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INTERVIEW

LAZARUS A.D.

2009.06.05UPDATE

LAZARUS A.D.

Member:Alex Lackner(Gt)

Interviewer:ムラオカ

-まずははじめてのインタビューですのでバンド結成から今に至るまでを教えてください。

うん。Jeff Paulik(Ba&Vo)とDan Gapen(Gt&Vo)が4年生の時に出会って、7年生(中学1年生)の時からジャムり始めたんだ。それから高校に入ってバンドをやるようになって、Ryan Shutler(Dr)を見つけた。高校2年生でLAZARUS A.D.を始めて、それから3ヶ月くらい後に俺が加入した。それからラインナップは変わっていなくて、振り返ったこともなかったな。そして自分たちで「The Onslaught」ってデモをリリースして、ANTHRAXやTESTAMENTのオープニングをつとめた。俺たちの曲「Last Breath」は「Earache Records」からリリースされた『Thrashing Like A Maniac』っていうコンピレーションに収録されているよ。そして去年の夏に俺たちは「METAL BLADE RECORDS」と契約したんだ。

-「METAL BLADE RECORDS」と契約した経緯を教えてください。

俺たちは2005年に3曲入りのデモを作った。それから2007年に最初のバージョンの『The Onslaught』を自主制作でリリースして、それからコンピに参加して、その後にMETAL BLADEから『The Onslaught』を再度リリースしたっていう流れだよ。
最初のデモに収録されていた曲は「Last Breath」、「Revolution」それから「Rebirth」だった。当時、最初のバージョンでは、「Revolution」と「Rebirth」は「The Onslaught」っていう1つの曲で、その中の1部と2部だったんだ。それを俺たちは、それぞれシンプルに名前をつけて分けた。その曲をアルバムの中心曲にしたかったわけじゃないからね。2007年にリリースしたものは、クリス・ドジュリキックというエンジニアによってウィスコンシン州ラシーンにある Belle City Sound(元Studio One)で収録されたものだ。レコーディングには2週間くらいしか掛からなかったよ。そしてそれをマスタリングしてもらうためにジェームス・マーフィーに音源を送った。それから直ぐに「Earache Records」から『Thrashing Like A Maniac』に参加しないかという話があった。お蔭で露出が増えて良かったよ。METAL BLADEが注目してくれるきっかけにもなったしね。「METAL BLADE RECORDS」からオファーを貰ったとき、俺たちは喜んで応じたよ。契約が済んで、俺たちは『The Onslaught』を再度リリースすることを決めたんだ。未だこのアルバムでやり足りないことがたくさんあったと感じてたからね。

-LAZARUS A.D.というバンド名にした理由を教えてください。またバンド名を決める際に他にも候補がありましたか?

最初は、ただのLazarusだったんだ。これは聖書の登場人物で生き返った人の名前だ。だけど、結局同じ名前のバンドが他にもいることが分かって話をしたりしたんだけど、法的なゴタゴタに巻き込まれるのが嫌だったからA.D.を付けた。この意味は好きに解釈してもらってかまわないんだよね。そもそもA.D.をAfter Death(死後)だと間違って思い込んでる人が多いんだけど、それでもいいし。本当はA.D.はAnno Dominiの略なんだけどね。でも俺たちとしてはAlmost Drunk(ほとんど酔っ払い)とかAlcohol and Drugs(アルコールとドラッグ)の方がいいんだけど(笑)。

-ウィスコンシン州というと自然豊かな土地で人気の観光地だそうですが、一見スラッシュ・メタルとは無縁の土地に思えますが、あなたがたをこのようなヘヴィな音楽にのめりこんだきっかけを教えてください。

この地域には、いつもメタル・バンドは居たよ。でも明らかにメジャーになるようなデカいバンドは居なかったかもね。METALLICAは『Kill 'Em All』の頃にケノーシャでライヴをしたことがあるよ。クールだよね。俺たちのバンドが注目され始めてからは、ヘヴィな音楽をやるバンドも増えてきたよ。いいバンドもいくつかあるしね。同じマジソンから出たバンドで俺たちの友だちのLUNA MORTISは最近「CENTURY MEDIA RECORDS」と契約したよ。

-あなたがたが目標としているバンドはいますか? また現在のシーンで共感を覚えるバンドはいますか?

もちろん居るよ。 METALLICA、TESTAMENT、SLAYER、MEGADETH、PANTERA、EXODUSとかだね。これらのバンドは俺たちに大きな影響を与えたよ。俺たちは、どこからも何からも影響を受けるんだ。これらのバンドはベストなスタイルのメタルをやってる。速くて重くて、でも同時にメロディとシッカリした構成があるんだよね。俺たちにとって彼らは良いミュージシャンなんだ。俺たちは、自分たちと同じ状況にある、最近出てきて有名になるために頑張ってる全てのバンドに共感を覚えるよ。

-『The Onslaught』というアルバム名にした理由は何でしょうか?もしかしたらイギリスの伝説 のスラッシュ・メタル・バンドのONSLAUGHTから来ているのかと思ったのですが?

Onslaughtって辞書で調べると猛攻って書いてるんだよね。これが俺たちのアルバムのイメージにぴったりだったから、このタイトルにしたんだ。2つ目の質問に関しては答えはNOだね...。

-若い世代のバンドでスラッシュ・メタルを取り入れているというとTRIVIUMやBULLET FOR MY VALENTINEが日本では人気ですが、彼らはデビュー当時は今よりもっとハードコアやメタルコアに近いサウンドで、そこから少しずつオーセンティックなスラッシュ・メタルに近づいていっている印象がありますが、あなたがたは結成当初から今のようなサウンドだったのでしょうか?

俺たちがやっていることは、自然の流れでやってることなんだよね。椅子に座って「よし、スラッシュ・メタルを書こう」って言ったことはなくて、ただ自然に出てくるのが、この音なんだ。俺たちは色んなジャンルの音楽を聴いてるよ。ヘヴィメタルからクラシック・ロック、レゲー、ギャングスタ・ラップ、ブルース、ジャズって具合にね。俺たちは自分たちが受けた全ての影響を融合して曲を作ろうとしているんだ。それが明白であってもバラバラであってもね。俺たちはジャンル分けされたくないし、バンドとして進化していきたいね。それが今後数年で起きることなんだ。