－まずMXPXというバンド名の由来を教えてください。

以前は”Magnified Plaid”という名前だったけど、バンド活動を始めてすぐにMXPXと短いバンド名に変えた。その方がキャッチーで覚えてもらいやすいからだよ。

－あなた方は現３人体制になってからすでにアルバム６枚、１２年一緒にやってきていますね？これだけ長い間一緒にやってきて意見が合わないことや喧嘩になることはありませんか？

音楽性や方向性において話し合う時の意見の食い違いはもちろんあったよ。でもそれはアルバム制作工程においてはすごく重要で外せないことだし、それにより緊張感がプラスされたパンクロックとして完成するんだ。これまでのところは本当に良い感じで活動できていると思うよ。

－あなたがたはデビューからほぼ２年に１枚のペースで新作をリリースしていますね？これだけの創作意欲の源泉は何なのでしょうか？

アルバム制作とツアーを始めてから、スタジオ入り、移動、ライブという良いサークルで活動できているんじゃないかな。ちょうど四季がめぐるような自然な時間の流れができているよ。

－1stアルバムでタッグを組んだアーロン・スプリンクルが１３年の歳月を得て再びあなたたちのプロデューサーとしてアルバム制作に参加しましたね？アーロンをプロデューサーに選択したのはあなたがたなのでしょうか？また久しぶりにアーロンと組んだ感想を教えてください。

“シークレット・ウェポン”はパンクロック、そして僕たちのルーツとなる故郷のような存在だから、最高のプロデューサーを迎えてやりたかった。本当に正しい選択だったと思う。

－古巣のTooth & Nailに戻った経緯を教えてください。

理由は全く分からないけど、惑星は然るべくしてそこに存在しているに違いない。Tooth & Nailにもう一度戻ることになったのも同じような流れで、何かいい兆しが見えた。古巣のレーベルとプロデューサーに戻って、本当にエッジのきいた曲が完成したと思うよ。

－Tooth & Nailは最近ではANBERLIN、THE ALMOST、MAE、UNDEROATHなどEMO/SCREAMOバンドが多いですね？上記レーベルメイトのバンドとは面識がありますか？また気に入っているバンドがいましたら教えてください。

名前が挙がったほとんどのバンドとは面識があるし、Tooth & Nailに在籍するバンドは本当に素晴らしい。僕の一番好きなバンドはthe Descendents, Black Flag, あとはSugarcult, Superdrag, the Smoking Popes　といった新人バンドたちだよ。

－今作ではSUGARCULTのティム・パグノッタやGOOD CHARLOTTEのベンジー・マッデンをゲストに迎えましたね？彼らがゲスト参加した経緯を教えてください。

友達みんなにはぜひ歌で参加してほしいと思っていたんだ。それだけで制作過程がぐんと楽しくなるし、いつもみんなにはどんどんジョインして！と声をかけているんだよ。

－このアルバムは｢Secret Weapon｣、｢Shut It Down｣に代表されるような初期から引き継がれているアグレッシヴなパンクソングと｢Top Of The Charts｣、｢Punk Rawk Celebrity｣などのようなA & R在籍時代以降を感じさせるポップなメロディが溢れている曲とがバランスよく収録されているように感じます。 初期からのファンにも最近のPOP PUNKキッズ両方を満足させることができるアルバムになりましたね？

このアルバムは初期のファンや最近パンクロックを聴きだしたファンまでみんなが気に入ってくれるような曲が満載だと思う。もちろん人によって好き好きはあると思うけどね。

－あなたがたの資料に掲載されていた写真にユーリが極真のT-シャツを着ていましたが彼は空手をやっているのでしょうか？

ユーリは空手はしないんだ(笑)。Ｔシャツはすごくナイスな日本のファンからのプレゼントなんだよ。

－音楽をやっていないときに息抜きにやるような趣味がありましたら教えてください。

実は*Legionnaire Apparelというアパレルブランドも立ち上げているんだ。オーダーメイドのシャツでどのデザインも着てみたいと思えるものばかりだ。ホームページでもチェックできるからぜひ"http://www.LegionnaireApparel.com" をチェックしてみてくれ！
（* Legionnaire Apparel：BassのMike Herreraが友人と２人で2007年１月に始めた。MXPXのTシャツデザインなども手掛けている）