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INTERVIEW

ADEPT

2009.04.16UPDATE

ADEPT

Member:Robert(Vo)

Interviewer:MAY-E

-「Shark! Shark! Shark!」「Let's Celebrate, Gorgeous!」「Caution! Boys Night Out!」「Grow Up, Peter Pan」などタイトルがユニークですね。まだ歌詞の全てにまだ目を通せていないのですが、それぞれの楽曲のテーマは?どのような内容が歌われているんでしょうか。

じゃ、順を追って、収録曲の簡単な解説をしていくよ。

(1)The business of living
この曲は、さっきの質問に俺が答えたことにも繋がるけど、時々、何もかもがイヤになる時があるだろ?そんな時の心境について歌った曲だ。ルーティンワークや、社会が言う常識とかに振り回されず、自分が信じた道を進めば良いんだってことを伝えたかった。

(2)Shark! Shark! Shark!
自分の立場をしっかりと築き上げることの大切さについて。これはこうでなければならないとか、社会で生きていくにはこうすべきだとか、そういう先入観や固定観念に捕らず、自分らしさをしっかりと持てって事。

(3)Sound the alarm
他人をリスペクトせずに生きている、クソみたいな連中についての歌。本心では他人をゴミのように扱ってるくせに、友達や、家族や、恋人の前でだけ、良い人を演じるやつってどこにでもいるだろ?そういう道徳心に欠けた連中について歌ってるんだ。

(4)At least give me my dreams back, you negligent whore!
タイトルそのまんまだね。信頼できると思ってた人が、実はどうしようもないロクデナシだった・・・みたいな。無駄になった俺の時間を返せ!っていう歌だね。

(5)Caution! Boys night out!
友達の大切さについて歌った曲。どんなに辛いことがあっても、友達と一緒にいるだけで、 頭痛のタネから開放されるだろ?友達と楽しいひと時を過ごしている間は、イヤなことを忘れていられる。要するに友達は大事にしろってことだな。

(6)The Ballad of Planet Earth
えーと、この曲については、わけあって割愛させて(笑)

(7)Let's celebrate, gorgeous! (you know whose party this is)
4曲目と同じような内容だね。ただし、こっちの曲の方が、よりパーソナルな視点から書いた。それ以上は、この曲に関して解説したくないのが本音。

(8)Grow up, Peter pan!
いつまでたっても成長しない若者について。『若者の特権』を盾にして、いつまでも無責任な行動を取っている連中に向けた曲。早く大人になれよ!っていう内容だね。

(9)An era of treachery
これは、みんながもっと努力すれば世の中は良くなるって内容。努力することって、凄く疲れるだろ?でも中途半端なところでギブアップしないでもう少し努力すれば、世界が少しはマシになるさっていう内容だ。

(10)Everything dies
このアルバムに満ちている空気を総括する歌かな。全ての事柄には終わりが来るし、誰もそれをコントロールすることは出来ないってこと。

-ADEPTはUSのスクリーモ/メタルコア・バンドの流れを汲みつつ、スクリーモ、メタル、ニュースクールHCなどの要素をブレンドして独自のスタイルを確立していると思います。あなた方のバックグラウンドを教えて頂けますか?

いろいろな音楽から影響を受けているよ。メンバーそれぞれ音楽の趣味はバラバラだしなー。ラジオから流れてくるポップスも大好きだし、デスメタルだって大好きだ。メンバー共通して好きなのは、速くてダイナミックなギターリフを取り入れた曲や、夜遅くまで騒ぐのに適したパーティ・チューンかな。
ちょっと捻くれている曲も好き、予想外の展開をする曲が。この次はこう来るんだろうなーって思わせておいて、全然予想と違う展開に持ち込んじゃう曲。「驚き」や「びっくり」が無い音楽って長い事聴けないし、すぐに飽きるよね。

-ソング・ライティングはもちろん演奏面でも、デビュー・アルバムとは思えないクオリティの高い作品ですね。ADEPT結成の前にもそれぞれ音楽活動はしていたのですか?

褒めてくれてありがとう!実は、俺たち全員ADEPT以前は、バンドをやった経験はまったく無い。楽器をいじったことがないメンバーもいたんだぜ。俺も人前で歌った経験は皆無だったけど、ジャムって遊んでいるうちに、本気でやれば何か面白いことが出来そうな予感はした。俺たちは、遊びの延長からスタートしたバンドなんだ。

-中でも6曲目「The Ballad Of Planet Earth」のようにメロディ・パートからスクリームが入り込む瞬間など、ゾクゾクさせる展開が多いです。どのようなプロセスで楽曲が作られているのでしょうか。

俺たちが意図したことが上手くいったみたいだ(笑)基本的に、曲は俺とギタリストのJacobの二人で作ってるよ。ギターを一本俺たちの目の前に置いておいて、頭に浮かんだフレーズを交互に弾いて、お互いのアイデアを形にしていく感じ。

-新レーベルPANIC & ACTION RECORDSに所属しておりますが、どんなレーベルですか?また、レーベル内の雰囲気はいかがですか。

このレーベルのファミリーの一員であることを、凄く誇りに思う。だってPANIC & ACTIONのオーナーは、BURNING HEART RECORDSを創めたPeterなんだぜ。BURNING HEARTに所属した90年代の素晴らしいバンド、例えばRAISED FIST、59 TIMES THE PAIN、REFUSED、MILLENCOLIN等を聴いて育った俺たちにとって、Peterは神様みたいなもんさ。彼がバックアップしてくれているから、もしかしたら、俺たちも優れた先人達と同じようなバンドになれるかもしれない。凄く興奮するね。Peterが俺たちに声をかけてくれたことは本当に感謝しているよ。

-最後に、日本のロック・リスナーへ向けてメッセージをお願いします。

日本大好き!俺たちのデビュー作をレコードショップで見かけたら、とりあえず手に取ってみて!ジャケ見てピンと来たら、そのままレジに行ってくれ(笑)もしCDが売れて、ジャパンツアーが実現した時は、是非ライブに遊びに来てくれ!絶対に損はさせないから。あ、それと俺たち以外の北欧のバンドもチェックしてみてね。本当に良いバンドが沢山いるからさ。あ、あと「世界の北野」最高!乾杯!