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INTERVIEW

FUCKED UP

2008.10.01UPDATE

FUCKED UP

Member:10,000 MARBLES(Gu)

Interviewer:ムラオカ

-夜中の4時に橋の上でライヴをして警察騒動になったり、MTVカナダのイベントではメンバーと客が暴れて会場がめちゃめちゃになったりとまさに本能の赴くままといった感じでまさにパンクを感じさせる暴れっぷりですね?私自身インタビューをたくさんこなしていて感じるのですが、パンクロックバンドでもハードコアバンドでも、実際にはパンクなキャラクターを演じているだけで本当は生真面目だったり良い子だったりするケースがほとんどなのですが、あなたがたはそれには全く当てはまらないようですね?

その逆だよ。他のバンドはパンクだけど、FUCKED UPは生真面目なんだ。いろんなところで話題になったりしているハプニングなどは長い間計画した結果なんだ。あんな熱狂的な事件を掘り返すには、いろんなミーティングに出席して、マインドコントロールや客を操るテクニックなどについていろんなリサーチをしなければいけないんだ。これ以上詳しく話すのはばかげているけど、あえて言うならファックト・アップはみんなが思っているより冷淡で計算高い。

-MATADOR RECORDSというとBelle & SebastianやMogwaiなどあなたがたとは程遠いイメージのバンドばかりですが、なぜMATADORと契約しようと考えたのでしょうか?

マタドールは昨今の若者たちをよく理解している。45歳の独身男性に受けるアーティストがいるレーベルもありだけど、マクドナルドのストローからゆっくり零れるような・・・ナイトクラブのトイレでクラック・パイプからうねり出る煙のような、若者文化に受けるようなアーティストも必要だ。規律正しく、鋭くつきささる音、目がくらむほどまぶしいイメージを持って揃ったFUCKED UPがいい例だ。俺達は、失業者やひきこもり(ニート)の若者集団に対する鬼軍曹なのだ。音楽の目的について既に語ったけど、俺達のバンドの音とアティチュードが最近の子供たちに与える影響は衝撃的だ。人間は服従しなければいけないことがあるから反抗する。働かなければいけないから、怠惰したくなるものなのだ。ファックト・アップが今の若者を代表している。

-パンクレーベルからは程遠いNINJA TUINEに所属しているパンクバンドTHE DEATH SETとあなたがたは通じるものがあるように感じます。THE DEATH SETのことは知っていますか?

すごい偶然なんだけど、いま俺はロンドンのULUクラブの楽屋でこのインタビューに答えているんだけど、この楽屋をThe Death Setと一緒にシェアしているんだ。今ロンドン時間の午後9時前なんで、まだバンドはプレイしてないから彼らのセットは聴いてないけど。というわけで、彼らのことは知っているよ。

-現在のミュージック・シーンにあなたがたが共感できるバンドがいたら教えてください。

The Three Tenors, Andrew WK, Lack of Interest, Vampire Weekend, Type O Negative, Hulk Hogan, MIchael Phelps, Ussain Bolt

-それでは最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

俺たちの汚い言葉遣いと(輸出している)果物の価格が高騰していて、日本の みんなに迷惑をかけているが、許してくれ!