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MXPX | 激ロック インタビュー

MXPX:Mike Herrera (Vo&Ba), Tom Wisniewski (Gt), Yuri Ruley (Dr)

インタビュアー : 山本 真由

MXPX Official-Site

MXPX

-1年ぶりの来日ですね、おかえりなさい!日本でのツアーはもう慣れたものですか?

Yuri(以下Y):とてもリラックスしているよ。もう外国っていう感じもしないしね。

-では早速、最新作のカヴァー・アルバム『On The Cover II』について聞かせてください。
THE BLUE HEARTSの「Linda Linda」が入っていることが日本では注目されていますが、昨日の公演(5/24横浜BAY HALL)でも盛り上がりましたね!実際ライヴでプレイしてみていかがでしたか?

Tom(以下T):日本で初めて演ったから、凄く反応が楽しみだったんだけど…

Mike(以下M):一応、あるべき形にかなり近いところまでいったと思うね。でも、まだこれからどんどん上手く出来るようになるはずだよ(笑)。

-期待してます!

Y:そのうちネイティヴ・スピーカー並みの発音で出来るようになるさ。

一同:(笑)

-ところで、カヴァー・アルバムの収録曲はどういったことを基準に集めたのでしょうか?

T:選ぶにあたっては、始めから特にテーマを決めていたわけではないんだよ。でも、選んでいったら何となく80年代の曲が多いなということになって。じゃあこれをテーマにしようかって感じになったんだ。まぁ基本的には僕らの好きな曲ってことなんだけどね。

M:パンクあり、ニューウェーヴっぽいポップソングあり、メタルあり…と言っても80年代のメタルだからソフトな感じのヤツだけどね。色んなジャンルにトライしたかったんだ。

Y:そうやって僕らの好みの幅の広さを出せたらなっていう部分と、他の色んなバンドが過去に50回もカヴァーしているような曲じゃなく、ちょっと目新しい曲を選んだっていう部分もある。

-その収録曲の中に、私も大好きな曲なんですがTHE CLASHの「Should I Stay Or Should I Go」がありますね。この曲のみTomがヴォーカルをとっていますね。

T:そうだね、初の試みだよ(笑)。

-歌い方がMick Jonesっぽいな、なんて思ったのですが、意識はしていました?

T:さぁ、多分ね…

M:こいつは本当のことは言わないんだぜ!

一同:(笑)

-もう少しこのアルバムについて質問させてください。
「Punk Rock Girl」ではFLOGGING MOLLYのMattがアコーディオンで参加していますね。これまで、3ピースのシンプルなバンド・スタイルでやってきたと思うのですが、これからは今回のように新しい楽器を取り入れたり、音楽性の幅を広げるために新しいことにトライしていこうということですか?

Y:上手くいくようなら、色々違ったことに挑戦しても良いんじゃないかって思うよ。楽しんでやるためにね。あ、勿論3人で今まで通りやるのが楽しくないってわけじゃないけどね(笑)。今回はカヴァー・アルバムだし、自分たちの殻を破って、いつもと違うことができたってこともあるし。

M:でも、アルバムとライヴが違いすぎてもいけないから、ライヴで3人で再現出来るってのが大前提だし、今までもピアノやオルガンをちょっと入れただけだよ。違和感のない程度にね。そのスタイルは多分これからも変えないんじゃないかな。

-うーん、それもそうですね。
ところで、先ほど話題に出したMattもそうですが、今回のアルバムには色々なバンドのアーティストがゲスト参加していますね。それらのバンドとは元々親しい仲だったのですか?

M:そうだよ、みんな友達なんだ。ツアー先で出会って、楽屋でつるんだりとかね。
それで、アルバムを作る時に「ここには誰を使ったら面白いかな?」ってなるとそういう連中に頼むんだ。

-そうなんですね。それでは、今作についてはこれくらいにして。
話は変わるのですが、ここ数年のパンクロック・シーンには変化があったと思います。BAD RELIGIONやNOFXから始まった90年代のメロディック・パンクが基盤になりつつも、そこから派生したもっとハードコアよりのバンドやダンス・ミュージックを取り入れたようなバンドが、新しい世代の主流になっていると感じるのですが、今のシーンについてはどういう意見をお持ちですか?

