
-前回来日時のインタビューで、GabeはCOBRA STARSHIPの目的は「キッズにダンスを教えるため」と仰っていた通りに本作では完全なるダンス・ミュージックを披露してくれていますね。本作の大まかなイメージは、Gabeの中ではバンド結成時から見えていたものなのでしょうか?
そうだね。デビューシングルの「Snakes On A Plane」からずっと、COBRA STARSHIP は80年代と90年代初期の音楽に影響を受けているロック、パンク、ポップのミクスチャー・バンドだよ。今回『Hot Mess』では、それらのジャンルをさらに一段階レベルアップさせることができたと俺らは思っているよ。
-結成当初はGabe一人が担っていた曲作りに、セカンド・アルバム以降バンドのメンバー全員が参加するようになったそうですね。本作の曲作りのプロセスはどのようなものでしたか?
ツアー中だった俺たちは、ツアーバスで移動中にそれぞれのラップトップPCで曲を作っていたんだ。
曲の作り方は、まず、ドラムのビートを決めて、次にベースを足して、その次にキーボードとギターを足す。そして、それを他のメンバーに見せて、好きなようにちょこっと手を加えてもらう。最後に、それをGabeに見せて、歌詞とメロディを考えてもらうんだよ。俺たちは、去年の夏にあったツアーの移動時間で9曲完成させたんだ。ツアーが終わったら、みんなでスタジオに入って、実際に演奏して、試行錯誤をしたんだ。これが1ヶ月くらいかかったね。冬にもツアーがあったんだけど、そのツアー中にみんなで話し合ったら、メンバー全員がその出来上がっていた9曲に完全には満足していなくて。
それで、ニューヨークに帰ってから、マンハッタンから車で3時間くらいのところにあるペンシルベニア州のポコノス山の小屋で合宿することに決めたんだ。合宿所には楽器はもちろん、色々な機材やパソコンも持って行ったよ。そこで、なんと12日間で9曲も新曲ができたんだ!合宿後、ニューヨークのいつものスタジオに戻って、その新しい9曲を演奏してみたあと、夏に作った9曲と冬にできた9曲、合計18曲から一番気に入った楽曲をみんなで選んだんだ。この期間にGabeとRylandはKevin Rudolph(※アメリカの人気番組「American Idol」のレギュラーで、「Good Girls Go Bad」のプロデュースを手掛けた人物)と仕事をしにロスに行ったりもした。そうやって、「Good Girls Go Bad」は生まれたんだよ。
-本作で新たにチャレンジしたことを教えてください。
今回は今までよりシンセサイザーをもっと多く使ったよ。あと、何日にもわたった山での合宿のおかげで、レコーディングの前にいくつもの楽曲を実際に演奏してみることができたよ。移動中のツアーバスがメインの制作活動時間だったらこうはいかないからね。
-シングル曲「Good Girls Go Bad」での、Leighton Meesterとのコラボレーションも良い感じですね。彼女は女優であり歌手ではないですが、彼女をフィーチャーすることになった経緯は?
彼女は女優よりも歌手になりたかったらしいね。まぁ少なくとも俺はそう聞いているんだ。で、俺たちは最初のツアー中にできた9曲を何日間も同じスタジオでアレンジしてたんだけど、そのスタジオのオーナーが 『「Gossip Girl」(アメリカで放映されている人気ドラマ)に出てる女の子が1日このスタジオを使うから、その日は君たちには悪いけどこのスタジオは使えないんだ』って言ってきて。それを受けて、「Gossip Girl」の大ファンであるGabeが『わかったよ!彼女が俺たちと1曲コラボレーションしてくれるならいいよ!しょうがない』って冗談半分で言ったら、俺らのマネージャーが彼女の事務所と話してくれて、本当に実現しちゃったんだよ!
-あなた方の、本作の満足度を教えて下さい。
このアルバムを作るのにはかなりの時間を費やしたからね。だから完成したアルバムにはすごく満足しているよ!
-Peteが運営するブランド、Clandestine IndustriesからGabeの電話番号とメール・アドレスが書かれたTシャツが勝手に販売され、販売中止の要請がGabeからあったとのことですが、実際に手に入れたファンから電話やメールは来ましたか?
PeteはそのTシャツを一枚だけ作って販売したんだ。確かにそのせいでGabeは電話番号を変えなければいけなくなったよ。でもGabeもGabeで「Latin American VMA」というイベントのFALL OUT BOYのライヴ中に、Peteがスペイン語を英語に通訳してほしいとGabeに頼んだんだけど、GabeはPeteのメール・アドレスをスペイン語で公開したんだ。Peteがそのことに気付いたのは、メールが何万通も送られてきた時だったらしいよ。
-Peteとの関係は大丈夫ですか?
大丈夫だよ。彼は俺らの兄貴みたいなもんなんだ。
-ニュー・アルバムのリリースに合わせて開始されたcobra TV、いつも面白いネタを披露してくれていますが、これもGabeのアイデアですか?
全てのアイデアは俺らの専属カメラマンのJackとうちのRylandによるものだよ。彼らが一緒にネタを考えて、Jackがそれを撮って、ツアーバスの中で編集したりしてくれるんだ。
-COBRA STARSHIPはパーティー好きっていうイメージがあるんですが、今まで一番ひどく酔っ払った時のエピソードは?
そうだね(笑)俺らが好きでいつも飲むのはウォッカとウィスキーだよ。エピソードじゃないけど、パーティーの次の日はいつも決まって前の日の記憶がないんだ。それがいいパーティーだったっていう最高の証拠だよね!
-最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
日本のみんな、ハロー!いつも俺たちを応援してくれてありがとう!フジロックフェスに俺たちを見に来てくれた人達、本当にありがとう!俺たちがまた日本に行ったらまたぜひライヴに遊びに来てね!みんな愛してるよ!-コブラ達より-
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Hot Mess
もともとDecaydanceのバンドの中でもダンス的アプローチの強いサウンドを提示していたCOBRA STARSHIP。メロディはこれまでと変わらずキャッチーなのだが、サード・アルバムとなる本作はパンク・ロックから完全に離脱した完璧なるダンス・ミュージックへと進化。デビュー作からのファンが驚いてしまわないようにとの配慮からダンス・ロックの中にもパンクの要素を意識的に盛り込んでいたそうだし、フロントマンであるGabe (Vo)自ら「COBRA STARSHIPはキッズにダンスを教えるためにある」と語っている通りに、本作こそGabe が本来やりたかった音楽だということなのだろう。なんでも、Gabe は本作の曲を書くために毎晩バーに行っては追い出されるまで騒いでいたそうだ。「You're Not in on the Joke」にはFALL OUT BOYのPete とPatrick が曲作りに参加。リード・トラック「Good Girls Go Bad」には女優のLeighton Meesterがゲスト・ヴォーカルとして参加、ビデオ・クリップにも出演している。一層煌びやかになったCOBRA STARSHIPのサウンド。このグルーヴは、迷わず身を任せるべきだ。 MAY-E |

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