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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

DREAM STATE

2006.07.06UPDATE

DREAM STATE

Member:Nick(Vo./Piano/Gt.)

Interviewer:MAY-E

-激ロックです!お会いしたことはあるけど、インタビューは初めてなので基本的な質問からいきます。どんな音楽を聴いて育ったのですか?また、影響を受けたアーティストは誰ですか?

映画のサウンドトラックをよく聴いていたよ。例えば、ディズニー映画とか、John Williams、Alan Silverstri、Danny Elfman、James Hornerのオリジナルスコアとかをね。バンドとしての音楽的影響では、今のところ一番大きかったのは、Jimmy Eat World、Weezer、Smashing Pumpkins、Third Eye Blindあたりが大きかったかな。

-フロントマンのニックは、ピアノの他にベース、ギターまでこなしてしまうそうですが、ベースやギターに転向しようと思ったことはありますか?

いつもドラムはプレイしてみたい!って思ってたかな。今回の作品でも、ほとんどの曲で、ドラムを担当したんだけど、本当に楽しかった!ドラムはいいよ!ロックな感じだよね!

-作曲はやはりピアノでやるのでしょうか?また、あの美旋律はいつどのようにして生まれるのでしょうか?

いつもピアノや、アコースティック・ギターを弾きながら、コード進行とか、リフを作って、それから出来上がった曲を繰り返し弾き込むんだ。そのうち自然と『ラララ~♪』みたいなかんじで、曲に合わせてハミングが口をついて出てきて、曲が出来上がるってかんじかな。

-リリース後、フロントマンのニックを残しメンバーが脱退してしまいましたね。バンドとしての危機を感じましたか?

うーん・・・。彼等は二度と戻らないっていうかんじで脱退した訳じゃなかったんだ。ギタリストのデヴィンは、出たり入ったりしてるし、必要な時にバンドに加えていくっていうスタイルをとってるよ。このバンドのメンバーに関して言えば、全員がそんなかんじだね。もちろん、ライブを定期的にやるために、ラインナップを固めたいとも思うし、そうする事によって、USツアーをやってみたいよね。

-マイク、ニックのDREAM STATE復帰の理由を教えてください。またバンド体制に戻って新たな決意のようなものはありますか?

今回のアルバムの制作が始まる直前に、ニック(ハワード)が歌詞を書かせて欲しいって言ってくれてさ。俺は大歓迎だったから、すぐにバンドに復帰してもらったよ。彼とは、小さい頃から仲が良かったし、また一緒にやれれば楽しいだろうな、とも思ったし。マイクは、ライブがある時は常にベーシストとして、参加してもらっていたし、彼は脱退した訳ではないね。

-06年はINDEPENDENCE-Dや東名阪ツアーで来日も果たしましたが、来日時に一番思い出に残ってることは何ですか?面白いエピソードがあったらぜひ教えてください。

初めての来日は、本当に素晴らしかったよ。一番印象に残ったのは、ライブに来てくれたファンのみんなが、温かく迎えてくれた事かな。誰一人として例外なくね。光栄な事に、日本には二回も行く事(Japan Tourと、Nano Mugen Fes. 2006)が出来て、また行きたいなって心から思ってるよ。日本は最高だよ!実は、この前、日本語の教則本とCDを買ったんだ。次に来日するまでに、ちゃんと日本語をしゃべれるようになるためにね。(笑)

-NANO-MUGEN FES.2006ではニック一人でアコースティックライブでしたが、実に堂々と披露していましたね。横浜アリーナという大舞台で一人でのアコースティックライブということで緊張はしませんでしたか?

そうだね。ものすごく緊張してたよ。演奏中に、ファンの子達の何人かが、『ニック、おかえり!』って言ってくれたのが聞こえて、それで少し緊張が解けたんだよね。あんなにたくさんの人達の前で、自分の曲を演奏したって事は、間違いなく忘れられない思い出になったよ。いつか、またああいう形で演奏できればいいな、って思ってる。

-アメリカでもアコースティックライブをやることはあるのでしょうか?

いや、なかったはず。(笑)

-同じくピアノエモのバンドとしてWAKING ASHLANDと比較されることも多いようですが、彼らとは仲がいいのでしょうか?また、ライバル意識などはありますか?

この前の来日は、Waking Ashlandのジョナサンと、ライアンに出会えて、たくさんの時間を一緒に過ごせて、本当に幸運だったよ。彼等は本当にいい奴らだし、今でも連絡は取り合ってるよ。俺達は、ライバルじゃなくて、仲間だと思うな。

-新作についてお聞きします。新曲5曲を聴かせて頂きましたが、前作の美旋律はそのままに、より力強く、壮大なアルバムへと進化したように感じました。それについてあなた方自身はどう考えますか?

一番大きな狙いは、まず前作よりもいい作品を作る事だったんだ。音楽的な観点で言えば、前作と比較しても、格段にカッコいいものが出来たと思ってるし、美しくて大きなスケールで描かれた中にも、ドラマティックなサウンドが出来上がったと思う。このアルバムのドラマティックな展開をしている部分が、どこかの映画のサウンドトラックで使われないかな、なんて思ってるよ。実現したら最高だよね!