－そして先ほども少し触れましたが、「約束」はWATERの曲で、こちらもWATERを応援してくれたファンに向けた曲になっています。

小栗：だいぶアレンジもキーも変えてるんで、印象が変わると思うんですけど、この曲も今までついて来てくれたお客さんたちに向けた曲で。曲の初めに新しいフレーズをつけているんですけど、それくらい変わったところをこの先も見せられればいいなと思っています。

－WATER時代の楽曲って、大きな財産だと思うので、こうしてTHE JAPANESE PRIDEの曲としてブラッシュアップして、改めて届けていきたいですよね。

小栗：今までの曲も全部やりたいし、今までの曲はやらないじゃなくて、逆に強みにしていきたいと思ってます。この先もどんどんリリースしていくと思うんで、ライヴでWATERの曲が少なくなっていくかも知れないですけど、こうして"THE JAPANESE PRIDE ver.（TJP ver.）"として、WATERの曲も出していけるだろうから、いい塩梅でやっていけたらいいなと考えてますね。THE JAPANESE PRIDEらしいカッコ良さを出していければいいなと思います。

川口：この曲はかなり初期にできた曲で大好きな曲だし、思い入れもあるし。MVもあるんですけど、僕らの母校やめちゃくちゃ遊んでた公園で撮ったりした曲で。インスタで改名するって発表したとき、地元の仲間からの応援メッセージが届いたりしたので、もう一度出すってところで、地元の人にも届けばいいなと思ってます。

瀧本：僕は18歳のとき、あとからWATERに入って、最初にできた曲が「エンジン」、次にできた曲が「約束」で。バンドやりたくて東京に出てきて、熱量があるときに作った曲なので、思い入れはかなりあります。MVは改めて観ると、ちょっと恥ずいですけどね。

川口：あのMV、YouTubeから消そうか（笑）？

－ダメですよ、このタイミングで見返す人もたくさんいるんですから（笑）。そして、そんなEPを掲げて、8月1日、東京 新宿ACB（新宿ACB HALL）から始まる全国ツアー（"THE JAPANESE PRIDE「NOW TOUR」"）も決定しています。

小栗：このタイミングはバンド・キャリアの中でも一番大事で、めちゃくちゃターニング・ポイントになるだろうし、ここで掴めなかったらもう無理だと思ってるくらいなんで、本気で頑張ります。THE JAPANESE PRIDEの曲は4曲しかないので、ライヴではWATERの曲もやっていきますけど、このツアーでTHE JAPANESE PRIDEを全国に浸透させたいと心底思ってます。

川口：僕らもまだ、"WATERです！"って言っちゃいそうな気がしますけど、ファイナルで帰って来る頃には、"THE JAPANESE PRIDEです！"と堂々と言えるようになりたいですね。

瀧本：ここまでガッツリ回るツアーはWATERでもしたことがないので、ちゃんと最後まで完走すること。それと初日の新宿ACBは、WATERでソールド・アウトしたことがないので、それも叶えたいですね。

－初日は対バンにkoboreを迎えてのツーマン・ライヴが発表されています。

小栗：WATERを始めてわりと初期の頃、初めて府中Flightってライヴハウスに挨拶に行ったときに地元バンドであるkoboreがたまたまライヴをしていて、地下の秘密基地感がある府中Flightにお客さんをパンパンに入れてて、ライヴもめちゃくちゃヤバくて。それから観るたびにどんどん大きくなっていって、年下なんですけどすごく刺激されるというか、負けたくないって気持ちが強くて、WATERの頃から、"対バンしよう"って言ってたんですけど、今回やっと叶えられたんです。koboreも僕らのことを対バン相手として認めてくれた気がするので、バチバチにやり合いたいし、負けらんないなと思うし、一生記憶に残るような、いい日にできればいいなと考えてます。