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INTERVIEW

I SEE STARS

2012.04.14UPDATE

2012年04月号掲載

I SEE STARS

Member:Devin Oliver (Dr)

Interviewer:MAY-E Translator: Yuga

-ASKING ALEXANDRIAは、イギリスのバンドながらアメリカでもブレイクを果たしていますが、彼らの成功をアメリカのバンドはどう捉えているのでしょうか?

大部分の人はとても良い意見を持っているんじゃないかな。彼らのライフスタイルを尊敬していて、彼らの音楽も好きだと思う。ただし、どんなバンドにいようとも嫌う人は必ずいるものだよ。

-「Electric Forest」にはHEY MONDAYのCassadee Popesをゲスト・ヴォーカルに迎えていますね。彼女を迎えた経緯を教えてください。

彼女は、VERSE EMERGEのSierraやWE ARE THE IN CROWDのTay Jardineなどのたくさんチョイスしていたうちの一人だったんだ。彼女がゲスト・ヴォーカルをやりたいと言ってくれてすごく嬉しかったよ!本当によくやってくれたよ!!この曲は彼女なしではできなかったね!

-アルバムのラストを飾る「Filth Friends Unite」は今作の中で最も多くの音楽的要素と展開をみせる、パンチの効いた1曲ですね。アルバムを代表してこの曲の解説をお願いします。

この曲は僕たちの国で起こっている真実の出来事をベースに書かれているんだ。破滅と嘘の山。人権の剥奪。人類とテクノロジーの戦いと、インターネットや携帯電話への極度の依存。メッセージは強くてシリアスな内容だよ。だけど音楽は楽しいでしょ!

-プロデューサーにJoey Sturgisを迎えていますが、彼は今作にどのように貢献してくれましたか?

彼と仕事をする人たちは普通、彼がアルバムを書いてくれることを期待して彼と制作をするんだ。でも僕たちは完成した12曲を持って彼のところに行ったのさ。そうすることで、彼に更に細かいことに集中する機会を与えられるし、本来のプロデューサーの役目を果たせるからね。彼は、僕たちがI SEE STARSらしくいられることを最優先してやらせてくれた。それが最終的にこのアルバム制作をとても良く手助けしたと思うよ。

-『Digital Renegade』にはどのようなメッセージが込められているのでしょうか。

このアルバムの曲それぞれに、数々のメッセージが込められているんだ。「Endless Sky」や「NZT48」、「Digital Renegade」などのたくさんの曲はとても政治的で、僕たちのファンを自分の信じるもののために立ち上がるよう促すような曲なんだ。アメリカでは今とても大変な事態になっていて、ファンのみんなに自分の現状に対して意識を持ってもらうよう伝えることはとても重要なんだよ。他の「Mystery Wall」「Underneath Every Smile」「iBelieve」やその他の曲は、人々の苦労や苦しみ、そして誰もが自分に当てはめられるような経験について書いているんだ。このアルバム自体がとてもたくさんの意味を持っているんだよ。これをどうにかして説明しろと言われたら、このアルバムは人生についてのメッセージが込められているとしか言えないな。

-どの曲にも共通して言えることですが、Aメロ、Bメロ、サビで曲の表情/雰囲気がガラっと変わりますよね。曲作りはどのように進められているのでしょうか。また、そのプロセスは今作と過去2作で変化はありましたか?

今作ではプリプロダクションをたくさんやったんだ。スタジオに入る前にたくさんのデモをレコーディングしたり、プロデュースしたんだよ。ほとんどの曲は30秒くらいのアイディアからスタートしたんだ。時には、例えば僕のアイデアと他のメンバーのアイディアが完璧にフィットしたことなんかがあったりしてね。今作にはみんなのアイディアが詰め込まれているよ。

-サウンドにこれだけデジタル色が強いと、ヴォーカル・メロディもヴォコーダーで過剰に加工してしまいがちですが、I SEE STARSの場合はそうではないですよね。バンドの強みのひとつに“メロディの強さ”があると思うのですが、やはりヴォーカル・メロディを引き立てるためでしょうか?

確かにヴォーカル・メロディにはたくさんの時間を費やしたよ。1ヶ月半の間音楽を作っていたところでツアーに出たから、その後1ヶ月はその音楽は僕たちの頭の中で漬け置きしてあってさ。それがたくさんの素晴らしいアイディアを生み出したんだ。ヴォーカルに曲を引っ張って行ってもらいたい時もたくさんあったし、音楽がメインの焦点になってほしいときももちろんたくさんあったんだ。

-今作『Digital Renegade』は、お世辞抜きにかっこいいアルバムだと思いました。あなた方自身も手応えを感じていると思いますが、既にリリースされている本国のファンからどのようなリアクションが寄せられていますか?

リアクションは凄まじいよ。今やっているツアーは初めての『Digital Renegade』のためのツアーなんだけれど、シングル曲「Filth Friends Unite」をリリースした後のヘッドライン・ショウは、そのシングルのリリースのおかげか素晴らしいものだったんだ。あれ以上に圧倒される経験はもうできないってくらいね。