DISC REVIEW
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全ての楽器演奏とソングライティング、ヴォーカルからプロデュースまでを手掛けるイタリアの鬼才、Ettore RigottiとClaudio Ravinale(Vo)によるメロデス・バンド DISARMONIA MUNDIの、実に10年ぶりとなった最新6thアルバム『The Dormant Stranger』がリリースされた。ゲスト・ヴォーカルには、お馴染みのSOILWORKのフロントマンであるBjörn "Speed" Stridを迎えた本作。やや平坦なプロダクションは好き嫌いが分かれるかもしれないが、特徴的なシンセ・サウンドを交えつつモダンでいて懐かしさを感じさせる、容赦なきドラマチックな泣きのメロデス・サウンドで彩られた楽曲群はどれも高品質で、ファンであれば十二分に楽しめるものであろう。 井上 光一