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INTERVIEW

anberlin x COPELAND

2007.05.30UPDATE

anberlin x COPELAND

Member:anberlin x COPELAND

Interviewer:Aaron(COPELAND,Vo) Steven(ANBERLIN,Vo)

-驚いたのはメロトロン(アナログ式の録音再生サンプラー)を使用していることです。最近メロトロンを使用しているアーティストは少ないとおもうのですが、まず、誰のアイディアでこの楽器を使用することになったのでしょうか?

アーロン:あの楽器を紹介してくれたのはプロデューサーだったかな。たしか数年前だったと思う。5年前の最初のレコーディングの時だ。メロトロンの独特な音質にとても魅力を感じたんだ。アコースティックな感覚でね。それで今回使ってみることにしたんだよ。

-そのメロトロンは思ったタイミングで音が出なかったりと、なかなか扱いづらい楽器のようですが、アーロンはライブ中も使用するのですか?

アーロン:答えはノーだね(笑)
ライブではメロトロンは使わずに、ピアノとギターだけだよ。

-曲を作るときは何にインスパイアされることが多いですか?

アーロン:友達だったり家族だったり・・・あとはアートな作品を観たときとか、映画とか他の人がやってる音楽とか、触発されるものはなんでもだよ。それが曲の中のたったワンフレーズに繋がってきたりするかもしれないからね。

-2004年にカバーアルバム「Know Nothing Stays the Same」をリリースしていますが、ベルリンやスティービーワンダーなどはあなたたちが影響を受けたアーティストということなのでしょうか?

アーロン:あのアルバムでカバーしたアーティストっていうのは全て自分達が子供の頃にずっと聴いてきたポップ・ソングなんだ。自分が最初に聴いて覚えたポップ・ソングも、そのEPに収録されているCarly SimonのComing Around Again だったんだよ。あのEPは全て昔聴いてきたポップ・ソングをカバーするっていう企画だったんだよね。

- あなたたちは、今のエモ・シーンをリードする大きな存在となりましたね。美しいメロディーを奏でる若手のエモーショナル・ロック・バンドの比喩に、コープランドの名が使われているのをよく見ます。エモ・バンドの代表格になってきた証だと思いますが、何か実感するようなことってありますか?私もよく「COPELANDのような」とか「COPELANDのファンにおすすめ」とか使っているのですが。

アーロン:ほんとに?それはどうもありがとう!そうやって比喩で使われるってことは、自分達の音楽を理解してくれて、特徴をつかんでくれてるということだからね。そんな風に使ってくれるなんてすごく光栄だよ!アメリカではそんなことは全く無いからね、日本だけだよ(笑) 一同:笑

-それではアンバーリンの皆さんへ質問します。まずはバンド結成の経緯を教えてください。

スティーブン:みんな地元が一緒で、昔はそれぞれ違うバンドで活動していたんだけど、いつだったか「一緒にやりたいね」って意気投合したことがあって、それで2003年に結成することになったんだよ。

-バンド名の由来は何でしょう?

スティーブン:ヨーロッパでバッグパッカーで行くならどこがいいかなぁって考えてた時に、バルセロナとマドリードに行きたいな・・・、あとベルリン(And Berlin)。っていう感じかな(笑)
一同:笑
スティーブン:それが由来だよ。訊かれたらこう答えることにしてるんだよ(笑)

-バラード曲、ポップな曲、エッジの利いた曲、様々な曲調がアンバーリンの楽曲に存在しますが、楽曲は主に誰が作っているのですか?

スティーブン:ジョーイがおおまかに曲のベースを作ってくるんだ。そこにそれぞれのメンバーが楽器を持ち寄って肉付けをしていく。で、そこに僕が歌詞を乗せていくんだ。

- 特にサードアルバム「シティーズ」では、新しい試みも沢山見受けられますね。シンセサイザーを取り入れた「There Is No Mathematics to Love and Loss」はもともと持っている音圧にさらにシンセサイザーが加わることで、よりグルーヴ感が増していてとても気に入っています。シンセサイザーを取り入れようと思ったのは?

スティーブ:「シティーズ」は3枚目ってのもあって、もっと実験的なことがやりたいと思ってたんだよ。バンドが成長してきているのもあったしね。前の2枚とは違うものが作りたかったんだ。だからシンセサイザーもそうだし、あとはストリングスとか、男声合唱とか、いろんなことに挑戦してみたんだよね。

-アルバム最後の「Fin」ですが、10分にも及ぶ大作となった経緯は?

スティーブ:僕達はインストの曲もとても大好きなんだ。この曲を作りはじめたときから、この曲はアルバムの最後に収録しようってひらめいたんだ。すごく大きなスケール感のある曲にしたかったんだ。だからあの曲は、編集で小さくまとめちゃうんじゃなくて、どんどん音を重ねて積み上げていった結果なんだよね。