INTERVIEW
SILVERSTEIN
2003.11.24UPDATE
2009年10月号掲載
Member:SILVERSTEIN
Interviewer:ムラオカ
-このバンドの音楽には様々な音楽的要素がブレンドされていますが、メンバーの音楽的背景を教えてください。
メンバーそれぞれがいろんな音楽を聴いているんだ。フォークからメタルまで全てと言ってもいいだろうね。実際に今の音楽とは違うスタイルの音楽をプレイしてきたしね。
だから、そういう経験が曲を書くときにいいものをもたらしてくれていると思ってるよ。
-あなたたちはカナダのトロント郊外出身と言うことですが、SUM41やアウ゛リル ラビーンなどここ日本を含め世界的にHITするアーティストを最近輩出するカナダですが、実際、カナダの音楽シーンはどういった状況なのですか?
カナダの音楽シーンはすごく成長してきている。カナダにいるアーティストにとって今の状況はすごくチャンスだよね。カナダには才能のあるミュージシャンがだくさんいるんだ。最近になってやっと世界で認知されてきていると感じるよ。
-アルバムの話に移ります。
-あなたがたのアルバムを聴いているとAFTERSHOCKとSAVES THE DAYを同時に聴いているような錯覚に陥る程、アグレッシヴさと美しいメロディが1曲の中に自然に交わりあって存在していますね。こういう曲展開は自然に出てくるものなのですか?それとも計算して作り上げていっているのですか?
俺たちは、どういうタイプの音楽を作ろうって決めることはしないんだ。たいてい曲を作るときは、自分達自身のことを、それが個性的な曲の展開につながるのかもしれないね。メンバーがそれぞれ違うアイデアを出し合うことによって、曲の構成もすごく面白いものになっていくんだよね。
-アルバムの中でも特に1曲目の「Smashed Into Pieces」は、強烈な怒りと悲しみが聴き手の心に突き刺さって伝わってくる素晴らしいスクリーモSONGだと思います。個人的には今年のBEST SONG TOP3に入るくらい聴いています。この曲のできた過程や歌詞の意味するところを教えて下さい。
ありがとう、そう感じてもらえてうれしいよ。僕らにとってもその曲はライヴでプレイするのが楽しいんだ。俺達はこの曲に対して隠している意味もないし、深い感情もないんだ。僕は歌詞について語ることはできないんだ、僕は歌詞を書いていないからね。だけど、この曲はボーカルのShaneが体験したことに基づいて書かれたんだ。
-ギターのリフや展開を聴いているとHEAVY METALの影響を感じることもあるのですが、これはギターのNeilの影響でしょうか?
その通り!ニールがバンドに加入したとき、カレはヘヴィーな要素をバンドにいれてくれた。あいつの出すアイデアにはぶっとんだし、あの個性的なスタイルがバンドに入ったことがすごくうれしかったよ。
-SILVERSTEINの音楽で一番表現したいことは何ですか?
俺達がバンドで表現したいことは、俺達が耐えなくてはいけない人生の暗い部分を表現することだ。人がどんなに最悪な日々を送ることになっても、その人はそれに耐えなくちゃいけないし克服しなくちゃいけない。仕事や学校に行かなくてはいけないわけだし、身の回りで起こった出来事を受け止めなくてはいけない。俺達はよく自分に起こったつらいことを話しあうんだ、だけど俺達はあとでやってくる幸せな人生のために克服しなくちゃいけないんだよ。
-アルバムを出した後、ツアーには積極的に出ているのですか?また出ているのであれば、どのようなバンドとツアーしているのですか?
アルバムがリリースされる前からツアーはやってるよ、今まで一緒にライヴしたのはRise Against, Matchbook Romance, Freya, ALife Once Lost, Dead Poetic,Narcissus, The Fullblast, AS I Lay Dying, あと、他にもいるよ。