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INTERVIEW

DAZZLE VISION

2012.05.02UPDATE

2012年05月号掲載

DAZZLE VISION

Member:Maiko (Vo) John (Gt) Takuro (Ba) Haru (Dr)

Interviewer:インタビュアー:米沢 彰 原稿制作:ムラオカ

-動画には海外からのコメントも多いですね。以前にも海外のアニコンで大盛況だったあなたがたですので、海外での活動をもっと積極的に行っても面白いのではないかと思うのですが?

M:実は最近、海外からの取材でインタビューを受けたりすることが増えているんですけど、その度に最後に“是非DAZZLE VISIONを呼んで下さい!”と付け加えるようにしています。

H:最近海外からすごくいっぱいメッセージが来ますね。海外にコピー・バンドがいたりして、YouTubeで見てびっくりすることがあります。ブラジル、フランス、ドイツ、海外のコピー・バンドって昔からいますけど、みんな日本語で歌ってたりして(笑)。

M:どこで日本語の歌詞を知ったんだって言う(笑)。

-『SHOCKING LOUD VOICE』の新曲以外の既存曲はリ・レコーディングしたものでしょうか?

M:リミックス、リ・マスタリングをしています。ライヴ・バージョンのみ、リ・レコーディングしていて、私のヴォーカルは一発録りです。

-新曲となるTrack.1の「セカンド」は今までのDVの曲の中でも最も尖っている曲ですね。それでいてメロディもキャッチーで頭に残ります。この曲ができた過程を教えてください。

J:原曲は自分が作って、ドラムとかベースとか、メロディとかもある程度入れてみんなに聴かせて、そこからMaikoが歌いやすいように変えていって、最後にスタジオにみんなで入って詰めていくという流れです。バンドで合わせてみて、何か違うなってとこも出てきたりするので、それを直していきました。

H:Johnが持ってきた時にライヴで攻めれそうな曲だと思っていました。打ち込みは僕が全部やってるんですけど、ガンガン盛り上がるように、のれるように意識しました。

J:ライヴで盛り上がる曲ってある程度構成やリズムが単調な方が良いんですよね。あんまり変拍子とか入れると格好良くはできるんですけど、やっぱみんなのれないところが出てきちゃうので、構成とかサビを持ってくる位置は考えました。

M:サビはサビらしくないとイヤなんです。それは「セカンド」に限らず頭に残る、分かりやすいメロを意識して作っています。

-もう一曲の新曲「Take my hand」はどういうことを意識して作りましたか?

Takuro(以下T):今までと違う感じにしたかったんで……。いつもPVみたいのを意識して、こういう曲にしたいなぁというのはイメージしながらやってるんですけど、何でしょうね。何も考えてないです、正直。

H:Takuroは天才肌なんです。全部感性で行っちゃうんで(笑)。

T:……助けて下さい(笑)

一同:(笑)

J:多分、常に全開なんです。過去と比べてどうこうというのもなくて、今好きなこと、今格好良いものを求めている、そういうことなんだと思います。

H:で、メンバーに渡せばバンドの曲になるっていう……。

T:そういうことです(笑)。

一同:(笑)

H:曲はものすげぇ格好良いんですけど、後ろの打ち込みがグチャグチャでどうなっているか分からなかったり、変拍子になっていたり。感性一発で作ってるんですよね。

T:え?そう?

H:ほら、半拍ズレてたりしたじゃん。

T:そういうのはほら、俺の仕事じゃないから。

一同:(笑)

T:結局スタジオでそういうのは合わせていくのが全てなんで。

M:なんだかんだ言ってTakuroはロマンチストなんだと思います。いつも作ってくる曲が雰囲気モノなんですよ。色んな情景が浮かぶような、そして切なくて、聴いてるだけで哀しくなるような曲なんです。

-“渋谷の真ん中でデス・ヴォイスを叫ぶ!”的な企画が渋谷109特設スタジオで行われたそうですが、これはどういったものだったのでしょうか?

M:BARKSと第一興商の企画で、カラオケの『DAM★とも』でデス・ヴォイスのキングとクイーンを決めるっていう内容だったんですが、デス・ヴォイス・ヒロインとしてコメントさせてもらうことになったんです。コンテストは2回行われて、あまりに好評だったので、“勝手にデスボイス・コンテスト3D”として109前でやりたい人を募ってイベントが実現しました。最後は私たちが1曲演奏させていただいたりして、もう人が溢れて大変でした。

J:流石にドラムレスでしたが。

M:真冬の寒い中では、声って出にくいんだなって思いました。

H:イベントはモッシュが起きたりして超盛り上がっていましたけど(笑)。

-ちょっと踏み込んでしまいますが、TakuroさんとMaikoさんは実の兄妹ということですが、兄弟で同じバンドに在籍していてプラス名部分とマイナスの部分を教えてください。

T:雰囲気で分かってくれて、あんまり詳しく言わなくても“そういう感じね!”と分かってくれるのが良いですね。

M:仲が良過ぎるから、本当に直して欲しいところを伝えてもそこまで深く受け止めてくれなかったりするんですね。もし、そこまで仲が良くなかったら“あ、ヤベ!”って思うことが“あぁ、分かったー”って程度にしか思ってもらえなかったり……。

J:滅茶苦茶それありますね。俺から見るとそれよくあります。

M:そういう時はすごく切ないんですが、でも兄妹じゃなくてもそういうことはあると思うので。

H:でも、妹に言われたらイラっとすることもあるよね。

T:それはあるね。

一同:(笑)

H:でもそれはしょうがないよね。兄妹だもん。