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INTERVIEW

MEST

2013.09.13UPDATE

2013年09月号掲載

MEST

Member:Tony Lovato (Vo/Gt)

Interviewer:山本 真由

-再結成後、初となるニュー・アルバムのリリース、おめでとうございます。Tonyの別バンドKISSES FOR KINGSなど、他の形ではなく、新作をMESTとして発表したのは何故ですか?

どうもありがとう!まあKISSES FOR KINGSは音楽性が違うからね。MESTのための曲を書き始めたのがきっかけで、今が新作をリリースする時だって思えたんだ。たくさんのファンや若いバンドたちから、新作やツアーのことをずっと質問されて続けていたんだよ。そういう状況が"今だ!"と思わせてくれたんだ。

-2008年に、元GOOD CHARLOTTEのChris Wilsonや初期のMESTのメンバーでもあったTonyの弟、Steveと共にMESTを復活させた時は、一時的な再結成だと思っていて、正直、新作を聴ける日が来るとは思いませんでした。本格的にMESTを再始動しようと思ったのには何かきっかけがあったのでしょうか?

昔から影響を受け続けている音楽を聴いたり、若くて才能のあるバンドたちを見つけているうちにパンク・ロックを演奏することが恋しくなったんだよ。

-現在のメンバーはどうやって集まったのですか?CUTE IS WHAT WE AIM FORのJeff Czumも加入したんですよね?

Jeffは一時的な参加だよ。彼は昨年の4月に一緒にツアーしたんだけど、彼自身昔のバンドで新しいことを始めたみたいだね。

-新作の制作はいつごろから始めたのでしょうか?また、どれくらいの期間で制作されたのでしょうか?

もう随分前のことで忘れてしまったよ(笑)。

-どういった環境でレコーディングしていたのですか?アルバム制作にあたって、どんなことに苦心しましたか?

特に細かいテーマやゴールもなく、ただ純粋に素晴らしい作品にしたかった。昔の僕らのサウンドと新しい音楽の融合をミックスしてね。音楽的にそれを果たすことは本当に困難であったと言えるよ。完成したサウンドは、メロディックなMESTでありながらも音楽的には進化していると思うな。

-ニュー・アルバムの冒頭を飾る「Radio (Something To Believe) 」では、元A DAY TO REMEMBERのTom Denneyが楽曲を共同制作し、同じくADTRのフロントマンJeremy McKinnonがゲスト・ヴォーカルとして参加しているそうですね。このコラボレーションはどういう経緯で実現したのでしょうか?

僕らがフロリダでライヴをやった時にTomが遊びに来てくれたんだよ。それで僕らは親睦を深めて、お互いを認め合っていることに気付いたんだ。新作の制作に携わってほしいと思って、楽曲の制作をお願いした。それから僕らは一緒に曲を書いたのさ。その後、もしJeremyが何かできるようだったら参加してほしいとTomに伝えて、コーラスに加わってもらったんだよ。2人が参加してくれたことは凄く良かったと思っているよ。

-その「Radio (Something To Believe) 」をはじめ、タイトル『Not What You Expected』からも、新作が全く新しいサウンドであるということが感じ取れますね。ヘヴィなブレイクも取り入れたモダンなサウンドを起用したのは、ライヴなどで若いバンドとの交流が増えたことが影響しているのでしょうか?

そうだね、あとオールド・スクールな音楽からの影響もあるよ。今のドラマーは特にヘヴィな音楽が好きなんだ。彼は僕とは全く違う音楽に通じているから、僕が今回の作品のコンセプトを話した時に完璧に理解してくれていたんだ。

-また、MEST最大の魅力でもあるメロディにも、耳心地が良いだけでなく、複雑さや奥深さが感じられました。パンクやラウド・ロック畑にいるような身近なバンド以外にも、影響を与えた音楽があったのでしょうか?

キャッチーなメロディがある音楽からは影響を受け続けているよ。ポップスからカントリー、ラップ、それにクラシックなロックまで。僕は本当にメロディがある音楽が大好きなんだ。それこそが曲というものを作るわけだからね。

-すでにweb上で公開している新曲「Almost」も、これまでのMESTからすると、かなり異色な楽曲ですが、ファンの反応はどうですか?

凄くいい感じだよ!もちろん、最初にそれをやったときはちょっと驚いたみたい。でも今となってはみんなそれを受け入れて楽しんでくれているね。

-Warped Tourをはじめ、ライヴでもすでに新曲を披露しているのでしょうか?ライヴでのファンのリアクションはどうですか?

もちろんやっているよ。凄く良い反応ばかりだし、僕らは目指していた新旧の音楽のミックスに成功したんだと思うな。