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INTERVIEW

MOSE GIGANTICUS

2010.09.07UPDATE

2010年09月号掲載

MOSE GIGANTICUS

Member:Matt Garfield(Vo/Key/Dr)

Interviewer:ムラオカ  Translator : TSUKASA

-MOSE GIGANTICUSというバンド名にはどのような意味があるのでしょうか?
英語ではないですよね?

そうだよ(笑)。実在しない英語なんだ。2つの単語とも形容詞の最上級の"MOST GIGANTIC-EST"というのから採ったんだ。
俺が最初にこのバンドをどうしようかと考えたとき、曲毎に違うミュージシャンとレコーディングしながら20~30人ぐらいのミュージシャンと音楽を作っていきたいって思ってたんだ。そうすれば俺達は世界中で"MOST GIGANTIC-EST"(一番巨大)なバンドになれるんじゃないかって。でも、そのアイデアはそのときは実現しなくて結局ソロ・プロジェクトということになったんだけどね。
でもまた皮肉なことに、ちょうど今別の意味でアイデアは実現しているんだけど。
ツアーでは毎回違うミュージシャンとパフォーマンスしててこれまでに22人のミュージシャンと共演することができたんだ!

-あなたは元々ハードコア・バンドのドラマーであったとのことですが、そのバンドはすでに活動はしていないのでしょうか?

俺は約15年もの間ドラマーとしてやってきたんだ。
MOSE GIGANTICUS以外でも、在籍していたバンドでは全てドラマーとして演奏してきたんだ。MOSE GIGANTICUSを始めた頃に在籍していたハードコア・バンドはFIRE DOWN BELOWというバンドで1999~2004年の間活動していたんだ。それからFIRE DOWN BELOWのメンバーとは2つのサイド・プロジェクト・バンドを始めたんだ。FIFTY DAYS AT ILIUMというインディ・バンドとHULK SMASHというスラッジ・バンドをね。2007年までに2つのバンドとも活動休止状態になってしまって、俺は主たるバンドとしてMOSE GIGANTICUSを復活させたんだ。

-ハードコア・バンドのドラマーから、MOSE GIGANTICUSというプロジェクトへの変遷を詳しく教えてください。

MOSE GIGANTICUSには2つの全く異なった時期があるんだ。
最初は、ソングライティングを試しにやってみようというのとシンセサイザーや他の音楽テクノロジーになじむために1999年にスタートしたんだ。その時期のMOSE GIGANTICUSは2001年頃まで大体エレクトロニックな音楽だったんだ。
その後MOSE GIGANTICUSはしばらく活動休止したんだ。
2005年になって活動再開したんだけど、そのときはちょうどFIRE DOWN BELOWが解散したときで、俺は自分の曲のアイデアを形にしたくてドラムスから離れたかったんだ。
2005年から再開したMOSE GIGANTICUSは前よりもトラディショナルなバンド形式でやろうと思ったんだ。シンセサイザーがギターやベースに代わった以外はね。2007年までにMOSE GIGANTICUSはライヴ・バンドとして進化していったんだよ。そうして現在のようなバンドになったんだ。

-MOSE GIGANTICUSではドラマーでありキーボード・プレイヤーであり、ヴォーカリストとのことですが、ライヴはどのように行うのでしょうか?

レコーディングではドラムス、キーボード、ヴォーカルをやっているんだけど、ライヴではキーボードとヴォーカルだけやっているんだ。1人か2人のギタリスト(ツアーによって誰が参加してもらえるかによるんだけど)と1人のドラマーに手伝ってもらっているよ。
だから最近は3ピースか4ピースのバンドとしてライヴ・パフォーマンスしているんだ。
キーボードの部分はバッキングトラックでカバーしてるところもあるんだけどね。

-あなた以外のメンバーについて教えてください。

俺以外のメンバーはローテーションで変わっているんだ。他のミュージシャンが予定が埋まっているときでもライヴ・パフォーマンスできるように、いつでも新しいギタリストやドラマーをトレーニングさせているんだ。代役としてやってもらうためにね。
新しいミュージシャンが俺と曲の練習をするときに時間の節約になるように、事前に曲を覚えてもらえるようにYouTubeにドラムスやギターのチュートリアルをアップロードしているんだ。今年は、ドラムスにDan EppiheimerとギターにKylewilliam Campol, Joe Smiley、Scott Reigelを迎えてツアーを廻る予定だよ。でも今も別のギタリストをトレーニングさせているところなんだ。だからあと数名追加でツアーに参加してもらうかもしれないな。
スタジオでは、俺はレコーディングのときにはドラムスをやっているから、Joe SmileyとBrooks Wilsonがギターを担当してくれているんだ。Skylight StudiosのVince Rattiも今作『Gift Horse』の数曲で参加してくれたんだ。