MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

BURIED IN VERONA

2012.07.18UPDATE

2012年07月号掲載

BURIED IN VERONA

Member:Brett Anderson (Vo)

Interviewer:出口 勇迅

BMTHらを彷彿とさせる激情ヴォーカリゼーションに、シンガロング必須のアッパー且つへヴィでアゲアゲなサウンドを兼ね備えるBURIED IN VERONAが3rdアルバム『Notorious』でついに日本に上陸を果たした!2008年『Circle The Dead』、2010年『Saturday Night Sever』の2作では同郷のPARKWAY DRIVEらの影響をモロに受けていると思われる直球のゴリゴリのメタルコア・サウンドであったが、今作では感情を擦り減らすかの如く絞り出される激情ヴォーカルに、哀愁さえをも感じさせる叙情的なギター・パートを盛り込み、さらに透き通るようなクリーン・パートも飛び出し、コントラストが際立った極上の美メロ・エモーショナル・サウンドへと深化を遂げた。そんなBIVのフロントマンであるBrett Andersonに話を伺った。

-3rdアルバム『Notorious』完成おめでとうございます!リリースを待つばかり、さらには日本でのリリースも決定しましたが、今の心境を教えていただけますか?

最高だね、俺たちの音楽が色んな国に広まることは凄く嬉しいよ。これで日本ツアーができるチャンスができればいいんだけどね。日本でプレイするのは俺たちがバンドを始めた時からの夢なんだ。

-どのような経緯で日本盤をリリースすることになったのでしょうか?

まず始めに俺達は自国のUNFDというレーベルに所属しているんだけど、俺たちが聞いている話では、UNFDとZESTONE RECORDSは連携し始めていて凄く良い関係みたいなんだ。ZESTONEからの俺たちのアルバムのリリースが決まったと聞いた時はみんな大はしゃぎだったよ。

-日本盤はZESTONE RECORDからのリリースとなりますが、ZESTONE RECORDSには海外でも活躍するCROSSFAITHというバンドが在籍しています。また、日本のラウドシーンは現在かなり盛り上がっているのですが、オーストラリアでも名前を耳にすることがある日本のバンドはいますか?

ZESTONE RECORDSと契約するまでは日本のバンドのことは全く知らなかったんだけど、今では日本のヘヴィ・ロック・シーンをチェックしてるよ。CROSSFAITHの名前はどこでも見るし、彼等は本当に最高のバンドだと思うよ。

-また、あなた方の前にはARCHITECTSの最新作がリリースされ、この後には同郷であるHOUSE VS. HURRICANEも同レーベルより日本盤をリリースするのですが、ご存知でしたか?

残念ながら俺はまだ会ったことはないんだ。でも絶対気が合う連中だし、いつか一緒にツアーしてみたいと思っているよ。ツアーはいつも新しい友達が増えるし、最高さ。

-“BURIED IN VERONA”というバンド名は直訳すると“ヴェローナに埋葬される”という意味になると思うのですが、“VERONA(ベローナ)”とは世界遺産にも登録されているイタリアの都市と関係あるのでしょうか?バンド名に込めた意味を教えて頂けますか?

ロミオとジュリエットという話からの引用だよ。VERONA(ベローナ)ってのはその話の舞台になっている場所で、最後に死んだ二人が埋葬される場所がVERONAなんだ。

-前作『Saturday Night Sever』と比較すると若干メタルコア、エレクトロ要素が減り全面的にハードコア要素が増しているように感じたのですが、自身で今作を振り返ってどう思われますか?

今回のレコーディングの目標は、自分たちが誇りに思えるものにすることだったんだ。お客さんと一体化できるような強い繋がりを持てるようなアルバムになったと思うよ。楽曲も歌詞も最高にエモーショナルなものになってよかったよ。俺たちにとってそれがすべてなんだ。

-今作では叙情的なギター・パートに激情ヴォーカルを乗せるパートがとても素晴らしいと感じました。叙情的なパートが増えていると感じたのですが、これは意識をしてのことでしょうか?

俺たちは自分たちがしたいことをしてるだけで、自然とこのスタイルになったんだ。特にスタイルは考えなかったけど、とにかく誰かにとって意味がある曲を書くことを意識してアルバムの制作をしたよ。

-また、ハードコア要素を強く感じるパートとメロディアスなパートの使い分けがハッキリとれており、良い意味でキャッチーになっていると感じました。これは作曲する上で意識したことでしょうか?

特に意識的にキャッチーにしたわけじゃないよ。展開にあったメロディを考えただけさ。でもキャッチーだと思ってくれるのは嬉しいよ。俺たちはみんなヤバいシンガロングがお気に入りだからね。