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INTERVIEW

ジエメイ

2023.10.03UPDATE

2023年10月号掲載

ジエメイ

Member:黎鮫 ワナ 眠目 り汰 神代 ロゼ 八乙女 ニア

Interviewer:藤坂 綾

これからの期待と、これまでのジエメイのすべてが詰まってる


-そのメンタル面の成長や、歌の成長すべてが今回のアルバム『LUNA4』に表れてるんじゃないかと思いますが、どんな1枚になりました?

八乙女:ジエメイにとっては新しいジャンルというか、新しい雰囲気の曲もあったりするんですよね。みんなの背中を押していくっていう変わらず前向きな歌詞の曲もあるんですけど、"LUNA=月"って光と影があって、そういう部分も感じられるし、みんなの人生に寄り添っていけるような1枚になったと思うし、デビュー曲(2022年リリースの「な?」)も入っててこれまでのジエメイも楽しめるし、これからのジエメイも楽しみにしていただけるようなCDになったんじゃないかと思います。

神代:CDをリリースすることはアーテイスト活動を始めたときからの夢だったので、夢がひとつ叶って嬉しいです。今まで生きてて良かったなって、そんな1枚です。そして、これからの期待と、これまでのジエメイのすべてが詰まってます。

眠目:改めて自分たちの成長を感じる1枚になりましたね。デビューしてすぐの頃の曲は若干録り直したところもあるんですけど、ほとんど当時の歌声で、全然違うなって。1年半でこんなにも成長するのかと思ったら感動したし、楽しめる要素のひとつだと思います。実際、私はすごく楽しめたので。なので、1年半の自分たちの成長をみなさんに楽しんでもらえたら嬉しいですね。

黎鮫:CDリリースが初めてなので、決まったときは単純に嬉しいなって気持ちだったんですけど、それがメジャー・リリースっていうことで、これはジエメイの新たな1歩、大きな1歩になる1枚だと思います。私たちの歌が届く人、自分たちの声が届く人が多くなっていく大事なCDだなと。そんな大事なCDに、"LUNA4"っていう私たち4人の"4"という数字が入ってたりするので、今ももちろんそうですけど、時が経てば経つほど思い入れが強くなっていくCDになるんじゃないかなとも思います。それに、結成当初の私だったら絶対に歌いこなせなかったなっていう曲もあって、聴いてる人にはわからないことなんですけど、私にとってはそれを歌えてるというだけで成長を感じるので、私たちもそうだし、聴く人もそれぞれの人生に当てはめて、1曲1曲を噛みしめて聴いてもらえたら嬉しいですね。

-メジャーというところで、気持ち的に違うところはありますか。

黎鮫:国立競技場とか日本武道館に立つっていう言葉が、メンバーで話してるとよく出たりするんですけど、それが夢幻じゃないと思えるというか、このまま4人で続けていったら必ず立てるね、いつか必ず夢は叶うねって思えるひとつの要素だなと。

眠目:ステージに立っていない、見えないところで支えてくれるスタッフさんやみなさんがいたからメジャー・リリースができたわけで、どれくらいの人に伝わるかわからないですけど、誰ひとり欠けてもいけないというか。ジエメイ4人だけじゃなくて、スタッフさん誰かひとりでも欠けたら今のようには進めてないなと思っているので、このまま自分たちが努力を怠らず、且つみなさんのサポートがあれば間違いなくステップアップできるし、夢にまた近づいたなって思います。

-おひとりずつ、お気に入りの曲を教えてください。

神代:ぼくは「ラ・ラ・リバース」です。ライヴでやるときは背中を押すような振りがあるんですけど、そういう誰かの背中を押せるような歌詞になってるし、自分も押される曲なのでこの曲がお気に入りだし、みなさんにも届くといいなと思います。

