DISC REVIEW
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今年3月に改名を発表、ATTILAやDON BROCOらが所属するSharpTone Recordsに移籍したドイツのポスト・ハードコア・シーンの至宝、BURNING DOWNALASKAもといALAZKAが、改名後初となるフル・アルバムをリリース! アルバム名の日本語訳"不死鳥"の如く、復活後もその音楽性は変わらず、叙情的なポスト・ハードコアをもとに、心が洗われるような美しいメロディ・ラインが全編にわたって展開されている。キラー・チューンTrack.11「Blossom」を筆頭に、ちょっとビターで大人の色気溢れる歌唱に、ふと涙が出てしまうような琴線をくすぐるフレーズの調和センスが絶妙であり、改名後初のフル・アルバムとなる本作もまた、間違いなく捨て曲なしの名盤だと言えよう。 宮久保 仁貴