Y:まぁ、音楽っていうのはそうやってどんどん進化を遂げていくものだからね。ミュージシャン達が集まって、「一緒にバンドをやろう」ってなったときに、それぞれの影響を持ち寄るわけだから、ダンス・ミュージックが好きだってヤツがいたり、他にはそれと正反対と言わないまでも全然違った音楽性を持ったヤツがいたり…そこでお互いが「良いね!」と思うのであれば、それをくっつけて音楽を作るだろうね。それが、たまたま人気を得ると同じような事をするヤツらが出てきたりして…

M:ようするにみんなコピーするんだよな。そうやって、トレンドが作られるんだ。
まぁこれは、あくまで個人的なの趣味の問題ではあるけど、オレはストレートなパンクロックが好きなんだ。それこそ、NOFXやBAD RELIGION…それからRANCIDみたいなね。

T:オリジナルに忠実ってことさ。僕らがやっていることはね。

M:でもまぁ、新しいことに対して別に不満があるわけじゃない。いいんじゃないかな。

-そうやって、オリジナルに忠実にストレートなパンクロックを10代のころからずっと続けていて、自分たちがバンドを始めたころ憧れていたバンドのように、今のキッズにとっては自分たちがビッグなバンド、パンクロック・ヒーローになっているというのはどんな感じがしますか?

Y:そうだね、そうやってランクを1つずつ上がっていったというか…だけどね、変な話、周りから、あの頃の君たちはこんなことをしてたとか、こうだったよね、なんて色々言われるんだけど、自分たちでは全然覚えて無かったりするんだよね(笑)。

M:確かにそうだな(笑)。

Y:時代の流行り廃りで、その時人気のバンドが「影響を受けたバンド」なんて僕らの名前を挙げると、一気に注目が集まったりとか…そんなことがあったりなかったりの繰り返しさ。勿論、そうやって言ってもらえるのは嬉しいことなんだけどね。なんだか気がつけば14年、ってのが正直なところかな。

-なるほど。Mikeはどう思います?

M:うーん。考えてみたら変な感じがするよ。そういえば、かつてはよくGREEN DAYとも比較されたしな。確かに、お互いメロディックだし、3ピースだし…まぁ最近向こうは5人だけど(笑)。

T:長く続けていると、気がつけば自分たちがパーティーの主催者になってるんだ。

M:若いころは、面倒を見てくれる人たちに囲まれているんだ、マネージャーやレコーディング・スタッフやブッキング・エージェント…ステージに上がってもテックやクルーや色んな人たちが何でもやってくれる。それに慣れてしまうと、こちらから何かをしてあげるってことを忘れてしまうんだ。それが、だんだん成長して、今のオレたちっていうのは自分たちの荷物を自分で持って、更に人の分まで持ってあげられるような…そういうところまで来たって感じだよ。
だから、さっき言ったパーティーの主催者っていうのは、自分たちが仕切るってのも勿論だけど、それ以上に他の人、他のバンドのこともの面倒をみてあげる立場になっているってことだよ。

-それではそのパーティーの主催者として、今後、ツアーで一緒に回ってみたいバンドややってみたいことがあったら教えてください。

M:うん、いつも考えているよ。 去年はRANCIDのサポートとして一緒にツアーを回ったんだけど、そのときは楽しかったな。日本にああいうビッグなバンドと一緒に来れたら最高だな。

-若いバンドでいうと?

M:そうだな…ちょっと思いつかないな。

Y:色んなバンドとやってみたいよ。

T: SET YOUR GOALSと一緒にツアーしてみたいな!今まで一緒にやる機会が無かったんだ。

-今現在は、まだ日本でのツアーが始まったばかりですが、次のアルバムについてはもう計画があるのですか?

M:そうそう、次のアルバムについてそろそろミーティングをしなきゃなっていうミーティングはしてるんだ(笑)。

T:でも、今回のツアーのために練習をしているときに、新しいアイデアも出てきているし、そろそろ…

Y:来月…くらいかなぁ(そのミーティングは)。

一同:(笑)。


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