INTERVIEW
PUNCHLINE
2010.11.08UPDATE
2010年11月号掲載
Member:Chris Fafalios (Ba&Vo)
Interviewer:山本 真由 Translator : 有馬 健一郎
-今回は初めてのインタビューになりますので、バンドの自己紹介をお願いします。
ベース担当のChris だよ。他のバンド・メンバーは、ヴォーカル&ギターの担当はSteve、Paulはヴォーカル&ギター、Coryはドラム担当だね。
-ニュー・アルバム『Delightfully Pleased』のリリースおめでとうございます。
本作は日本盤もリリースされますが、お気持ちはいかがですか?
ありがとう!リリースができて、最高にうれしい気分だよ。それに何よりもうれしいのが、11月にまた日本でツアーできるってこと。俺たちにとっては、日本でのリリースは3枚目になるかな。日本のファンのみんなの感想が知りたいね。
-今作もPUNCHLINEらしいポップなメロディが詰まった作品となりましたが、特に思い入れのある曲や、注目して欲しい点を教えてください。
俺のお気に入りは、2曲目の「The Reinventor」だね。ライヴで演奏するのが、すごく楽しい曲なんだ。この楽曲のアイデア、つまりいつの日か新しいことに挑戦して、自分を変えてみせるっていうようなものなんだけど、それがすごく好きなんだ。 あとはオススメっていったら、「21 Forever」だね。Steve のヴォーカルが格好いいんだ。歌詞も良いし、メロディも最高だね。
-Track.3「21 Forever」のはじめ、Steveの歌唱力が際立った楽曲が多いように感じました。“歌”をキーポイントにしたい、というようなコンセプトはあったのでしょうか?
Steveのヴォーカルは、間違いなく良い味を出しているね。あいつのヴォーカルは特徴あるし、Paulのヴォーカルと綺麗に重なるんだよね。だからオリジナル・メンバーのPaulがバンドに戻ってきてくれて、うれしかったよ。SteveとPaulのヴォーカルの掛け合いは最高だから。
俺たちはいつも前作よりも良いものっていう目標を持って、アルバムを制作しているから、今作の出来にも満足しているよ。聴いてくれたみんなが、同じように思ってくれるといいけど!
-個性的な楽曲が詰まった『Delightfully Pleased』ですが、中でも私個人的には壮大な展開と疾走感が合わさったTrack.6「Into The Mouth」が印象に残りました。
この楽曲のアイデアはどういったところから出てきたのでしょう?
実は、この曲は「Whatever I Want, Whenever I Want」のイントロのために作ったものだったんだ。でもさ、アルバム制作が終盤になると、この曲にとても思い入れが強くなったんだ。それにテンポの速いパンク・ロックな曲も、アルバムに欲しかったから、ひとつの曲に仕上げたってわけ。曲の始まり、QUEENみたいだろ。俺たちはそうだねって言われても気にしないけど!!なんか曲の始まりが壮大な感じの曲が、バンドのみんなの好みなんだよね。もう少し勇気があれば、アルバムの最初にこの曲を持ってきたけど。
-曲作りのプロセスについて質問です。作詞作曲は主にどなたが担当しているのですか?
今までのアルバムは、Steveがメインで曲を書いていたんだ。でも、今回はSteveのアイデアをもとに、みんなで色々なアイデアを出して曲を書いていったんだ。それぞれのメンバー個性が詰まったメロディや歌詞を詰め合わせたってこと。このやり方は、すごくよかったと思うよ。最初は難しいものだったけど、なんだかんだ言って素晴らしい作品ができたからね。
-新曲のライヴでの反響はいかがですか?みんなもう歌詞を覚えて一緒に歌ったりしているのでしょうか?
とても良いリアクションをもらっているよ!できればこのアルバムがファンにとってベストなPUNCHLINEの作品になればって願っているんだ。実際、たくさんのファンが、そう言ってくれているんだ。とてもうれしいことだね。だって、俺たち自身もベストなアルバムだって思っているから。もちろん、ライヴに来てくれるファンは、みんな一緒にシンガロングしてくれているよ。
-本作を制作するにあたって、どんなことにインスパイアされましたか?また、どんな音楽やバンドに影響を受けましたか?
色々な音楽から影響を受けているよ。自分自身に音楽ジャンルのことで壁は作りたくないんだ。パンクは俺たちにとって欠かせない音楽だけど、パンク以外の音楽も同じくらい重要なものだしね。
自分の心に響くものだったら、何にでもインスパイアされるよ。NOFXからKanye West、THE STREETSにBjork まで。オリジナリティをもって、常に革新的なことをするアーティストたちが大好きなんだ。俺たちはポップ・パンク・バンドっていうカテゴリーの中にいるかもしれないけど、そのカテゴリーの壁を越えた音楽を作ることを心がけているから。