－来日おめでとうございます。４度目の来日ですが、日本を楽しんでいますか？

Chris Fafalios（以下Ch）：今のところ順調だよ。日本はもちろん大好きな国だし、個人的には東京が一番好きなんだよね。街の感じも、人間性も好きなんだ。だからこうやって戻ってこれて本当に幸せに感じるよ。

Steve Soboslai（以下S）：しかも今回はRUFIOと一緒にジャパン・ツアーだからね。RUFIOとツアーするのは初めてなんだけど、共通の知り合いは凄く多くて100バンドくらいいるんだ。ずっと一緒にツアーしたいと思っていたバンドでもあるし、その念願のツアーが日本だったっていうのも素晴らしいよね。

－何度も日本に来ている皆さんですから、日本に来たら必ず足を運ぶようなお馴染みのスポットもあると思いますが、いかがでしょうか？

S：俺はフレッシュネス・バーガーかな（笑）

Ch：俺は東急ハンズ。欲しいものがたくさん揃ってるんだ。

Paul Menotiades（以下P）：大阪のROCK ROCKには必ず行っているよ。アメリカには中々ロック・バーが無いからね。

S：話は少し変わるんだけど、今回のツアーでいま新宿に泊まっているんだ。で、新宿にはホストって呼ばれる派手な髪形をした男性がいっぱい居るんだよ。昨日もみんなでホストのことを“パーティー・ボーイ”って呼んでふざけあっていたんだ（笑）

－なるほど（笑）先ほど話しにもあがりましたが、先日Chrisへメール・インタビューした際にRUFIOのファンだったと伺いましたが今回彼らとツアーしていて如何ですか？

Ch：彼らは本当に素晴らしいよ。冗談抜きでずっと彼らの曲を聴いてきたからね。俺たちもRUFIOも、もう10年以上活動しているバンドだからライヴも凄いしね。

Cory Muro（以下Co）：俺は今23歳なんだけど、初めてバンドを組んだときにコピーしたのがRUFIOだったんだ。BLINK-182に憧れるよりも先に憧れたバンドなんだ。

－今あなた方にお会いしてみて、充実しているバンドの良い雰囲気が伝わってくるようですが、08年にはメンバー・チェンジやFueled By Ramenからの離脱など色々ありましたが、バンドとして辛い時期などもあったのでしょうか？

S：うーん、そうだな。08年にメンバー・チェンジだったりレーベルから抜けたりしたのは、別に誰から言われて仕方なく決断したことじゃないんだ。仕方が無くではなく自分達がそうしたいと思って決めたことだから辛いとかそういう思いは一切無かったよ。まったくもってマイナスだと感じていないんだ。プラスにしたいと思ってやったことだからね。

Ch：前任のギタリストは前回のジャパン・ツアーの時にバンドを抜けたいって言ってきたんだ。それから数年経って今のこのベストなメンバーで再び日本に戻ってこれて本当に幸せなんだ。今は最高に調子が良いんだよ。

－オリジナル・メンバーのPaulがバンドに戻ってきましたが、脱退・再加入の経緯を教えてもらえますか？

P：脱退とは思っていなかったよ。メンバーにも言われたんだけど、俺はいつでもPUNCHLINEのメンバーだって。あの時期はただ単に生活のリズムが合わなかったりで、うまく活動できなかったから、活動していなかっただけなんだ。それが今たまたま流れが組み合わさって、またメンバーとともに生活するようになったというだけなんだ。とても自然な流れなんだよ。

－なるほど。

P：しかも俺がバンドを抜けている時期にCoryと出会ったんだよ。だからあの時に俺が抜けてなかったらCoryも今ここに居なかったってことになるね。まさに運命だよ。

－これまではSteveがソング・ライティングの中心だったそうですが、最新アルバム『Delightfully Pleased』からはSteveのアイデアを元にメンバー全員で曲作りをしたそうですね。曲作りのプロセスを変えた意図はなんだったのでしょうか？

S：確かにソング・ライティングのやり方は変わったね。昔よりもメンバー全員で作っている感じがあるよ。

P：今作を作っている時にはまだCoryは別の仕事をしていて、最初から最後までアルバム制作に関われなかったんだ。だから次のアルバムは今の4人で作るからまた今までに無かったアルバムになるかもしれないね。

－先日Chrisにインタビューしたところ最近のお気に入りのアルバムはStevie Wonderの『Songs In The Key Of Life』など、パンク・バンドではないアルバムばかり挙げてくれたんですが、他のメンバーの最近のお気に入りのアルバムなんですか？

Co：RANCIDの『...And Out Come The Wolves』だね！本当に最高のパンク・アルバムだと思う。

S：WEEZERの『Pinkerton』だね。

P：NOFXの『Punk In Drublic』と『So Long And Thanks For All The Shoes』だね。どっちも最高過ぎて、どちらかは選べないよ。

Ch：俺はR&Bばっかり聴いてるよ。だってパンク・バンドをやって、パンク・バンドとツアーして、プライベートでもパンクを聴いてたら頭がおかしくなっちゃうよ（笑）