力強いバンド・アンサンブルに合わせ、人間味溢れる歌詞をとびきりキャッチーなメロディで歌い上げるMCS節はそのままに、ポップネスがぎゅっと詰め込まれた前作『My Dinosaur Life』からテイストは少し変わり、バンド感を生かしつつ柔らかな音の作りをしている。祖母の死が題材となっているという「Everyone Will Die」は、ストリングスを用いて壮大なスケールを生んでいる一際美しいミディアム・ナンバーだ。過去2作では彼女との別離を歌っていたJustin(Vo)にも、ついに素敵なひとが見つかったようで、ダメ男のひたむきな恋心が綴られたリード曲「True Romance」の歌詞は思わず胸に込み上げるものが......。恋が、したくなりました! (MAY-E)
[SONY MUSIC JAPAN] EICP-1525 \2,310 (税込)
ミネソタ州ミネアポリス(プリンスの出身地として有名)にて97年に結成された5人組。メンバー・チェンジを経て02年に現在のラインアップへ。自主制作されたデモが話題を呼び、レーベル争奪戦の末、アメリカ最大のインディー・レーベルEPITAPH RECORDSより03年デビュー作『I Am The Movie』発売。翌年、BLINK-182のオープニング・アクトとして初来日を果たす。06年には"Epitaph Showcase"と冠したMATCHBOOK ROMANCEとのカップリングで再来日。07年には米AP誌"最も期待できるアルバム"特集号で堂々の表紙を飾りFUJI ROCK FESTIVAL初参戦ながらメイン・ステージに登場、3rdアルバム『Even If It Kills Me』はビルボード・インディー・チャート初登場1位に輝き、その後08年に行われたBEAT CRUSADERS、CARTELとのジャパン・ツアーでは全公演ソールド・アウト!10年にリリースされた4thアルバム『My Dinosaur Life』ではコロンビアへのメジャー移籍を果たし、再びBEAT CRUSADERSとの来日共演を実現。5作目となる今作は共同プロデュースに盟友Ed Ackerson (POLARA)を向かえ、古巣EPITAPH RECORDSからリリースされる。