DISC REVIEW
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クランクコアという言葉が現在も通じるのかわからないが、3OH!3やBREATHE CAROLINAらとともに"エモ/スクリーモ×ラップ/ヒップホップ"を推し進め、ミュージック・シーンに躍り出てきたアトランタの5人組による4作目のアルバム。前述した2組に比べ、バンド色濃いサウンドが彼らの特徴。ラッパーをフィーチャーしたTrack. 2「BXRK」のような曲もあるが、今回はむしろ歌の魅力とダンス・フロアを意識しながら曲が進むにつれ、ヘヴィになるサウンドで勝負。Track.10「Let It Be Love」なんて完全に80'sメタル調で面白い。イマドキのR&Bの影響が窺えるキャッチーな歌はFALL OUT BOYのファンに薦めてみたい。それぞれにトラック・メーキングのセンスが光るパーティー・アルバムだ。 山口 智男