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INTERVIEW

MEST

2005.12.06UPDATE

MEST

Member:Tony Lovato (Vo&G)

Interviewer:ムラオカ

-初めてのインタビューになります。よろしくお願いします。 バンド名である「MEST」は有名地ビールからとったそうですね?私はもちろん飲んだことがありませんがどんな味ですか?

そんなに有名なものじゃないよ。俺たちが15, 6歳だった頃はお金もなかったし、ただ安いから飲んでただけだよ。でもまぁ今でも飲んでるんだけどね...。

-あなたたちはバンドを組んでからちょうど10年経ちましたね!デビュー当初と比べて普段の生活の中で聴く音楽は変わってきましたか?

そうだね。バンドを始めた頃はパンクばっかり聴いてたけど、今は聴く音楽の幅も自分の心も広くなったって感じだな。

-最近お気に入りのバンドはいますか?

GREEN DAYはもちろんだし、THE POLICEも。MXPXやAVENGED SEVENFOLDの新作も良かったなぁ。あと最近だとBLOC PARTY。あのアルバムは大好きだな。

-リリースしてからやや日にちが経ちましたが新作「PHOTOGRAPHS」についてお聞かせください。アルバムが出てから二ヶ月経ちましたが周囲の反応はいかがですか?

反応は様々だね。過去のアルバムと同じようなアルバムを期待していたファンも多いとは思うけれど、俺たちはそこからもっと成長したかった。曲作りのときにはその時々で聴いている音楽全てに影響を受けているから、アルバムそれぞれで大分雰囲気が違ったりすると思う。自分の今持っている考えによって曲の内容も変わってくるし、他の人たちと同じように俺の意見や普段聴いてるバンドも年々変わっていくわけだし。俺はこのアルバムには誇りを持っているし、成熟した心の広いリスナーはこのアルバムを気に入ってくれると思ってる。あまりパンクじゃないアルバムだと言って気に入らないヤツらもいるとは思うけど。でも、あらゆるタイプの音楽を愛している人たちのためのアルバムを作りたかったからね。そんな人たちはこのアルバムのことを分かってもらえると思うよ。今までファンじゃなかったかもしれないけどこのアルバムでファンになったという人たちのために作ったアルバムって感じかな。

-「DESTINATION UNKNOWN」から「MEST」へは大きくサウンドが変わったと言う印象でしたが、「MEST」から今作「PHOTOGRAPHS」は「変化」というよりメロディの強化や歌唱のレベルアップなどの「MEST」の特徴を際立たせたアルバムという印象を受けましたが、この意見についてはどう思いますか?またあなたがた自身は今作についてどのような意識を持って作っていきましたか?

俺たちは何かコンセプトのあるようなアルバムを作ろうとか思ったことはないんだよね。ただいつもやってるように作ってるだけなんだ。できる限りベストなものを作ろうと思っていて、見本になるものとかはない。パンクロックは、他の人たちの考えなんか気にしないで自分自身を表現するもんだし。時には、何が正しくて何が間違ってるとか、何が受け入れられて何が受け入れられないとか、そういったことについてはルールがあるように見えるけど、俺はそういうことも気にしないな。俺はパンクロックにとても影響を受けたし、それでライフスタイルや音楽が良い方向へ行ってる。でも、そこらにいるヤツらみたいに俺も不満だらけで自分の残りの人生をいろいろと考えたりはしないだろうなぁ。

-特に「KISS ME KILL ME」などのジェレメイアの書く曲には80年代のNEW WAVEの影響を強く感じさせますがジェレメイアは最近NEW WAVEをよく聴いているのですか?

Jeremiahが今ここにいないからよく分からないけど、THE CUREは大好きみたいだよ。

-プロデューサーのJohn Feldmannとはもう10年来の付き合いですね!?ずっとジョンとやっていることの素晴らしい点と問題点を教えてください。

Johnとは1999年からだから6, 7年ぐらいになるな。良い点はとても一生懸命やってくれるところ。悪い点はプロデューサーにはありがちなんだけど時々頑固なところかな。でも、それによってクリエイティブな面で良い緊張感が生まれるんだよ。

-「PHOTOGRAPHS」アルバムのジャケットってすごくアルバムの内容を表現していると感じます。アルバムジャケットにはあなたがたの意見は反映されているのですか?

あれは俺みたいなヤツの一生を表してるんだよ。俺は曲を作ることで自分の人生や感情を皆にさらけ出してる。俺は9時から5時まで毎日働くような生活をしてないわけで、普通じゃない変わった人生を送ってる。時には何ヶ月もツアーに出かけたりとかして多少は有名人みたいな生活をしてる。いろんなバカなことをやって好きなだけ酒に溺れて全然十分に眠れないけど、周りの人たちはそんな俺にいろいろと面倒見てくれる。でも、それで何ヶ月後かに家に帰ってみると、俺は全く普通の人間だし全て自分のことは自分でやらなくちゃならない。まぁ、いろいろと考える時間もあるわけだけど...。"LIVE FAST DIE YOUNG"みたいな感じだね。