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INTERVIEW

BROADWAY

2010.03.11UPDATE

BROADWAY

Member:Misha(Vo) Jack(Gt)

Interviewer:MAY-E

-昨日のライヴを拝見させて頂きましたが、若いバンドにも関わらず一体感のあるパフォーマンスでした。皆さん、BROADAWAYが初めてのバンドになるのですか?

Jack (以下J):いや、以前は別のバンドで活動していたよ。俺たちは、そのバンドで活動しているときに出会ったメンバーなんだ。後からMishaが参加することになったんだけど、彼がBROADAWAYに初めて加わったメンバーってことになるね。最初にバンドを結成してからどんどんと音も進化して、今のサウンドになっていったんだ。

-現在のBROADWAYはヘヴィなサウンドとキャッチーなメロディで成り立っていますが、結成当初は現在のようなサウンドではなかったのでしょうか?

J:そうだね。5年前に結成した当初はもっとヘヴィな音だった。例えるなら、ハイトーンのメロディがないALESANAみたいな感じかな。で、その後はスクリームが一切ない歌だけのバンドになったんだ。更にその後Mishaが加入して、その中間くらいのサウンドになったんだよ。

-なるほど。あなた方の地元フロリダにはA DAY TO REMEMBERやUNDEROATHなどたくさんの優れたバンドがいますが、BROADWAYのサウンドもそういうシーンで育まれたと思いますか?

Misha (以下M):うん、確かに地元のシーンから色んな影響は受けたし、BROADWAYのサウンドにもそういう要素が入っていると思う。だけど、そういったシーンからの影響もありつつ、俺たちはBROADWAYオリジナルのサウンドを目指しているよ。今も新曲の制作に取り掛かっているんだけど、いよいよ俺達だけの音が見つけられたと思っているしね。

-BROADWAYがレコードショップや各媒体のレビューで紹介される際、“ポストSAOSIN”という言葉をよく目にします。“ポストSAOSIN”と呼ばれることに抵抗はありますか?

M:いや、そう呼んでもらっても構わないよ。そのSAOSINやTHE USEDやCHIODOSなんかの音楽性に近いことをやっているって俺達自身も思っていたことだし。

J:俺が影響を受けたバンドと言えば、SAOSINとUNDEROATH。この2つは高校生の時によく聴いていたバンドさ。今でこそ様々な音楽を聴くようにはなったけれど、影響を受けたという意味で、この2つは欠かせないバンドなんだよ。

-デビュー・アルバム『Kingdoms』に関しての質問ですが、まずアルバムを通してのテーマやコンセプトは?

M:歌詞の全てを俺が書いているんだけれど、曲を書き始めたのはちょうど高校を卒業したばかりの頃だったんだ。だから“自分はこれからどんな大人になっていくんだろう”という内容が多いよ。大人になる一歩手前の感じが、この作品に表れていると思うんだ。

-では、サウンド面はどのように出来上がるのでしょうか。

J:俺がまずサウンドの見本となるものを作るんだ。で、デモの段階でギターもベースもドラムも全て入れ込む。それから俺がアイデアを練って、リードギターを入れたりする。最後にMishaがヴォーカル・メロディと歌詞をつけていくんだよ。

-『Kingdoms』がリリースされていから時間は経ちましたが、あなた方にとってどんな意味を持つ作品になりましたか?

M:『Kingdoms』は、俺達自身も誇りに思っている作品だよ。俺たちが持てる全ての力を注ぎこむことが出来たし、メンバー5人が一つになって作り上げた最高の作品だと思っている。

J:『Kingdoms』は昨年の7月にリリースされたものだけど、その約1年前となる2007年の5月くらいから曲作りをスタートさせていたんだ。つまり今から2年も前になる。その時の俺達にとっては最高の作品だったと思うけれど、それから俺達も成長したから、次回作はその成長が表れたもっと良い作品になると思うよ。

-その次回作のヴィジョンはもう見えているのですか?

J:うん。『Kingdoms』よりも、もっと進化したアルバムにしたいと思っている。もっと沢山の人に聴いてもらえるようなアルバムにね。

M:そうだね。ポジティヴで、温かくて、誰にでも触れられるようなアルバムにしたいなと思っているよ。

-楽しみにしていますね。今回こうして日本の地に立っている訳ですが、結成当初から日本での活動を視野に入れていましたか?

J:いや、誰も想像もしていなかったよ!

M:日本どころかフロリダから出れるとも思っていなかったんだから(笑)