メンバー：カン・ニャン　愛成来来　虹春ぬし　
ももしきや古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり（※以下"もーりー"）　
閻魔羅闍　ぅゅ　緋鬼籠六花様
インタビュアー：藤坂 綾　Photo by 濱谷 幸江　
Styling MAtSU（GEKIROCK CLOTHING）

－ありがとうございます。このワールド・ツアーに合わせてアルバムのリリースもありますね。

カン・ニャン：5ヶ国っぽい曲を作って、ぅゅちゃんと六花（緋鬼籠六花様）ちゃんがお披露目前なので（※取材は10月中旬）、それ以外のメンバーでアルバムは出させてもらって。レコーディングはもう済んでます。

－5曲ともかっこいいし、オマージュがたっぷりでめちゃめちゃ楽しめました。

もーりー：韓国の曲が、なかなか言葉が言えなくて難しかったよね。

虹春ぬし：でもすごくプランクスターズらしくなったんじゃないかなと。感覚でこんな感じかなって、自分のことをK-POPアイドル、TWICEなんだと思って歌いました。

－これはそれぞれ5ヶ国で披露されるんですか？

虹春ぬし：はい。なので、その国々の方に印象を残して帰ってきたいと思います。

愛成来来：どの曲を聴いてもその国っぽいなと思うけど、全部自分っぽく歌ったし、どの曲もその国のプランクスターズになってるから、どこの国の曲もライヴで聴いてほしいな。英語の発音は難しかったけど。

カン・ニャン：歌ったことのないような曲ばかりだし、今まで出したアルバムとは全然違うし、個人的にはタイの曲、これがすっごく好きですね。歌ってて楽しー！ って。

愛成来来：カン・ニャン、タイの曲の声が一番生き生きしてた。

カン・ニャン：あはは（笑）、これはほんと推し曲なんで、自分の中で作り込めました。

愛成来来：どこが好き？

カン・ニャン："タータラタラタタタ、タータラタタ"っていうあの変な音階がすごい好きで、ずっと頭の中に残ってて"うわー、面白！"みたいな。でも最後まで聴いたらいきなり転調したり、曲調変わったりでますます面白いっていう。超楽しいけど、超難しい曲ばっかりで、今までのプラスタ（プランクスターズ）とはまったく違う曲ばかりだけど、全部聴きどころだし、全曲じっくり聴いてほしいですね。プラスタを聴いたことがない人も、このアルバムは楽しめるんじゃないかと思います。

虹春ぬし：個性も爆発してるしね。聴きどころ満載。

－では最後に、ワールド・ツアーのファイナルとなる豊洲PITワンマンに懸ける意気込みを訊かせてください。

カン・ニャン：これまでは、対バンで500人くらいのハコがグループのマックスだったんですけど、ワンマンで倍以上を埋めなければいけないということでかなりプレッシャーがあります。ただ、その話題作りに関しては、今日話したようなことをこれまでもたくさんやってきたし、新メンバーが入って新体制にもなったし、ここから当日の構成をじっくり練って、成功できるように頑張りたいと思いますね。

虹春ぬし：結局、どこの国よりも最後の日本が一番怖いかなって。

もーりー：私も他の国に行くより、日本が一番怖い。

カン・ニャン：たしかに、ファイナルだしね。

虹春ぬし：ファイナルっていうのもあるし、初めての試みだし、一番大事なところかなと。なので、楽しみと恐怖が一番大きいかな。でも謎の余裕があるんですよ。

－なんででしょう。

虹春ぬし：わかんないです。絶対ヤバいのに、絶対どうにかなるだろうっていう謎の余裕があって。

－ヤバいっていうのは何に対してですか？

虹春ぬし：（チケットが）売れるかなとか、どのくらい来てくれるかなとか、そういういろんな不安はあるけど、最終的にはどうにかなりそうだな、みたいな。根拠もないのにそうやって勝手に思ってます。

愛成来来：私は正直まだ頭に何も想い浮かんでないけど、たぶん3,000人は無理だと思うから、そのごまかし方を考えてます。でも来た人には、来て良かったって思えるようなライヴを絶対しようと思ってますね。それくらいしかまだ考えてないです。実感なし。

虹春ぬし：そうだよね、実感がない。

愛成来来："やるらしいよ、プランクスターズ"みたいな感じだよね。まだボーッとしてるというか。

虹春ぬし：他人事、自覚がないって感じだよね。

－いつぐらいになったら湧くんでしょうね。

愛成来来：いつもギリギリだよね。

虹春ぬし：ほんといつもギリギリ。悪いクセだよね。

愛成来来：チケット発券し始めてそこで初めてヤバいって思うかもしれないです。プランクスターズ、そこが直ったら、劇的に売れると思います！

虹春ぬし：ほんとに、そうなんです。

カン・ニャン：世界ツアーもあるしね。私もチケットが売れる、売れないに関してはこれからのSNSの取り組みによって変わってくるとは考えているし、自信がある／ないと今は言えないけど、豊洲PITワンマンをやるっていう告知ができたことと、豊洲PITでワンマンをやったことがステータスになるのは、プランクスターズをやってきてすごく嬉しいことです。このデカいハコで観るプランクスターズはひと味違うんだろうなって、期待を寄せながら来てくれる人もたくさんいると思うので、まずはその人たちを楽しませることを考えて、期待を超えられるライヴをしたいですね。

ぅゅ：私は、お披露目もまだだからやっぱり実感がなくて。

カン・ニャン：すべてにおいて実感がないよね。

ぅゅ：はい。プランクスターズに入れたという事実もまだあんまり実感できてないくらいなんで（笑）。でも、世界ツアーとか豊洲PITワンマンとか大きな目標があるから、もっと頑張らなくちゃと思えるので、めっちゃありがたいことだなと思ってます。

緋鬼籠六花様：私も全然実感がないです。ないんですけど、今まで一緒にやってきて、ある程度知ってるから、この子たちとならなんとかなるだろう、大丈夫だろうっていう感じではあります。どう転がってもおもろいと思うから、不安はあるけど不安じゃないみたいな、よくわかんないけどそういう感じ。大丈夫っしょって。そういう意味で言うと私は意外と気楽かもしれないし、めちゃめちゃ楽しみです。

もーりー：私も、今はまだ豊洲PITあるんだな～くらいの気持ちなんですよね。どう捉えていいかわからないというか。豊洲PITがあってもなくてもその先、歳が歳なもんで、あとがないので、バッと集客できるようなことを考えてはいるんですけど、それはきっと運ですよね（笑）。でも、できるもんなら1秒でも早く、今日にでも明日にでもという気持ちはあるので、何かやれたらいいなとは思ってます。とりあえず集客と、どうやって有名になるか。そこばかり考えています。

閻魔羅闍：私は、楽しみです！

虹春ぬし：はい、以上です！