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INTERVIEW

BEFORE THEIR EYES

2010.04.07UPDATE

2010年04月号掲載

BEFORE THEIR EYES

Member:Nick(Vo)

Interviewer:MAY-E

-サード・アルバム『Untouchable』のリリースおめでとうございます。アルバムを完成させた今の気持ちを教えてください。

今回のアルバムでの方向性や進歩についてはとても良いものになったと感じているよ。ちゃんと自分たちが努力したことが表れたと思うし、今までで最高の出来だと思ってるんだ。素晴らしい作品が作れてとても誇りに思うよ。

-新作ではデジタル面を駆使したハードなサウンドになるのではないかと予想をしていたのですが、良い意味で裏切られました。良い曲が書ける、というバンドの本質が伺える素晴らしい内容ですね。昨年の秋からレコーディングを開始したそうですが、制作前に掲げていたアルバムのイメージはどのようなものでしたか?

僕らはこういったジャンルの中で他のバンドとは違った何か新しいことをしたいということはずっと思っていたんだ。そして、自分たちの書きたいと思った曲をアルバムの中で正直に表現したいと思っていたんだ。僕らはとても幅広く音楽を聴いていて、例えばLandonはヘヴィな音楽を聴くし、僕はロックやカントリー・ミュージックなんかを聴くんだ。だから、みんなでそれぞれの影響を受けた音楽を一つに集約したときにとてもスペシャルなものが生まれるんだと思う。

-リード・トラック「Sing To Me」をはじめメロディが際立った楽曲が多いですね。同時にNickのヴォーカルのクオリティが格段に向上していますが、何か特別なトレーニングなど行ったのでしょうか?

ありがとう。毎日ツアーに出て歌うって事以外は特にはヴォーカルのトレーニングはしてないかな。本当に鍛えられるからね。今回のアルバムは今までとは違っていて、特にヴォーカルで表現出来ることが増えてるんだ。今までの作品よりもっとヴォーカルで表現できるスペースがあったんだよね。

-「Start With Today」に参加している女性ヴォーカリストは誰ですか?

彼女の名前はKristen Williams っていうんだ。彼女のマイスペースをチェックしてみてね!
http://www.myspace.com/kristenwilliams

-「Bulletproof」以降、アルバムの後半になるにつれてヘヴィな楽曲が多くなるなど、アルバム全体を通してとても良い流れがありますね。本作のテーマやコンセプトがあれば解説お願いします。

今回のアルバムの全ての曲が僕らにとって特別な意味を持ってるんだ。今回のアルバムのコンセプトは“触れられないもの”っていう意味なんだ。誰も僕らの作るものを変えたり予想したり出来ないし、僕らにしかできないものがあるってことだよね。
ファンのみんなには僕らの成長を聴いて欲しいし、何か新しいものを届けたいし、アルバムすべての曲を楽しんで欲しいな。

-「Finding A Way」をはじめスケール感のある楽曲も多いですが、本作で新たに挑戦したことを教えてください。

今回のアルバムはおそらく僕らが作った中で一番すんなりとできたものなんだ。曲を書く十分な時間があったし、どういう風になるのかって心配は全然なかったよ。何より良い曲を作りたいって思ってたかな。

-曲作りやレコーディングに何か変化はありましたか?

今までの全てのアルバムは少し違うところがあって、最初のアルバムはバンドを結成してから一ヶ月の間に曲を書いたし、セカンド・アルバムはツアーで時間がなかったから、スタジオで曲作りをしたんだ。今回のアルバムは全ての曲作りにちゃんと時間を費やして、レコーディングも曲作りも今までの中でも最も充実したものだったしとても良い経験になったと思う。

-アルバム前半~中盤にかけてはメロウな楽曲が多いため、本作の仕上がりに驚いたファンもいたのではないかと思いますが、どのようなリアクションが寄せられていますか?

色々な人の色んな意見があると思うし、僕らはそれでいいと思ってる。
その中で僕らが気づいたのは、今までポップな曲をあまり聴いてなかった人たちが数曲を聞いた後にポップな曲を気に入ってくれたんだ。僕にとってこのアルバムは一番ヘヴィで一番ポップで、僕らの最高の曲のコレクションになったってことだ。これらのことは僕らにとってとても重要なことなんだ。

-ヘヴィさを追求していくバンドが多い中、一見してポップだとも感じられる作品を出すことには勇気も必要だったのではないかと思うのですが、実際いかがですか?

僕らは他のバンドがしてないことをするってことを頑張ったんだ。だけど、自分たちのスタイルや違いを出来るだけ残しながらね。もしバンドがもっとヘヴィなものをやりたいって言っても僕はオッケーだよ。それぞれの音楽にそれぞれのファンがいるからね。