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INTERVIEW

THE DOWNTOWN FICTION

2011.09.24UPDATE

THE DOWNTOWN FICTION

Member:Cameron Leahy (Vo&Gt) David Pavluk((Ba&Vo) Eric Jones (Dr) Charles "Wes" Dimond(Gt)

Interviewer:MAY-E

-そうですか。でも、バンドのことを理解してくれているでしょうから仕事はやりやすいでしょう?

C:そうだね。マネージャーとしての仕事をする中で昔ミュージシャンだったという経歴は、彼にとって助けになっているみたいだしね。

-Cameronは60年代や70年代の音楽からインスピレーションを受けたと前回のインタビューで仰っていましたが、メンバー皆さんのバックグラウンドは?

Eric Jones(以下E):僕はインディー・ロックが好きなんだ。インディー・ロック以外だと、アコースティックの曲が好きだね。

W:僕はカントリー、R&B、ロックと色々聞くよ。最も影響を受けたといえば、60年代から70年代のロック。AC/DCやBAD COMPANYとかだね。最近のロック・バンドでも、FOO FIGHTERSやTHE STROKESなんかはよく聞いているよ。

D:僕も色々な音楽をかじっているけれど、一番影響を受けたのは90年代から00年初頭のポップ・パンクさ。THE STARTING LINEとTHE EARLY NOVEMBERが、一番影響を受けたバンドだと言えるよ。

-なるほど。皆さん、それぞれにバックグラウンドが異なるんですね。

C:そう、みんな違うんだよ。

-バックグラウンドがこれだけ様々だと、曲作りが難航したりしませんか?

C:曲作りのプロセスは割とシンプルだよ。僕が自宅で曲のベースを作って、スタジオで皆でアレンジを加えていくんだ。曲には、僕個人のパーソナルな感情を盛り込んでいるよ。僕の自伝的な内容だと言えるね。『Let’s Be Animals』に関しては、誰しもが一度は経験しているであろう孤独や迷いについて歌っているんだ。

-なるほど。『Let’s Be Animals』は“人間関係や仕事の悩みなんかで複雑な人間は、時に動物のシンプルな生き方を羨ましく思う”ということがアルバムのテーマになっているそうですね。

C:その通り。

-パーソナルな質問になってしまうんですけど、このようなテーマにしようと思った特別な経験があったということでしょうか?

C:付き合っていた彼女との別れもそのきっかけになったと言えるよ。だけど、そればかりではないよ。10代の頃って他の何かを失うというより、自分自身のアイデンティティーを見失ってしまうことって一度はあると思うんだ。そんな風に感じている人が、このアルバムを聴いて答えを見つけてくれたら嬉しいよ。

-そうですね。アルバムを聞いた10代のキッズからポジティヴなメッセージが沢山届いていると思いますが、いかがですか?

D:そうだね。ファンの子から“共感した”という意見をたくさんもらっているよ。それって、とても嬉しいことだよね。自分が10代の頃にも、好きなバンドに共感して助けてもらってことがあったからさ。

W:ある意味、セラピストのような役割だよね。僕らがそういうバンドになれたらすごく嬉しいな。

-ファンに共感してもらえるって、とても素敵なことですよね。今後、THE DOWNTOWN FICTIONを通じてどんなメッセージを発信していきたいでしょうか?

C:今後のテーマを予測するのは難しいな。なんたって、僕はパーソナルなことを曲にしているから、僕にこれから何が起こるか分からないからね。ただ、バンドの良いところってファンと一緒に成長していけることだと思うんだ。このバンドもまだまだ成長していけると思うし、ファンのみんなと一緒に成長していきたいと思っているよ。

-THE DOWNTOWN FICTIONはドラム、ギター、ベースというシンプルなバンド編成ですが、近年のロック・シーンにはエレクトロを取り入れたミュージシャンが多くなってきましたよね。そういう音楽シーンの傾向に何か思うことはありますか?

C:この時代のロック・バンドって、それだけで音楽シーンに抗っていると思う。TOP 40を占める曲は、そのほとんどがビートが効いた曲だし。そういうエレクトロ・シーンに影響を受けた人たちも確かにいると思うんだ。だけど、僕らは周りに流されずに、自分たちのやりたいことを信念にやっているバンドさ。エレクトロの曲にも好きなものはあるけれど、自分たちのサウンドではないと思う。自分の信念を持っているバンドは、ずっと変わらない音楽をやっているし、僕らもそうありたいんだ。でもね、これほどオートチューンが流行している中で、僕らの楽曲「I Just Wanna Run」がラジオで流れたことは、その時点ですでに大きな勝利を掴んでいると思っているよ。いつかまた、昔のようにロックが流行する時代がきてくれることを望んでいるし、そうなったときに僕らもバンドをやっていたいと願っているよ。