DISC REVIEW
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テキサス発のデスコア・バンドによるニュー・アルバム。冒頭から耳になだれ込んでくるのは、アコギを用いたフラメンコなフレーズだ。ラテンの血が騒ぐ軽やかなメロディとゴリゴリのヘヴィ・サウンドが溶け合い、2000年前後のニューメタル／ミクスチャー系バンドを彷彿させるマッチョぶりもある。また、スクリームを解き放つ一方で、歌心溢れるクリーン・パートも積極的に取り入れ、パワーだけに頼らない攻めも発揮。特にキャッチーなメロディで訴えかける点は彼らの大きな魅力と言えるだろう。「Leave The Pain Behind」はLINKIN PARKに通底する爽やかな美メロさえもアピールしている。コワモテなイメージが強いかもしれないが、デスコアのイメージをいい意味で裏切る聴きやすさを持っている。おすすめです。 荒金 良介
