MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

AUSTRIAN DEATH MACHINE

2009.10.09UPDATE

AUSTRIAN DEATH MACHINE

Member:Tim Lambesis

Interviewer:ムラオカ

-前作ではLIZZY BORDENから、DAATH、HASTE THE DAYまで幅広くたくさんのギター・プレイヤーをゲストに招いていますが、今作でも豪華なゲスト・プレーヤー陣なのでしょうか?資料がないのでゲスト・ミュージシャンについて詳しく教えていただければと思います。

このアルバムでは、僕が大好きなギター・プレイヤーが参加している。Rusty Cooleyは大きなバンドにいるわけじゃないんだけど、彼はJoe Satrianiとかの歴史的なギタリストと並んで名前を挙げられてもいいくらいの腕を持っているんだ。THE HUMAN ABSTRACTのAndrew Tapleyも、もっと評価されるべきギタリストだね。それから他にも僕の友だちで素晴らしいギター・プレイヤーがゲストで弾いている。UNEARTHのBuz、DARKEST HOURのKris Norrisも参加してもらっているよ。

-前作に比べオーセンティックなメタル、スラッシュ・メタル色は薄れもっとモダンでヘヴィになった気がするのですがこの意見には賛同しますか?

そうだね。今回の方がもっと現代的だね。前回のアルバムは本当にスラッシュに影響を受けたって感じのアルバムだったけど、何回かライヴをやってみて、もっと新しめの音楽要素を入れた方が若い子たちもノリやすいかなと思って少し変えたんだ。

-90年代のスラッシュ色が薄れたことで、そのせいか曲によってはお遊び感が減ってシリアスなサウンドになったように感じるのですがいかがでしょう?

僕自身はスラッシュ色を失いたくないんだけど、まああんまり2作とも全く同じようなものになってしまうのは避けたかったというのはあるね。あと、「Double Brutal」ではスラッシュ曲のカヴァーも入ってるからオリジナル曲の方がスラッシュものが多くなると、全体がスラッシュ・メタルばっかりになってしまうからさ。

-曲によってはAILDに入っていてもおかしくないようなトラックもありますね?あなたにとって曲を作るときにAILDとADMの曲はどうやって切り分けるのでしょうか?

AILDの曲は、もう少し深くて感情も激しいよね。ADMは純粋に攻撃的なものを作ってる。AILDでは音を重ねたり、ダイナミックにしたりしているんだけど、アーノルドが歌ってるところにその演奏が来たら奇妙だからね(笑)。一方でAILDの曲は攻撃的な部分もあるんだけど、メロディックなところや複雑なところとかがあるんだ。

-DISC2にはカヴァー曲がたくさん入っていますが、どういう基準でセレクトしたのでしょうか?

Disc 2に入っている曲は、全て歌詞がアーノルドの映画とリンクしているものなんだ。例えば「Trapped Under Ice」はアーノルドがバットマンで演じたMr Freezeの役と内容がばっちり合ってるしね。

-今作のアルバム・ジャケットもEd Repkaが手がけているのですか? こういうジャケットにしてくれという要望は出しているのですか?

テーマが「Double」だったから、僕がEdにアーノルドと僕の絵、もしくは2人の違うバージョンのアーノルドを描いて欲しいとリクエストしたんだ。Edは、アーノルドと僕の絵というのが一番シックリくると思ったらしい。出来栄えには本当に満足してるよ。それにEdと仕事ができて光栄に思っている。

-あなたはもしADMでツアーをやったとしたら、AUGUST BURNS REDのマットをドラマーとして起用したいといって前回のインタビューでおっしゃっていましたが、AUGUST BURNS REDのニュー・アルバムはお聴きになりましたか?もし聴いていたら感想を教えてください。

AUGUST BURNS REDの新作は素晴らしいよね。彼らの最高の曲が入ってるし、レコーディングの音も最高だよ。Jason Suecofがレコーディングで素晴らしい仕事をしてくれた。残念ながらマットはADMのライヴがある時は、いつもツアー中で、未だ一緒にプレイする機会がないままなんだ。

-話は変わりますがAILDの活動は今どのような状況ですか? 次のアルバムに向けて準備はしていますか?

現在、僕はAILDのための新しい曲を書いていて、11月にはレコーディングをする予定でいる。アルバムの半分くらいの曲は既に書けていて、今のところの目標は2010年の3月にリリースすることだね。

-AILDの目下のところの最新作『An Ocean Between Us』がリリースされたのが2007年の7月ですからAILDのファンとしてはADMの新作リリースを喜びながらも複雑な気分なのではないでしょうか?

ファンの中には、何でAILDのアルバムの前にADMのアルバムを出したんだって思ってる人も居るみたいだね。主な理由はAILDのツアー・スケジュールなんだ。年の大半をツアーに費やしていたから、全く曲の練習ができないんだよ。個々のメンバーでは色んなアイディアを既に持っていて、それぞれそれを出し合える状況ではあったんだけどさ。

-それでは最後にファンのみんなにメッセージをお願いします。

ADMのアルバムを楽しんでくれているといいな。曲の間の部分は(英語が分からないと)あんまり面白くないかもしれないけど...。AILDのアルバム制作が終わったら是非日本でプレイしたいと思ってる。どちらのバンドででもね!