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INTERVIEW

CASH CASH

2011.05.10UPDATE

2011年05月号掲載

CASH CASH

メンバー:Jean Paul Makhlouf (Vo)

インタビュアー:MAY-E

-前作『Take It To The Floor』をリリースするなり世界的な注目を浴びるバンドになりましたね。これまでの約2年半を振り返ってみて、いかがですか?

うん、『Take It To The Floor』の反応は驚くべきものだったよ! CASH CASHでの初めてのフル・アルバムだったんだけど、世界は僕らの音楽に対してすごく前向きな反応をしてくれたと思うんだ。アルバムをリリースしてからはすぐに、ノンストップでツアーに出たよ。METRO STATION、COBRA STARSHIP、FOREVER THE SICKEST KIDS、WE THE KINGSらといった沢山のバンドとツアーをして、ワープト・ツアーはもちろん、BamboozleやSlam Dunkなんかの大きなフェスにも出演してきたんだから。さらに僕らは幸運な事にブラジルやUK、カナダなんかの国でもライヴをする機会にも恵まれたんだ。海外の人たちが自分達の曲を歌ってるのを聴けるっていうのは、すごく貴重で価値のある事だと思うんだよね。

-そうですね。新作『Love Or Lust』のリリースおめでとうございます。『Take It To The Floor』から更なる成長が感じられる素晴らしい作品になりましたね。手応えも感じているでしょう?

ありがとう!もちろんこの2年半で、僕らはバンドとしても人間的にもすごく成長出来たと思う。それを音楽に表す事も出来たと思っているよ。今作では、前作よりもビートを生かしたパンチのあるアルバムにしようと考えていたんだ。今までのCASH CASHでありつつ、皆がどういう音をこのアルバムに求めてるのかってことにすごく拘ったんだ。アルバムの仕上がりにはとても満足してるし、ファンのみんなも今回のアルバムでは前の曲に比べてより激しくダンスしてくれると思うよ!

-昨年Universal Republicを離れましたが、インディーに戻ったのはなぜでしょうか。

Universal Republicとはだいたい3年くらい一緒に働いてきて、2つのEPと1つのフル・アルバムをリリースしたんだ。すごくいい経験になったと思う。今回、僕らはその契約期間が終了して、ちょうどいいタイミングだからレーベルを離れようと思ったんだ。僕らはもともとDIYバンドであろうと考えていたし、このタイミングでレーベルを離れて、自分達だけで活動することは、すごく理にかなってることだったんだよね。もともと僕らは自分達のスタジオで、自らをプロデュースして、レコーディングをして、ミックスしてきたんだけど、今やレーベルのサポートなしで生き残っていける数少ないバンドのひとつになったと思うんだ。だから、僕らは次のステップに進んで、自分達の"Digital Heat Beat Music USA"っていうレーベルのもとで活動しようと決めたんだ。日本のTwilight Recordsと協力してね。

-なるほど。では、今作もプロダクションにはどなたも迎えていないんですね?

そう。僕らはチームだから、レコーディングもミックスもマスタリングも、全て僕たち自身で行ったんだ。もちろん、僕らのスタジオでね。

-では、今作『Love Or Lust』のコンセプトやテーマを教えてください。

今回のアルバムでは、愛、憎しみ、欲望、執念について歌っているんだけど、考え方を変えてみると、僕はこれらのことは全てが繋がっていて、そしてうまく成り立っているんじゃないかと思ったんだ。全てのことがうまく節度も持って保たれているってね。これらの中の一つに思いが集中しすぎると、関係をこじらせてしまったり、君をおかしなことにさせてしまうこともあるってことさ。ひとつでも気持ちが弱まってしまっても、きっと同じことになってしまうと思う。僕らは憎しみの気持ちなくして人を愛することはできないと思うし、恋に落ちていく中で、相手に夢中になることの意味やありがたみを知るべきだと思うんだ。嫉妬のない愛や疑うことの少ない愛だったら、きっと生きた心地がしないと思うよ。この『Love Or Lust』は、僕がこの数年間で自分自身の人生の中で探してきた様々な感情とそのバランス、そしてそれに対して自分自身が定義したことに関する曲のコレクションってところかな。

-そうでしたか。ポップでカラフル、そしてアンセミックなナンバーばかりですが、具体的にどんなサウンドを目指して制作したのでしょうか。

今回のアルバムではキャッチーなサビはもちろん、ユニークなサウンドを意識したよ。ギターの音を少なめにして、より多くのシンセ/キーボードの音をふんだんに取り入れたんだ。前のアルバムにはないエネルギーが今回のアルバムには盛り込まれているんだよ!アルバムの全てが聴き所になっていると思う。THE BEATLESの『Abbey Road』のように皆を連れて行ったりはしないけど(笑)、それでも、簡単な音の旅に連れていってあげられると思うんだ。皆があまりあれこれ考えなくてもいいように、ただこのCDを長旅の車の中ででもかけたりして、どこに連れて行ってくれるのか試してみたら面白いかもね!僕のお気に入りの曲は「Sexin' On The Dance Floor」、「Obsessed」、「I Have One Regret」だよ!みんなに聴いて欲しいな。

-アルバム・タイトルもそうですが、「Victim Of Love」「Wasted Love」など恋愛をテーマにした曲が多いですね。これらは実体験を元に書かれているのですか?また、どんな恋の話が歌われているのでしょうか。

そう、これらの曲は僕らの実体験を元に書いたものだよ。この数年間のツアー中の経験から、僕は本当にたくさんのことを学んだ。これらの経験が、僕を成熟した大人にしてくれたのさ。愛と憎しみを経験してきた一方で、そうでないこともたくさん経験してきたけれど、それらが今の僕を自立した人間にしてくれたんだ。そして、人生において僕が本当に欲しいものを気づかせてくれたんだよ。