INTERVIEW
LAZARUS A.D.
2009.06.05UPDATE
Member:Alex Lackner(Gt)
Interviewer:ムラオカ
-それではアルバム『The Onslaught』についていくつか質問させていただきます。アメリカでは2009年3月にリリースされており、約3ヶ月経ちますが周囲の反応はいかがですか?
反応は凄くいいよ。ここまでのいい反応は全く期待してなかったってくらいにね。自分たちの血と汗と涙で作られた音楽が人に評価されることはクールなことだよ。
-作詞、作曲それぞれを行っているメンバーはどなたですか?また曲を作る上での一連の流れを教えていただけますか?
JeffとDanが詞を書いて、後は曲はメンバー全員でそれぞれが足していくよ。俺たちは曲を作るのが遅くて、20曲作って、そこからアルバム用に10曲選ぶ、みたいなタイプのバンドではないんだ。10曲書いて、それを納得いくまで詰めるっていうタイプだね。
-プロデューサーにはどなたを起用しているのでしょうか?またプロデューサーのセレクトはバンドメンバーで決定したのでしょうか?
クリス・ドジュリキックとジェームス・マーフィーに手伝ってもらったけど、ほとんど自分たちでプロデュースしたよ。基本的にアルバムに収録されている曲は、音楽的に、俺たちが書いたままのものなんだ。
-80年代のスラッシュ・メタルの焼き直しとは感じませんでしたが、80年代のスラッシュ・メタルの先人たちに対する大きなリスペクトがうかがえるアルバムだと感じました。あなたがたにとって80年代のスラッシュ・シーンとはどのような存在なのでしょうか?
俺たちが若かった時、俺たちが好きだったスタイルの音楽がそうだった。俺たちはMETALLICAとかTESTAMENTとかPANTERAとかを聴いていたよ。彼らの音楽がとてもパワフルだったこと、音楽的な存在感があったことが理由じゃないかな。俺たちは彼らと同じように勢いのある音楽、次のジェネレーションのメタル・ファンが影響を受けるような音楽を作っていきたいと思ってる。
-BONDED BY BLOODやMUNICIPAL WASTEなどの80年代のリバイバル・スラッシュ・バンドはサウンド・プロダクションまで当時を意識して若干チープなものにしたりしますが、あなたがたのサウンドはサウンド・プロダクションを含め非常に現代的でアグレッシヴなものになっていますね?
俺たちが持っている唯一の戦略は「ヘヴィなアルバムを作るならタマを蹴られたみたいに衝撃的なものを作れ」ってことなんだ。最終的には俺たちは特定のジャンルに分類されたバンドにはなりたくないと思ってる。俺たちの目標は、みんなに「こいつらは凄いメタル・バンド」って言われることなんだ。
-このアルバムにゲスト参加しているアーティストはいますか?
いや、このアルバムでは居ないよ。このアルバムは100% LAZARUS A.D.さ。もしかしたら将来的には1曲とか2曲とか誰か参加したりするかもしれないけどね。
-アルバムを作るに当たってこの点にこだわったというポイントがありましたら教えてください。
最初に決めてたコンセプトとかは無かったな。俺たちは、ただ集まってジャムって、運が良ければいくつか良いアイディアが出てくるみたいな。
-最近、カバー・ソングをリリースすることが流行っていますが、もしあなた方がカバーするとしたら誰のどの曲でしょうか?
そうだね。俺たちは今までライヴでカバーとかやる時間が無かったんだ。オープニング・アクトだと演奏時間も短いからさ。将来的にはカバーも1~2曲やりたいと思ってる。曲は何になるか今のところ思い浮かばないんだけど...。
-5月からはTESTAMENTとUNEARTHと一緒にツアーを回っていますね?どうしても観客の目当てはTESTAMENTとUNEARTHになってしまうと思うのですが、彼らのファンからの反応はいかがですか?
お客さんは素晴らしかったよ。メタル・ファンについては語りきれないね。自分たちがステージに居るときにピットができる気分は最高だよ。自分がステージに居ない時は俺もピットの中に居るよ。
-またTESTAMENT、UNEARTHのライヴやリハーサルなどから勉強になることはありましたか?
俺たちは、彼らがツアー中に自分のバンドを自分たちでどんな風にコントロールしてるかを見たよ。何があっても常に毎晩100%の状態でパフォーマンスするんだ。
-それでは最後に日本のファンにメッセージをお願いいたします。
俺たちは日本のメタル・ファンについて凄くいいことを色々聞いているんだ。日本でツアーするのが待ちきれないよ。早く日本の会場の屋根を吹き飛ばしたいね。メタルサイン出して待ってろよ!