DISC REVIEW
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テキサス出身の6人組みポスト・ハードコア・バンド、EVERYONE DIES IN UTAHが2ndフル・アルバムをTRAGIC HERO RECORDSよりリリース。一聴する限りは、シンセをフィーチャーした、コテコテの流行りのスタイルのバンドという印象を受けるものの、ブレイクダウンを取り入れつつ、ダイナミックに展開するエモーショナルなサビのメロディは秀逸。キャッチー過ぎる所謂“ピコリーモ・スタイル”ではなく、あくまでもエッセンスとしてシンセ・サウンドをフィーチャーし、壮大かつドラマティックな展開を作り出している。なお、今作のプロデューサーにはレーベルメイトであるGREELEY ESTATESのギタリスト、David Ludlowを迎えている。 出口 勇迅