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INTERVIEW

CODE AXE

2024.08.07UPDATE

2024年08月号掲載

CODE AXE

Member:Yu(Vo/Gt) Hiro(Gt/Cho) Shigeru(Ba/Cho) Yamabe(Dr/Cho)

Interviewer:横山 開

-なるべくしてなった形ですね。TASTYから7月27日に『MOON SHOT』をリリースされたわけですが、3曲とも結構異なったアプローチというか、これまでのCODE AXEらしさもありつつ、「SUNDAY」みたいな違った面もあり、この作品を起点にして、CODE AXEのまた違った世界を見られるんじゃないかという期待を感じました。今回の制作経緯を教えていただけますか。

Yu:楽曲3つとも書いてある歌詞や曲の雰囲気は違いますね。TASTYから出すのは初めてだし、ずっと自主でやっていたのでレーベルから出すのも初めてで。自分たちだけじゃなくTASTYと一緒にやるので、できることをいっぱい増やしたいなと。今までになかった新しい挑戦をするとか、もっといろんなところに広げていくとか、そういうことは今回CDを出すにあたって考えましたね。まだ日本の中でも行っていないところはいっぱいありますし、TASTYと一緒にここからまた始まっていくCODE AXEをいろんな人に聴いてもらえたり、一緒に遊んでもらえたりしたら嬉しいなって思ってます。

-資料のクレジットを拝見すると、"All Music & Lyrics by Yu sueyoshi, CODE AXE"と記載されてますが、楽曲の制作はYuさん中心でしょうか?

Yu:そうですね、制作はだいたい自分が作って、最終的な編曲等はみんなでやってます。

-制作してみてどうでしたか?

Hiro:自分は「SUNDAY」を録り終わった帰り、"どんな感じかな?"って車でみんなで聴いたとき、めっちゃいいなという感覚がすごいありました。

Yu:自分は基本的に速い曲が好きなんですけど、「SUNDAY」は今までと雰囲気が違うものになりました。何か新しいもの、どこにもないようなメロディック・ハードコアをやりたいなと思っているんで、雰囲気が変わった曲ができたかなって感じてます。

-僕ももともとCODE AXEさんを聴かせていただいていたので、「SUNDAY」のMVがアップされたとき、率直にマジか! ってなって。

一同:おー。

-今までのCODE AXEの曲の中で一番好きです。

Yamabe:ありがとうございます。

-最初メロウ、スローな感じで始まって後半アップテンポになるところが癖になります。MVを拝見すると大人の余裕も感じてすごくいいなって。TASTY RECORDSに所属が決まって、これまでみたいなスピード感満載な曲から、ラストで違った面を見せるこの曲で終わるのもまたすごくいい締め方だなと思いましたが、「SUNDAY」を最後に持ってきた理由はありますか?

Yu:最初はやっぱ速いのがいいしなぁ?

-そうですよね(笑)。

Shigeru:シンプルにね。

Yu:今回3曲しかなかったので、そのなかでどういう流れか考えたら、スピーディに始まって、「MOON SHOT」は結構激しい曲で、「SUNDAY」は爽やかだけどしっとりしているかな? 歌詞の内容は「SUNDAY」はあんまりポジティヴではないんですけど......まぁ「SUNDAY」、1曲目じゃないもんね(笑)。自分たちでストーリーを考えてこの流れがいいかなっていうのでこうなりました。

-ちなみに「SUNDAY」のMV撮影時のエピソードとかありますか?

Yamabe:結構いろいろあったね(笑)。

Yu:結構ありましたね。1回撮影をしたんですけど、カメラマンの方と編集どうしていこうかってときに撮り直したいって話が出て、ロケーションとかがいまいちうーんという感じだったから、別の場所に会場を替えて撮影したんで、2回撮ったんです。

-それは大変でしたね。

Yamabe:出していない幻のやつがあるんですよね。

-それ観たいですね。

Yu:曲も変わるかもしれないっていうのもあって。ただ、自分たちで「SUNDAY」にしようというのもあったし、Ohgaさんが「SUNDAY」をめっちゃいいって言ってくれたのもあって、ちゃんと形にしようと進めていきました。ロケーションは、最初は倉庫みたいなところでやっていたんですが、自分たちがいつも遊びに行ったりライヴしたりしている佐世保のバーがあるんですけど、そこを借りさせてもらって撮影をしたんです。そしたらめちゃくちゃ雰囲気が良くなって。

-会場を替えての撮影のほうが断然良かったんですね。

Yu:そうですね。しかも、佐世保の自分たちが日頃遊んでいるところで何か残すものができたのは嬉しかったです。

-お店の人も誇らしいと思います。

Yu:いやぁ本当にありがたいですね。長崎にWEAKEND HEROESっていうバンドがいるんですけど、撮影しているときに、ヴォーカルのやっちん(松園康弘)も来てたんで、一緒に撮影に入ってもらって。再生ボタン押すだけの仕事なんですけど(笑)、すごいパワーをくれていたんです。

Yamabe:押すたびに、気合を注入してくれるんですよ。"行けるかお前ら!"みたいな(笑)。そのたびにやる気が出たり笑かしてもらったりして。

Yu:撮っている間も、ものすごい......。

Shigeru:笑かしてくるよね。

Yu:でも楽しい撮影でした。

-それがしっかりパッケージングされたという形で。この話を聞いた上でもう一回MV観てみようと思います。

Yu:ありがとうございます。