
―川崎公演、東京公演と大盛況でしたね。
ヘッドライナーのARCH ENEMYも凄い盛り上がりでしたがあなた方のライブもモッシュにヘッドバンキングと凄かったですね。
Brian Fair(以下B):今回のライブは観客がすごくエネルギッシュで今までに無いような反応を示してくれて驚いたよ!あと、会場のサウンドが凄く良かったので満足しているよ。
―目下の最新作「Threads Of Life」からメジャーレーベルのATRANTIC/WARNERに移籍しましたが彼らのサポートには満足されていますか?
B:日本とヨーロッパとオーストラリアはROADRUNNERでリリースをしていてどこの国のスタッフもとてもいい奴ばかりなんだ。さらにROADRUNNERにはKILLSWITCH ENGAGEを筆頭に素晴らしいメタルバンドがたくさんいて、メタルバンドだけでなく格好良いロックバンドも在籍しているから素晴らしいよね。質問のとおりアメリカではATRANTIC/WARNERからのリリースだけど、彼らも俺たちのD.I.Y.精神をとてもよく理解してくれてとても大切にしてくれているよ。レーベルを決めるのにとても迷って時間をかけたけど、その時間は無駄じゃなかったって今は思っているよ。
―あなた方は最も日本ツアーを行うメタルバンドですが、日本に初めてツアーで行くバンドがいたとします。あなたはそのバンドにどのようなアドバイスを送りますか?
Matthew Backhand(以下M):俺だったらそのバンドに『絶対に日本を気に入ると思うぜ』っていうかな。何故かって言うと日本は会場も音響も何もかも完璧に揃っていてスタッフにも仕事にも抜かりがないからさ。アメリカをツアーしていると会場によっては本当にひどい会場があるからね。日本人の仕事ぶりを見ていると本当にプロ意識を感じるね!
―先日ALL THAT REMAINSが来日した際、ボーカルのPhilは「みんなマサチューセッツ、マサチューセッツと騒ぐが、ビックなバンドは皆出て行ったし今のマサチューセッツにはすでにメタルシーンと呼べるものはないよ」と言っていましたがあなた方も同意見ですか?
B:ずっとツアーをしていてマサチューセッツが現状どんな状況にあるか詳しくは知らないんだけど、バンドを始めた時はみんな一斉に始めたような感じだったから、本当に格好良いなって思うバンドもたくさんいたし良いライブハウスも本当にたくさんあったんだ。でも今はその当時のライブハウスが全部潰れてしまっていて、有名なバンドだったら設備の整った大きな会場で演奏できるんだろうけど、まだ駆け出しのバンドは本当に苦労しているんじゃないかな。さっきも言ったけど最近は本国に帰ってないから憶測なんだけど、マサチューセッツのライブハウスが無くなったというのは確かみたいだよ。
―アメリカでここ数年メタルシーンの盛り上がりは凄まじいものがあるというイメージがあるのですが、しかしその一方でメタルというとお客さんが入らない、スクリーモというとライブの集客があがるという噂を聞きました。これは事実ですか?
B:確かに今アメリカではスクリーモというジャンルが主流になっているのかもしれない。でもそれってトレンドみたいなもので絶対に飽きられる時が来ると思うんだよ。そのジャンルには一枚CDを出したら終わりっていうバンドがすごく多いだろ?メタルは違うんだ。SLAYERなんてずっと売れ続けているし、LAMB OF GODとかOzzfestとかもすごく人気がある。メタルは永遠に持続していくと思うよ。
―あなた方や、KILLSWITCH ENGAGEの次の世代のメタルバンドとしてAVENGED SEVENFOLDやBULLET FOR MY VALENTINEなどが人気を得ていますがあなた方は彼らのことをどう評価しますか?
B:確かに彼らはいますごい人気だよね。AVENGED SEVENFOLDに関しては彼らの最初のツアーを俺たちが連れて行ってあげたっていう過去があるんだよ。今挙げてくれたバンドは本当にテクニック的が優れているし何よりミュージシャンシップが素晴らしい。こういう若いバンドが今の若者にギターソロの素晴らしさ、メタルの素晴らしさを浸透させて言っていると思うよ。すごく良いことだね。だからこの先AVENGED SEVENFOLDがもっともっとビックになって俺たちをツアーに連れて行ってくれることを望んでるよ(笑)
―あなた方の最終的な目標はIRON MAIDENやJUDAS PRIESTのような世代を超えた誰にでも愛されるメタルゴッドになることではありませんか?
あなた方の作品を順に追って聞いていた時にふとそんな考えが頭をよぎったのですが(笑)
B:そう言ってもらえて非常に嬉しいよ(笑)IRON MAIDENは何年も何年も同じことをやっているのにその人気が衰えることなくどんどんファンを増やしていってるよね。彼らと一緒にOzzfestでツアーをしたときに彼らのことを毎日見ていたんだけど、ラジオや雑誌を気にしないで自分たちのやりたいことを好きなようにやって、オーディエンスに素晴らしいライブを届けられるということにすごく感銘を受けたよ。俺達も彼らの3分の1でいいからあんな風になれたらと思うよ。
―レーベルの資料によるとギターの二人は06年のギターワールド誌の史上最高のギタリストのトップ100に選ばれたそうですが、去年(07年)はいかがでしたか?
