INTERVIEW
TERROR
2009.01.03UPDATE
Member:Scott Vogel
Interviewer:ムラオカ
-日本以外では「The Dammed, The Shamed」はすでに6月にリリースされていますがニューアルバムへの周囲の反応はいかがですか?
俺が話した周りの人たちはホントに気に入ってくれてるよ。各レビューも良かったしね。新しい要素を入れたことが受けたみたいで、俺の友だちの間では"Betrayer"が一番人気だった。この曲が大嫌いなヤツもいるだろうけど、そんなの関係ないね。
-アルバム・タイトル「The Dammed, The Shamed」にはどのような思いがこめられているのでしょうか?
俺が音楽シーンで出会ってきたほとんどの人たちが、この世に対して自分を見失い、混乱を感じていて、それでアンダーグラウンドな世界に逃げ込んで来てたんだ。そういうこと。
-今作を作る上でコンセプトにしていたことがありましたら教えてください。
俺たちは、そんなに深くは考えないんだ。ただその時感じたままに曲を作る。俺たちが欲しいものはエネルギーとアグレッシヴさ。そして、その曲のモードに合わせて俺が詞を書くんだ。何かを伝えるためにね。
-プロデューサーには前作同様Zeussを起用しましたが前作の作品の出来栄えが気に入って再起用したのでしょうか?
両方だね。彼は凄く良いヤツで、一緒に楽しく過ごしたよ。彼はTERRORを知っているんだ。そしてどうやったら俺たちの良さを引き出すかも知っている。彼は今回のブツで素晴らしい仕事をしたと思ってる。
-以前はハードコアと呼ばれていたバンドの多くがやたら長い曲を書き、これぞとばかりにギターソロを盛り込むこむことでオーセンティックなメタルになりたがっているバンドが最近ではたくさん見受けられますが彼らをみてどう思いますか?
それがキミたちを楽しませるものであればなんでも。TERRORは常にTERRORであり続ける1つのハードコア・バンドに過ぎないんだ。でも、常に新しいことに挑戦して、アルバムごとに新しいことをやろうとはしているよ。
-あなたがたも今作ではスラッシュ・メタルを感じさせるリフやフレーズ、コーラスが多く飛び出しますが、あくまでもハードコア・スピリットは忘れていないと感じたのですがいかがでしょうか?
さっきも言ったように、俺たちは、いつまでも1つのハードコア・バンドに過ぎない。ただ、色々な影響は受けるよ。それに、昔ながらのハードコアという狭いくくりに縛られないようにしたいとも思っている。
-あなたがたがキッズの頃に影響を受けたハードコア・バンドとメタル・バンドがいましたら教えてください。
MADBALL、WARZONE、STRIFE、INTEGRITY、JUDGE、SLAYER、METALLICAとかだね。
-過去の作品と比較するとミドルテンポのパートや曲が、このアルバムが一番多いと感じたのですがこれは意識的に増やしてみたのでしょうか?
いや。俺たちは感じたことをそのまま曲にしてるだけなんだ。曲を作りながら、同時進行で自分たちが何をやっているのかを知るという具合さ。ただ、それぞれの作品について、そう感じたから、そう作った、それだけのことなんだ。
-TERRORはかなりメンバー・チェンジの多いバンドですね? アルバムを作る度にメンバーが変わっているというイメージがありますが、今現在のバンド内の状況はいかがですか?
俺たちは、ずっとツアーしてる。そして人格は人生の中で変わっていく。誰にも分からないんだ。離れていくヤツらには、いつもその後、成功してほしいと願ってるし、人を見つける時は、いつもバンドを更に強化できるヤツを入れるようにしているよ。
-今までのメンバー・チェンジの理由の多くはどのようなものが多いのでしょうか?
ツアーのし過ぎによるストレスかな。人には普通の生活が必要なんだ。みんなこの生活に疲れてしまうんだよ。精神的にも肉体的にも凄く厳しいものだからね。
-最近DOWN TO NOTHINGのDavid Woodがベーシストとして加入したそうですが、彼はまだDOWN TO NOTHINGにも在籍しているのですか?また彼はDOWN TO NOTHINGではシンガーなのでしょうか?
そうだよ。彼こそがThe Most!!(「THE MOST」はDOWN TO NOTHINGのアルバム・タイトル。ここではそのタイトル名を掛けて、彼はクール!というニュアンス)