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INTERVIEW

NEROARGENTO

2011.10.01UPDATE

2011年10月号掲載

NEROARGENTO

Member:Alessio Nero Argento

Interviewer:ムラオカ  Translator : Yuga

-激ロック(https://gekirock.com)です。初めてのインタビューとなりますが宜しくお願いします。

みんなこんにちは。こちらこそインタビューに答えられて嬉しいよ。

-1stアルバム『Three Hours Of Sun』完成リリースおめでとうございます。完成した今の心境を教えてください。

そうだね、とても長い時間がかかってしまったけれど、僕はとてもこの作品を誇りに思っているよ。楽曲制作もプロデュースも僕1人でやったから、いろいろ難しかったんだ。だけど結局とても素晴らしいアルバムに仕上がったし、僕の音楽にマッチしたチームで作ることができたから、そういう意味で後悔していることは何ひとつないよ。

-このアルバムはイタリアではCELLDWELLERのKlaytonが経営するレーベルからリリースされているようですが、Klaytonとはどのようにして知り合い、契約するに至ったのでしょうか?

FiXTは素晴らしいレーベルで、同じく素晴らしいチームだよ。最初は流通の契約を結んだんだけど、思ったより物事がうまく進んで、別のプロジェクトでもコラボレートするようになったんだ。例えば“Trust”というリミックス・コンテストや、『The Self-Control Juice』というFiXTのスペシャルなインストルメンタルのディスクとかね。最初にホームメイドの「Trust」のビデオをネット上にアップした時、『Self-Control Juice Manifesto』の流通のために誰かとコンタクトを取りたいと思ったんだ。僕は16歳の時からKlaytonの音楽を聴いていたということもあって、FiXTは、リリースしたいと思った最初のレーベルの1つだったんだ。FiXTは、僕の短い自己紹介とビデオへのリンクを貼ったメールを送ったら、丁寧に返事をくれたよ。スタッフのみんなは素晴らしくて親切な人ばかりで、特にマネージャーのJames Rhodesは、僕がクレイジーなプロジェクトを持ち出しても今まで一度も僕がクレイジーだとは言ったことがないんだ(もしかしたら心の中では思っているかもしれないけれどね(笑))。そしていつも“やろうぜ!”って言ってくれる。それって一緒に働く上で素晴らしいことだと思うし、すごく満足しているよ。

-日本のジブリ・アニメのカヴァーをするプロジェクト“IMAGINARY FLYING MACHINES”に参加していましたが、この作品は日本で爆発的にヒットしました。あなたもキーボードで参加したりとプロジェクトに関わっているようですが、どのように関わっていたか詳しく教えてください。

そうだな、キー・アレンジや、「Nausicaa Requiem」という曲を書いてレコーディングをしたんだ。このプロジェクトにはプロデューサーのEttore Rigottiを通して参加したんだけど、彼は僕を信用してくれるし、もちろん僕も彼を信用している。とても良い友達だったから、このプロジェクトの初日から一緒に仕事をするようになったんだ。本当に本当に素晴らしいプロジェクトだったよ。

-あなた自身思い入れのあるジブリ・アニメはありますか?

僕は小さいころからジブリのアニメを全部知っていたし好きだったんだ。だから選べないよ。

-日本のサブカルチャーには興味はありますか?

もちろんだよ。僕はリサーチすることが大好きだし、どんな方法を使ってもポピュラーなものを常に探し続けたいと思っているよ。
僕は日本の人々がすごく好きなんだ。日本は僕の世界の中でもとても重要な場所に位置していて、僕の音楽に対してもすごく大切な存在なんだ。まだ日本を訪れたことはないけれど、彼らの習慣や動きや生き方がすごく好きだよ。早く行けたらいいなと思っているけどね、僕の音楽を運ぶためだったり。だから僕は日本のサブカルチャーにはとても興味があるんだ。

-あなたはマルチ・プレイヤーということでヴォーカルからギター、ドラム、キーボードまで何でもこなすようですが、資料を拝見するとNEROARGENTOはバンドであると書いてあります。あなた自身はNEROARGENTOでは何のパートを担当しているのでしょうか?

このアルバムでは全ての楽器を演奏しているよ。アレンジメントからヴォーカルまで。ライヴでは歌って2本目のギターを演奏するよ。

-また他のメンバーを紹介してもらえますか?

僕のライヴ・バンドはすごくインパクトのある素晴らしいミュージシャンたちだよ。今のところは名前は言えないけれど、でもリード・ギターは美しい女の子で、Travis Barkerスタイルのドラマーに、他のバンドのベーシストと、あとは僕の妹のSaharaが一緒に歌うんだ。

-レコーディング、プロデュースをもご自身で手掛けているそうですね。あなたは自分で何でもやらないと気が済まない完璧主義格な性格でしょうか?

その通りだよ。例えば僕がギターのスペシャル・アレンジメントに手こずってる時なんかに、僕の友達はたまに言うんだ、“一体お前は何を目指しているんだ?これはもう完璧だよ、何がいけないのか分からないな”ってね。そういった小さな違いでも、プロフェッショナルなアルバムを作り出すのに不可欠だと思っているよ(まあ僕の音楽がそういうタイプのものかどうかは分からないけれどね(笑))。