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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

MUNICIPAL WASTE

2009.10.13UPDATE

2009年10月号掲載

MUNICIPAL WASTE

Member:Dave Witte(Dr)

Interviewer:ムラオカ

-まずは激ロック(gekirock.com)として始めてのインタビューとなりますのでバンド結成から今に至るまでを教えてください。

ハロー!!MUNICIPAL WASTEでドラムを叩いているDaveだよ。バンドはRyan Wasteによって2001年に結成され、2004年後半にLand Philと僕が加入する前に『Waste Em All』というアルバムを1枚リリースしていると思う。僕が加入する前に、ドラムには2人の前任者がいて、1人はBrendan Trache、もう一人はBrandon Ferrell、そしてベースはPhilの前に1人の前任者Andy Harrisがいるよ。Philと僕がバンドに加入してからは、3枚のアルバム(Hazardous Mutation、The Art of Partying、Massive Aggressive)をEarache Recordsからリリースしているよ。ツアーは途切れることなくやっているね。実はこのインタビューも次のライヴのために移動中のフランスの電話から受けているんだよ。

-MUNICIPAL WASTE(一般廃棄物)とはまたインパクトのあるバンド名ですが、このバンド名に至った経緯を教えてください。

Ryanが思いついたんだ。街の廃棄物みたいな意味なんだよ。僕達の音楽を表現するにはちょうどいい名前だと思うよ。きっとライアンは、目の前を通り過ぎるゴミ収集車の車体に「MUNICIPAL WASTE」と大きく書かれているのを見て、それに気を取られてしまったんだと思う。それでバンドをそう呼ぶようにしたんだと思うよ。

-『Massive Aggressive』リリースおめでとうございます。
今作もスピーディー且つ切れ味鋭いリフ満載で非常に爽快なアルバムですね。 アルバムを完成させた今の気持ちを教えてください。

ありがとう。僕達はこのアルバムをとても誇らしく思っているよ。今までで一番良く出来たアルバムだと思うよ。作曲能力も上がったし、プレイヤーとしても、バンドとしても、成長しているのが表れているよ。経験を積んできて、お互いのこともよりよく分ってきて、そういうことがバンドにも反映しているんだね。

-今作で特に拘った点がありましたら教えてください。

うん、イメージしている音に創り上げる為に、全ての曲を何回も皆でデモとして試作したよ。そこに到達する為に、何を避けるべきかもよく分っていたよ。それは超大切なことなんだ。スタジオに入る前に、リハーサルも何回も重ねて、全ては用意周到に迅速に、そして問題なく進んでいったよ。

-前作に続き、Zeussによるプロデュースですが、Zeussというとハードコア・バンドのプロデューサーというイメージが強いですが彼を起用している理由を教えてください。

Zeussはとても才能のあるプロデューサーだし、なにより、僕達の音を気に入ってくれているんだ。音楽性を理解してくれ、大好きでいてくれるからね。とても仲良くしているよ。実は、彼の方からレコーディングの話を持ちかけてきたんだ。嬉しかったね。ドラマーの僕にとっては、気持ちよく一緒に働ける人だったよ。結果、ドラムのレコーディングはたったの一日半で終わったんだ。

-リバイバル・スラッシュ・メタルというとサウンドも当時のプロダクション風にわざとチープにするバンドもいますが、あなたがたはシンプルではありますが、ダイナミックですね?当時のサウンドを再現するだけではなく現代的なプロダクションでより強力なサウンドに生まれ変わっていると思うのですがいかがでしょうか?

僕達は当時のスタイルが好きだし、影響も受けているけれど、僕達のサウンドは僕達にしか創れない音になっているはずだよ。色んなサウンドが既に世の中に存在するし、同じ様なサウンドも沢山存在する。僕達は自分達の音楽を愛しているし、大切にしている。だから、全力で良いサウンドを創っていきたいと思っているよ。時間が経つにつれ、僕達の音楽も試されていくんだろうけど、スラッシュを台無しにすることなく進化させ続けたいね。

-ニュー・アルバムに収録されている「Wrong Answer」のPVを見させていただきました。
地上波などでは絶対流れなさそうなショッキングなPVですが、PVのアイデアはメンバーが考えたのでしょうか?

Tony Foresta(Vo)がコンセプトを考えついたんだ。僕達は、とても面白いと思ったよ。歌詞は究極のゲーム・ショーについて書かれていてね、映画『バトルランナー』に影響を受けているんだよ。とても面白い経験だったよ。プロデューサーのデイヴ・ブロドスキーと仕事をするのは本当に楽しかったよ。素晴らしいプロデューサーだよ!

-アルバム・ジャケットは前作に続いてバンド名に負けず劣らずな素晴らしく低俗な感じで最高ですね! メンバーからイラストレーターにデザインの細かい希望は出しているのでしょうか?

アンドレイにはMISFITSのアルバム『Earth AD』とNapalm Deathのアルバム『Scum』を合わせた様なイメージでと依頼したんだ。彼は申し分なくそのイメージを創り上げてくれてね、僕達のサウンドにもアルバム・タイトルにもぴったりだよ。バンドの僕達が振り返ることなく、音楽隊としてアグレッシヴに前進していくのみ、といった感じかな。