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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

YELLOWCARD

2007.08.14UPDATE

YELLOWCARD

Member:Ryan(Vo) Sean(Violin)

Interviewer:MAY-E

-最近のパンク・バンドには、シンセサイザーを取り入れたり、いわゆる「脱・パンク」と呼ばれる変化を遂げるバンドが非常に多いですが、あなたたちの新作ではそのようなことはなく、リスナーがイエローカードに求めるサウンドを奏でていると感じましたが、その辺は意識したのでしょうか?

ライアン:自分達がどこかのシーンに属したり、流行りを追うことは決してないよ。まぁ僕らはダンサブルな曲を作るのが上手くないとか、シンセサイザーを弾く人がいないってのもあるんだけど。世の中には「パンクバンド」とか「ポップ・パンク」っていうジャンル分けがされていて、そこに僕らのサウンドが当てはまるのも分からなくはない。実際、若い頃に影響を受けた音楽ってのが、95~96年のワープトツアーだったり、ノーウースフォーアネームとかバッドレリジョンだったわけだし。それと同時に、パールジャムやウィーザーなどのグランジや、ポップ・ロックみたいなものも聴いてきた。もっと広く言えば、マイケルジャクソンなどのポップ・ミュージックからも影響を受けてきた。そういうのを掛け合わせれば、確かにポップ・パンクみたいになるだろうね。だけど、ポップ・パンクというもの自体、今はどういうものなのか曖昧なところはあるよね。パニック!アットザディスコみたいなバンドをポップ・パンクと呼ぶ人もいる。ここに僕らの音楽が当てはまるのも分かるんだけど、自分達としてはそういうことは全く気にせず、自分達で出来る音楽を表現していくだけさ。だからこそ、イエローカードはここまで生き続けているんだろうね。流行りに左右されることなく、自分達らしさを貫いてきた結果だよ。

-今年で結成10周年を迎えるそうですね。大きな節目となる10周年の年にリリースするアルバムということで、やはり特別な気持ちを持って制作に入ったのでしょうか?

ショーン:確かにイエローカードは結成10年を迎えるし、ライアンが加入してからも8年経つわけだけど、節目とかに関係なく、今作ではメンバー全員のものすごく前向きで盛り上がったエネルギーが満ち溢れた作品であると言えるよ。原点回帰したような心境だね。アルバムがリリースされるのが本当に楽しみさ。

-ライアンの歌声に奥行きが増したように感じますがどうでしょうか?あなたが素晴らしいヴォーカリストであると再確認することが出来ました。

ライアン:ありがとう!昨年の手術のあとは、声の調子がすごくよかったんだ。夏のツアーの間も、体調は崩してしまっても声を失うことは一度もなかったし。その自信が、このアルバムで歌うことに表れていると思うよ。実は、今までは自分のヴォーカルに自信がない部分もあったんだ。だけどこの新作を聴いた時、自分の歌声に誇りを持つことが出来た。今まで最高の歌声を披露することが出来たと思ってるよ。それに僕だけに限らず、メンバー全員が演奏力においてステップアップしているね。

-間もなくワープト・ツアーが始まりますね。ショーンはステージでバック宙をしたりと、そのパフォーマンスもあなたたちのライブでの見所の一つだと思いますが、バック宙のほかに新技が飛び出したりしますか?

ショーン:新技ってのは特にないなぁ(笑)いつも通り、パワー全開のイエローカードのライブをお届けできると思うよ!

-私たちのDjロックイベント「激ロック」では、ファーストアルバムの「Ocean Avenue」や「Way Away」などはプレイすれば必ず盛り上がる人気曲なのですが、新作からはどの曲をイベントでプレイしてほしいでしょうか?

ライアン:「Fighting」なんかどうだろう?
ショーン:「Shrink the World」もいいよね!

-新作リリース後、来日公演の予定などはあるのでしょうか?

ショーン:フジロックに出演が決まっているよ!出来れば早いうちに単独ツアーでも戻ってきたいと思っているよ!