M:去年は最悪だったよ(笑)
―ベストギタリストに選ばれたから言うのではないですが、あなた方の二人のギターソロの絡みのテクニックはもちろんのこと、聴き手の感情を揺さ振るメロディが非常に素晴らしいですね。ギターソロはどのように組み立てていくのですか?
M:ギターソロを考えるときはまずはテクニックよりメロディを重視して作るんだ。土台ができたら今度はテクニックとメロディのバランスを考えていく。というのもやはりギターを実際に弾かないオーディエンスにも楽しんでもらいたいって気持ちがあるからね。ギターソロではその双方のバランスに一番気を使っているよ。
―ボーカルのブライアンに質問です。
あなたのスクリームは力ずくで押すというよりメロディックにスクリームする点にオリジナリティーを感じます。そのため良い意味で聴きやすいなと感じますがそう言われるのは心外でしょうか?
B:確かにそうだね。たとえば音楽に合わせて自分がメロディを出すか、ただ自分が本当にピークに達しているときは本当にアグレッシブにブルータルに歌うんだけど、でもやっぱり一緒に歌えるような感じでシャウトはしているよ。TESTAMENTのChuck Billyもすごくトーンとメロディを大事にしていてアグレッシブなところはアグレッシブなんだけどそういった繊細な部分も兼ね揃えているので俺もそんな風に歌いたいと思ってやっているよ。
―ロングドレッドがトレードマークですが一体いつから伸ばし始めたのでしょうか?またその極限まで長いドレッドに関係したことで、得したこと、失敗したことがありましたら教えてください。
B:15年間伸ばし続けているよ。一番悪いことは一度濡らすと全然乾かないことかな。完全に乾くまでもう何時間もかかっちゃうんだ。良いことはステージでのパフォーマンスで疲れた時にとりあえずドレッドを振っておけば女は喜ぶからその時は役立つね(笑)
―なるほど!
B:あとツアーの時に寝台バスで移動するんだけど、そのバスで俺は二段ベッドの上で寝てたんだ。そうするといつの間にか髪が全部下に垂れてしまっていて、下のベッドで寝ていたメンバーにカーテンができたって言って笑らわれることがよくあるよ。
―アメリカではあなた方のライブに来るキッズはメタルとハードコアどちらが多いのですか?
B:バンドを始めた頃は割とハードコアなキッズが多かったんだけど、今はハードコアとメタルの境があまりないからどっちかっていうと現状はメタルキッズの方が多いんじゃないかな。
―今日本ツアーを共にしているARCH ENEMY、JOB FOR A COWBOYとは初めての共演ですか?
B:ARCH ENEMYの方は色んなフェスで共演してるんだよね。ツアーを一緒に回るのは3回目くらいかな?このジャパンツアーの前も6週間くらいずっと一緒にいたんだ。JOB FOR A COWBOYの方は前のフェスにも出たし、ツアーも一緒に回ったことがあるよ。
―JOB FOR A COWBOYは欧米ではすごい勢いで人気が出ているそうですが実際にその人気は肌で感じますか?
そうだね。最初は彼らがやっているジャンル的に絶対に若いキッズがライブを見に来るなんて思ってなかったんだけど、どういう訳かフロアを見渡せば若いキッズで溢れかえっているんだ。これはどういうことなんだ?と考えたらやはり彼らの音楽はmyspaceですごく広い世代に広がっているんだよ。この前なんか本当に小さな子供が彼らの曲をライブで一緒に歌っていたから驚いたよ。また彼らもそういう状況を喜んでいるみたいだよ。
―前作リリースから約一年経ちましたが、すでにニューアルバムの構成はできていますか?
B:今年の夏にツアーが終わるのでそれからスタジオに籠ろうと思っているよ。ただコンセプトや方向性なんてものはまだ全然固まってないけどね。だから自然の成り行きって感じかな?もしかしたらラジオから流れてくるJustin Timberlakeのリフを盗んじゃうかもしれないな(笑)
―(笑)夏のツアーはこのあとどこを回る予定なのですか?
B:日本が終わったら次はフィリピンに行ってヘッドライナーのライブが決まってるんだ。フィリピンが終われば少しオフがあるんだけど、そのあとメキシコに行って、それが終われば二週間くらいのアメリカでのツアーが待ってるんだ。アメリカのあとは今のところ予定は入っていないけど、いつも急に仕事が舞い込んでくるから多分休めないだろうね。
―前作のプロデューサーはNick Raskulineczでしたが再び彼を起用する可能性はありますか?
B:そうだね。彼のスケジュールが可能なら是非一緒にやりたいと思っているよ。でも彼は売れっ子だからね。タイミングが合えばって思っている。
―お伝えできるレベルで結構ですのでニューアルバムへのヒントを教えてください。
B:ツアーの中でまだやっていない温めている新曲とかもあるんだ。さっきも言ったけどコンセプトや構想は決まってないけど、期待していてもらえればと思っているよ。
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Threads of Life
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http://www.roadrunnerrecords.co.jp/ainfo/artists/shadowsf.html http://www.shadowsfall.com/ http://www.myspace.com/shadowsfall |
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