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INTERVIEW

NINE LASHES

2012.05.03UPDATE

2012年05月号掲載

NINE LASHES

Member:Jeremy Dunn (Vo)

Interviewer:ムラオカ

-へヴィな曲からバラードまで、どの曲も総じてメロディに強力なフックがありますね。あなたがたが曲を作る上で最も大事にしているのは、魅力あるメロディを生み出すことでしょうか?

ソングライティングに関して、これはTHOUSAND FOOT KRUTCHのTrevor McNevan Trevorと一緒に仕事をして身についたことでもあるし、経験して分かったことが1つある。ヴォーカリストとしては生意気な言い方かもしれないし、エゴイスト的な言い方だと思われるかもしれないけど、やっぱり楽曲はヴォーカルの良し悪しで決まるんだと思う。今まではリフから始まってメロディを合わせてたけど、今は自分が何となくハミングしていたメロディとか、頭に浮かんだアイディアから作ってたりするんだ。色々な作り方はあるけど、ヴォーカルが大事なのは分かっているんだ。もちろんヴォーカルだけでなく、リズム、サウンド、ヴォーカルが揃っていないといけないけどね。

-Track.3の「Get Back」はダンサブルで他の曲とカラーが違うなと思いましたが、プロデューサーのAaronも作曲にかかわ

っているのですね?この曲をAaronと共作することになった経緯を教えてください。

そうだね。Aaronのアイディアから始まったものなんだ。NINE LASHES とTrevorが一緒にロックに仕上げていった曲なんだ。ブリッジがなかったから、自分たちでそれを考えて付け加えたらもっと迫力があるものに仕上がったんだ。最初は他の曲と違い過ぎてどうなのかなって思ったけど、結局すごくいい感じに仕上がったので、「Get Back」を入れて良かったと思うよ。

-Aaronのプロデュース・ワークはこのアルバムに何をもたらしてくれましたか?

もう少しで曲が仕上がるってところで壁にブチ当たったりするんだけど、Aaronはそこから何をするべきかよく分かってくれていて、一緒に完成させてくれたんだ。ループを加えたり、リズムに深みを出したりもしてくれたよ。

-『World We View(僕たちが見る世界)』とは考えさせるアルバム・タイトルですね。あなたがたが見ている世界とはどのようなものでしょうか?

今までと同じように世の中を見ないようにすることが大事なんだ。説明しにくいけど、毎日自分に言い聞かせていることは、“自分なら出来る”ってことなんだ。よく人はどうしようとか、どうなるんだろうって悩んだりするよね。以前は僕もそうだったけど、今は成せば成るという態度で物事に接しているんだ。自分を疑ったりしないで制限ではなく、可能性を秘めていると思うようにしているんだ。

-最近、あなたがたのようなモダンロック・バンドだけでなく、AUGUST BURNS REDのようなメタルコア・バンドも含めてクリスチャン・ロック・シーンの勢いが素晴らしいと感じています。クリスチャン・ロック・シーンが今、ここまで受け入れられているのはなぜだと思いますか?

昔はクリスチャン・バンドって成功するために“僕たちはクリスチャン・バンドではなく、バンドをやっているクリスチャンなんだ”みたいなことを言っていたけど、今、世の中はもっと正直なものを求めているから、本当のことが言えるんだ。正直でいることが一番信憑性がある。クリスチャン・ロック・シーンにおいて、シーンに属しているバンドは人を喜ばせるスタンスということではなく、堂々と自分に信心があることをアピールしていると思う。

-ツアーなど今後の予定を教えてください。

SENT BY RAVENSとのツアーがもうすぐ始まるんだけど、アメリカの中西部なども回るよ。それからフェス・シーズンが始まるからフェスにも出演するよ。秋以降のツアーに関してはまだ未定なんだ。ぜひ日本にも行きたいな。

-最後に日本のロック・リスナーにメッセージをお願いします。

すぐに日本に行くので、待っていてね!僕は今日本に行きたくてたまらないんだ。