INTERVIEW
THE PRETTY RECKLESS
2011.03.04UPDATE
2011年03月号掲載
Member:Taylor Momsen(Vo)
Interviewer:新谷 洋子
-あなたはバンドの中では最年少だけど、4人の関係は?
どうかしら。4人とも本当に仲良しの友達よ(笑)。4人一緒にいると、ものすごくおかしいわ。みんなすごく皮肉っぽくて、ジョークばかり言い合っているし。
-リリシストとして一番重視していることは?
何かしら主張を持つことだと思う。そして、出来るだけ正直に綴ることね。『Light Me Up』はものすごく誠実なアルバムだと思うし、曲の中で自分を偽ってはいけないわ。私のゴールは可能な限り正直であることと、何らかの主張を含ませてそれを伝えること。目的意識を持って書くの。
-曲を書いたり音楽をプレイすることの目的は、セラピー代わりだったりメッセージを伝えるためだったり、人によって違うけど、あなたの場合は?
私の場合はかなり幼い頃に曲を作り始めたんだけど、私にとってソング・ライティングは自己表現の手段であり、可能な限り自分の心に誠実に綴ることで、前に進む力を得て、正気を保ってきたんだと思う。だから音楽はものすごくパーソナルなものだし、私が書く曲も少なくとも自分にとってはものすごくパーソナルだし、自分が知っていることからインスピレーションを得ているわ。
-じゃあ恋愛の曲も実体験をもとにしている?
ええ、私自身が実際経験したことだったり、私が目にしたことだったり、自分が直接関わったことについてだけ書いているわ。
-人を愛すると、Taylorはどうなる? 好きな相手に影響されちゃうタイプ?
う~ん、恋をしていない時とは何らかの違いがあるんでしょうね、きっと。親しい人になら、私が恋をしているってことはわかると思う。
-恋愛体質?
簡単に恋に落ちるタイプとは言えないと思う。答えはノーね。
-『Light Me Up』の制作に着手した時、何か青写真はあった?
当初はひとつの方向性を描いていたの。でも曲作りを始めてみると、どの曲も異なる場所から生まれて、書き方も、完成するまでのプロセスもそれぞれ違っていた。そんなわけで、曲作りにじっくり取り組んで、アルバムに収めるに相応しいクオリティの曲が揃うまで時間をたっぷりかけて、自分が誇りに感じる作品を世の中に送り出したいと思うようになったのよ。だから結果的に全体的な方向性というのはなくなって、何よりも、曲そのものに焦点を絞ったってわけ。