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INTERVIEW

TEN SECOND EPIC

2010.01.13UPDATE

2010年01月号掲載

TEN SECOND EPIC

Member:Andrew Usenik(Vo)

Interviewer:MAY-E

-初めてのインタビューなので、あなた方のバックグラウンドを教えてください。また、メンバー皆さんTEN SECOND EPICが初めてのバンドですか?

バンドはこの5人で始まったんだけど、みんな昔からの友達なんだ。みんなこのバンドが最初のバンドだよ。だから、メンバーチェンジも今まで一度もないさ。 最初は、カヴァーソングを遊び半分でプレイしていたんだ。それから、ライヴをやるようになって、地元の周りを廻るツアーをやるようになって、気付いたら今ここにいるって感じだよ。俺達の音楽をみんなに聴いてもらえるようになってから、今年で7年目になるよ。

-これまでにTAKING BACK SUNDAYとのツアーやTaste Of CHAOSツアーへ参加してきましたね。特にTAKING BACK SUNDAYは、あなた方のサウンドに影響を与えたバンドの一つだと思うのですが、ツアーはいかがでしたか?

TAKING BACK SUNDAYとのツアーは、俺達にとってものすごいステップアップだったね。前から彼らの大ファンだったしね。だから、一人のファンとしても、彼らとのツアーは最高にうれしかったし、バンドとして同じステージに立つ事が出来たのは、本当に良い経験だったよ。ツアーを共にして気付いた事は、彼らみたいなバンドになりたいって事さ。
彼らの楽曲は、俺達の楽曲に対して大きなインスピレーションを与えてくれたし、何よりも楽曲に対してのエナジーをもらったよ。熱い情熱っていうのかな。
彼らの楽曲を一緒に歌うキッズを見ていると、いかにTAKING BACK SUNDAYとキッズが深く結びついているかわかるんだ。だから、俺達もそうなりたいって思ったよ。

-セカンド・アルバム『HOMETOWN』の日本リリースおめでとうございます。本作はカナダでは約1年前にリリースされていますが、地元のリアクションはいかがですか?

カナダでの評判は最高だよ。でも、正直に言うと、なんか変な気分なんだ。だって、俺達はカナダのインディ・バンドなんだけど、俺達のミュージック・ヴィデオがさ、カナダのミュージック・ヴィデオ・チャートのトップ10にランクインしたんだよ。FOO FIGHTERSやBritney Spearsとかと肩を並べてね。それに、MTVカナダのミュージック・アウォードでは、あのNICKELBACKと一緒にノミネートされたんだ。あの5千万枚もレコードを売ったあのバンドだよ。まあ、結果はダメだったんだけど最高の気分だよね。メインストリームの音楽をプレイしなくても、カナダでは有名になれるんだ。俺達をサポートしてくれるキッズのおかげだよ。

-『HOMETOWN』というタイトルに込められた意味は?また、アルバム全体を通してのテーマを教えてください。

アルバムのタイトルは、俺達のツアー生活の中で感じた故郷の大切さからきているんだ。 アルバムのテーマは、アルバムに収録されている楽曲のすべてが俺達にとっての故郷だよってことかな。どの楽曲も最高の出来だと思うから、この楽曲を聴いて、色々と感じて欲しいんだ。キャッチーで、エネジーが溢れる作品だからね。

-リード・トラック「Every Day」はとても爽やかでポップなナンバーですね。女性ヴォーカリストのLightsを迎えていますが、彼女が参加することになった経緯は?

Lightsとは、昔からの知り合いなんだ。同じカナダの音楽シーンで頑張ってきたからね。トロントで彼女に会った時に、Every Dayのデモを聴かせたのさ。それで、歌ってくれないかってお願いしたら、OKが出たんだ。まだ彼女がレコードをリリースする前で、まだ無名だった頃の話だよ。それから2年近く経って、彼女はカナダを代表するアーティストに成長したんだ。最高にうれしかったよ。彼女が俺達と一緒に歌ってくれる事で、今まで俺達を知らなかったキッズにも、音を届ける事が出来るからね。最近はお互いのツアー生活で、遊ぶ事も減っちゃったから、少し寂しいかな。

-同曲のヴィデオ・クリップも素敵な仕上がりですね。これは地元で撮られたものですか?仲が良さそうな二人のヴォーカルがとても印象的です。

ツアーの合間を縫って、トロントにある住宅地で撮影したんだ。俺達にとって、7作品目のミュージック・ヴィデオだったんだけど、最高に楽しい撮影だったよ。今まで他のアーティストと一緒にヴィデオ撮影した事もなかったから、どんな風に自分達が映っているのか、Lightsとオレ達はお互いドキドキしていたさ。まあ、お互い友達同士で気心も知れていたからスムーズに撮影も進んだよ。たぶん、一番好きなミュージック・ヴィデオかもね。

-疾走感ある楽曲だけでなく、「Life Times」や「Windows」などのバラード・ナンバーもとても聴き応えがあります。メロディーの素晴らしさがあってのことだと思いますが、メインソングライターは誰になるのでしょうか?

5人で楽曲は制作しているんだ。誰か一人が楽曲を書くっていうスタンスは、俺達は取らないんだ。みんなそれぞれが楽曲に対するアイデアを持ってきて、テーブルの上でひとつにまとめていくんだ。おかげで、楽曲を制作する度に強い結束力が生まれるんだよね。
俺達のライヴを観てもらえたらわかるだろうけど、メンバーみんなが歌詞を口ずさみながら、ライヴをしているんだ。口ずさむというか、歌っているに近いけど。それくらいの情熱を楽曲に込めているし、真剣に取り組んでいるんだって事だよ。