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INTERVIEW

FIRST SIGNS OF FROST

2009.11.18UPDATE

2009年11月号掲載

FIRST SIGNS OF FROST

Member:Owen(Gt) Simon(Ba)

Interviewer:ムラオカ

-はじめてのインタビューですので基本的なことから質問させてください。
2005年にPIANOのヴォーカルとしても知られているDaniel Tompkinsをヴォーカルに迎えて結成とのことですが、Danielは現在PIANOとFIRST SIGNS OF FROSTを兼任しているということですか?

Owen(以下O):ああ、そうだよ。彼は両方のバンドでヴォーカルを務めている。去年PIANOが日本ツアーに行っている間に俺たちは曲をレコーディングしていたり、彼が兼任することに問題は特になかったよ。

Simon(以下S):どんなミュージシャンにとってもいい音楽を創るのに忙しくするということは自然なことだと思うんだけど、それは俺たちにとっても言えることなんだ。

-他のメンバー4人のFIRST SIGNS OF FROST結成までの活動歴を教えてもらえますか?

O:俺たちは昔から知り合いだったんだ。このバンドを始める前はみんな大学に行ったり、他のバンドでプレイしていたよ。

S:俺は別の町に住んでいて、学校のロック・バンドでプレイしていたよ。その後、大学に通う為に引っ越してきたんだ。今のメンバーに出会う前はエレクトロニカ、ブルーグラスからフォークロックまで色々なジャンルをプレイしていたよ。良い音楽は良いって考え方だからジャンルに関しては特に関係ないんだ。

-どういった経緯で結成されたのですか?

O:2004年に15歳から仲の良かったドラム、Willとバンドを始めるんだ。当時は俺が歌ってたし、ベースは別の奴だったから、今とは随分違うメンバーだったんだ。

S: 俺が大学に行き始めたころは、OwenとAdamとWillはFSOFとして既に4年ぐらい活動していたんだ。4年前に共通の友達を通じてベーシストを探しているバンドがいるってことを聞いてオーディションに行ったんだ。実際のバンドに入ることをその時認められた訳じゃないから、まだ俺のオーディションは続いているようなもんなんだけど(笑)

-影響を受けたバンドをそれぞれ教えてください。

O:俺はSIKTHやDILLINGER ESCAPE PLAN、それからDREAM THEATERのようなプログレッシヴ・メタルに大きな影響を受けている。でもDEFTONES、GLASSJAW、FURTHER SEEMS FOREVERといったようなバンドにも影響を受けたよ。

S:俺も他のメンバー同様、いろんなジャンルの音楽を聴くんだ。ロックという意味ではMETALLICA、MEGADETHなんかを聴いて育ったし、バンドを始めたころはRAGE AGAINST THE MACHINE、SYSTEM OF A DOWN、LIMP BIZKITのコピーなんかしてたんだ。もう時代遅れだなんていうヤツもいるけど、確実にラウドというジャンルの認知度を上げたという意味で彼らの功績は大きいし、今でも尊敬しているよ。最近ではOwen同様、DILLINGER ESCAPE PLAN やDILLINGER ESCAPE PLAN、OPETH、SIKTHなんかを好んで聴いているよ。

-FIRST SIGNS OF FROSTというバンド名にはどういった意味が込められているのでしょうか?

O:SUBJECT TO CHANGEという名前で最初は活動していたんだけど、MySpaceで調べたら他にたくさん同じバンド名のバンドがいたからバンド名を変えたんだ。FSOFは俺たちが昔やってた曲名だったんだ。意味は秋と冬の間の季節のことを指しているよ。

-今まで二枚のEPを出していますが、本国イギリスでの評判はいかがでしたか?

O:前の2枚のEPでファンからも業界からもいい評価を得ることが出来たよ。でも完成度という意味では、今回のアルバム『Atlantic』とは比べ物にならないよ。俺たちは最初のEPを録った時に比べてミュージシャンとしても大きく成長したしね。

-11/25にファースト・アルバムがリリースされますね?おめでとうございます。
完成した今の気持ちを教えてください。

S:とっても嬉しいの一言さ。発売日が決まったって聞いて時は「やっとここまで来た!」って感動したよ。それにZESTONE RECORDSのみんなと一緒に働けるのは本当にうれしい。ZESTONEからは前のEP『The Lost Cause』もリリースしてもらってるし、今回のアルバム『Atlantic』でもZESTONE RECORDSしかないと思ってた。

-あなたがたのサウンドはスクリーモやメタルなどといった1つのジャンルでは括ることの出来ないオリジナリティを感じます。UKではメディアやリスナーからどのようなバンドとして捉えられているのでしょうか?

O:そのとおりさ。俺たちは一つのジャンルに縛られたりはしないんだ。それって、とても良いことだと思うんだ。ただ、ライヴをするといつも思うのは、俺たちはどんなバンドとも違うってことなんだ。きっと俺たちって何と呼んでいいかわからないジャンルなのかもしれないけど、ライヴをする度に必ず新しいファンは増えてるし、みんな楽しんでくれてるよ。