2. I Love It When You Cry (Moxoki) feat. Moxie Raia
3. Youth Dem (Turn Up) feat. Snoop Lion
4. Hysteria feat. Matthew Koma
5. Darker Than Blood feat. LINKIN PARK
6. Lightning Strikes feat. NERVO & Tony Junior
7. TARS (Interlude)
8. Home We'll Go (Take My Hand) feat. WALK OFF THE EARTH
9. Heaven On Earth feat. Sherry St.Germain
10. Holding Up The World feat. HARRISON & Albin Myers
11. Light Years feat. Rivers Cuomo
12. Warp Speed (Outro) feat. J.J. Abrams
13. I Love It When You Cry (Moxoki) [Boehm Remix] ※ボーナス・トラック
昨年秋にメジャー第1弾アルバム『Neon Future Part.1』をリリースし、幕張メッセで行なわれたFATBOY SLIM来日公演でのスペシャル・ゲストで最強にハッピーなパーティーDJとしてフロアを沸かせたSteve Aoki。このゴールデンウィークには、"electrox Beach Osaka"と"Electric Zoo Beach Tokyo"のヘッドライナーとして来日するなど、相変わらずなジェットセッターぶりで世界中でパーティーし続けているSteve Aokiの新作にして、『Neon Future』の第2弾アルバム『Neon Future Part.2』がリリースされる。前作でのインタビューで、"曲としては同時期に書いたものだけど、『Part.1』よりも歌ものやヴォーカルが多くなって、エモーショナルで深みのある曲が多くなるんじゃないかな"と語っていた通りで、アッパー且つフィジカルなEDMチューン中心の前作よりも、ぐっとイマジネイティヴなサウンド世界を展開したアルバムとなった。 『Part.1』同様フューチャリスティックなテーマで、映画"Interstellar"(監督:Christopher Nolan)の製作総指揮を務めた理論物理学者Kip Thorneをフィーチャーした「TARS(Interlude)feat.Kip Thorne」や、映画"STAR WARS"の新作の監督J.J. Abramsをフィーチャーした「Warp Speed feat.J.J. Abrams」など、SF好きなSteve Aokiらしい、そして彼の人脈の広さをうかがわせる人選もありで面白い。また2013年の"SUMMER SONIC"のステージで世界初パフォーマンスとなって話題になった「A Light That Never Comes」に続くLINKIN PARKとのコラボ・シングル「Darker Than Blood feat.LINKIN PARK」も収録された。柔らかなヴォーカルやコーラスを活かした、陰影の深いエモーショナルなメロディによるエレクトロ・ナンバーで、前回のコラボ作での動のパワーやエネルギーとはまたちがった、物語性の高い曲になっている。強いビートやリズム・パターンよりも、旋律で流れを作っていくサウンドが、心地いい。今回は、バラエティに富んだアルバム『Wonderland』(2012年リリース)や、『Part.1』からもグッとそういったタイプの曲が増えている。WEEZERのRivers Cuomoをフィーチャーした「Light Years feat.Rivers Cuomo」もまた、メロウでポップな歌を活かした曲。ちょっと泣きの入ったRiversのヴォーカルが、デジタルなビートを繊細に彩っている。アタックの強いキックや、ビートとヴォーカルが拮抗するようなタッチでなく、ほどよく溶けあっているところが、するりと耳にすべりこんでくる理由だろう。カナダのインディ・ポップ・バンドWalk Off The Earthとの「Home We'll Go(Take My Hand)」では、ジャングリーなこのバンドの魅力がしっかり活かされていて、宇宙遊泳でもしながら、アコースティック・ギターと高揚感たっぷりのコーラスが描く牧歌的な景色を眺めているような感覚だ。 女性シンガー・ソングライター、Moxie Raiaとの「I Love It When You Cry(Moxoki) 」はエキゾチックな曲の雰囲気が最大限ブーストされ、オーストラリア出身の双子(LivとMim)の姉妹によるDJユニット、NERVOとTony Juniorとの「Lightning Strikes」でほのかに漂うメランコリアもアルバムのいいアクセントになっている。 アルバムのイントロとなる「Time Capsule」に始まり、終曲の「Warp Speed」まで、さまざまな空間や記憶を旅するような、『Neon Future Part.2』。パーティー野郎として、ライヴでド派手なパフォーマンスで盛り上げるSteve Aokiの、頭の中を覗き見る感覚が味わえるサウンドでもあるだろう。陰と陽ではないが、『Part.1』と合わせてSteve Aokiの深み、アーティストとしてのクリエイティヴィティや、その先へと向かっていくヴィジョンを詰め込んだアルバムだ。 吉羽 さおり
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