八乙女:私は「レアリゼ」で、これは自分が入ったときに作っていただいた曲なんですけど、最後のロング・トーンとシンガロングが掛け合わさる部分、あそこのロング・トーンが私のパートなんですけど、当時出なかったんです。だからお披露目前も一生懸命レッスンしてたんですけど、私がこのグループの足を引っ張ることになるんじゃないかって、それでずっと悩んでたりして。歌詞的にも好きなところだし、1年前はロング・トーンが全然できなかった私の挑戦にもなった曲だし、成長にも繋がった曲だし、みんなで振りを作れて嬉しかったし、この4人がいたからこそ作り上げることができた曲でもあるので、私にとってはすごく思い入れのある曲です。

眠目:私は「愛する」です。この曲はすごく短い曲で、ライヴでもやることが少ないんですけど、歌詞がシンプルでまったく濁してないんですよ。だからストレートに届くんですよね。私たちは歌声を聴かせたいタイプなので、そういう意味でこの曲は歌声が直で届くし、気持ちも純粋に届くし。あとはこの曲のRECのとき、ちょっと心が安定してないこともあったんです。だから、改めていろんな人の想いがこうやって自分たちの曲に繋がってるんだなっていうことを再確認できた曲でもあるし、全部の曲が大好きなんですけど、一番好きな曲ですね。

黎鮫:私は「DigDigDig」です。これは、聴いてもらえば必ずライヴに来たいと思わせられる曲なんじゃないかと思ってて。この曲がライヴでどういうふうに楽しめるのかって考えただけでも楽しいし、爽やかで元気が出る曲なんですよね。なので、この曲を聴いてぜひライヴに遊びに行きたいって思ってもらえたら嬉しいです。

-最後に、アルバムの聴きどころを含めて、このCDで新しく出会う方やファンの方へのメッセージをいただけますか。

八乙女:"ジエメイのライヴは熱い!"と言ってくださる方が多いんですけど、感情を揺さぶられる感覚を直に味わってほしいのでライヴハウスに足を運んでいただけたら嬉しいし、初めてのCDだからじっくり曲を聴いていただくいい機会でもあるので、CDを聴いてもらえたら嬉しいです。ジエメイのライヴは拳と声さえあれば楽しめるものになっておりますので、ぜひともライヴに足を運んで、私の自慢のメンバーたちの歌声を体感していただきたいです。

神代:いつもライヴに足を運んでくれてる方にも、まだジエメイに出会ってない方にも、このCDを通してぼくたちが守ってきた感情であったり、曲に込めた想いであったりが伝わればいいなと思います。

眠目:ジエメイのライヴを観てジエメイを好きになってCDを手に取ってくださった方は、いつもよりも丁寧にというか、ライヴのときとはまた違った歌い方もあると思うので、そこも注目して聴いていただければと思います。初めてCDを手に取ってくださった方は、ライヴに来たらもっとジエメイのことが好きになると思うので、CDじゃないと感じられない曲の良さもあるし、ライヴじゃないと感じられない音の良さもあると思うので、このCDをきっかけに、どちらも楽しんでもらえたらいいなと思います。

黎鮫:初めてのCDということで、CDには歌詞カードもついてて、今まで歌詞が明かされていない曲の歌詞もあるので、その意味を読み解きつつ聴いてもらえたら嬉しいし、そういうふうに1曲1曲聴きながら、紙媒体で字を見てもらうのもCDでしかできない楽しみ方だと思うので、ジエメイ初のアルバムを一緒に楽しめたらいいなと思います。あと、楽曲だけ聴いたら今までのアイドルっていう像が崩れると思うんです、初めて聴く人は。ライヴに来てくれてる人はそれが当たり前かもしれないし、ジエメイはもうこのスタイルって思ってもらえてるかもしれないけど、そういうものもすべてひっくるめていい意味で打ち壊す1枚なんじゃないかと思うんです。かわいい、キラキラ、華やか、希望だけじゃなくて、月で言う影の部分、裏の部分、負の感情ですら歌に乗せて歌う。歌うことでその感情を消化して、希望に変えていくのが自分たちの音楽スタイルだと思ってるので、曲を聴いて、歌詞を読んでそれぞれにいろいろなことを感じてもらったうえで、私たちがどういう想いを乗せてライヴをするのか、ジエメイの4人がどういう感情で歌を歌うのかっていうことを、ぜひライヴで体感してもらえたら嬉しいです。