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INTERVIEW

MUNICIPAL WASTE

2012.04.12UPDATE

2012年04月号掲載

MUNICIPAL WASTE

Member:Tony Foresta (Vo)

Interviewer:ムラオカ Translator: Yuga

-またどういった経緯で参加してもらえることになったのかも教えてもらえますでしょうか?

丁寧にお願いしたんだよ(笑)!彼らのほとんどは個人的なレベルで前から知っていてね。Timはリットモンド出身で前から友達だし、DaveはRELAPSEの頃からZOMBIのメンバーを良く知っていたんだ。たぶんJohnが一番関係が薄かった人だけど、俺たちはすごい彼の大ファンだったからこのレコードでゲストにきて欲しかったんだ。彼に電話したときはすごく緊張したよ(笑)。彼は前に一緒にプレイしたことを覚えていてくれて、アルバムに参加することを喜んでくれたんだ。俺たちにとってはすごく名誉のあることだよ!俺たちはNUCLEAR ASSAULTが大好きなんだ。

-『The Fatal Feast』(死を招く祝宴)というタイトルにはどういった意味が込められているのでしょうか?

これはこのアルバムの1つの曲の名前だよ。この曲は、共食い宇宙旅行の話なんだ。乗組員がキャプテンにうんざりして、キャプテンを食べちゃうんだよ!

-またどのような歌詞の内容なのでしょうか? 2~3曲ピックアップして解説していただけませんでしょうか?

このアルバムには17曲あってそれぞれ違ったことを歌っているよ。例えば「12 Step Program」という曲は酒を飲むことについてで、「The Barfer」も酒を飲むことについてだよ(笑)(俺たちは飲むのが好きなんだ)。「Repossession」という曲は、俺たちをレポメンとして雇って君たちの敵をやっつけて、盗まれたものを取り返す話さ。あ、あと1つ日本であった本当の犯罪についての「The Monster With 21 Faces」という曲を書いたよ。聞いたことあるかな?すごく面白い話だと思ったんだ。

-PVは制作中でしょうか?もし制作中でしたらどのようなものになるか教えてください。

2つくらい作っているよ。1つは宇宙のテーマなんだ!すごくワクワクしているよ。もう1つの方は秘密だから教えられないよ(笑)!

-今作のジャケットも下品でどこかポップで最高ですね!前作はMISFITSのアルバム『Earth AD』とNAPALM DEATHのアルバム『Scum』を合わせた様なイメージでと依頼したそうですが、今作はどのような依頼をしたのでしょうか?

ありがとう。気に入ってくれてうれしいよ。今作では、クラシック・ホラー映画のポスターと俺たち自身のアートを合わせてみたかったんだ。別の誰かの雰囲気なんかはいらないと考えていたんだよ。彼が作ってくれた今回のアートワークはすごく気に入っているよ。

-2作続けてZeussがプロデュースを担当していましたが、今作はどなたがプロデュースを行ったのでしょうか?またその方に頼んだ理由を教えてください。

これは俺たち自身でプロデュースしたよ。俺たちはこのレコードがどう聴こえて欲しいのか完璧に分かっていたから、誰かに金を払ってどう聴こえるべきか教えてもらうのは無駄だって思ったんだ。だからちょっと友達のエンジニアに頼んで俺たちのしたいようにさせてもらったよ。そうすることで金の節約にもなるし、もっとたくさんの時間を割けるようになったんだ。俺たちにしてはすごく良いアイデアだったと思うよ。

-16曲目の「Residental Disaster」は唯一4分ある曲だと思って聴くと、2:44で曲は終わり、最後の1秒で最短の隠しトラックが入っていますね。これはどなたのアイデアですか?

隠しトラック!?!?何のことを言っているのか分からないな、次の質問(笑)!!

-アルバム・リリースする度に洗練されアグレッションを失っていくバンドも多くいます。あなたがたがアグレッションを失わないのはなぜでしょうか?

分かんないな。たぶんファンのみんなをがっかりさせたくないっていうプレッシャーかな。遅い音楽をやるバンドではプレイしたくないからさ。それは俺の好きな音楽のジャンルではないよ。そういう音楽を聴くのは好きだけれど、演奏するのは好きじゃないんだ。ただ俺たちは速い曲を書く方に才能があるんだって思うよ。だから俺が速くフレッシュで面白い音楽を演奏できる限りそれを続けるよ。死ぬまでね!

-あなたがたは“ビール+ゾンビ+パーティー+スラッシュ・メタル”が最も似合うバンドだと思うのですが、あなたがたより似合うバンドがいたら教えてください。

他にも少しいたけど、みんなぶっ壊してやったよ(笑)!いやでも、みんなTANKARDはチェックした方がいいよ。彼らが創始者だからね!認めるべき功績は認めなきゃね。

-リヴァイバル・スラッシュ・メタルと言われたあなた方ですが、REVOKERなどもっと若いスラッシュ・メタル・バンドが次々とデビューし、中堅バンドに成長してきましたね。そうやってバンドの立ち位置が変わってきましたが、そういった意識はありますか?

それって俺たちが歳取って来たって意味(笑)?分かんないな。そういうことに注意を向けたことはあんまりないから。気にしたこともないよ。ただ俺は曲を書いて、ファンのためにツアーしたいだけだよ。最近たくさんの素晴らしいバンドがどんどん出て来ていることには気付いているし、とても良いことだと思う。僕たちが11年前に始めた頃はメタルは社会で全く認められない立ち位置にいたから、力が戻って来たと思うと嬉しいよ。