか関心がないみたいで、街を歩いているとみんなどんどんぶつかってきて恐怖さえ感じるんだけど、日本ではそういうことも全然なかった。渋谷では何千人も歩いてくるのに、みんなちゃんと避けてくれて、ぶつかってこないんだ。みんな譲り合ってて、親切心とか配慮が凄く身に染みてきた。本当に今日本にいて幸せだよ。

J:好きじゃないことに身を捧げるのではなく、頭を使って好きなことをやろう。それがアドバイスだ!