－まさに息もつかせぬ勢いが、この「エンドレスリレー」には溢れています。歌詞を見わたしてみても、いくつかパワー・ワードが入っているということでもなく、ほぼ全編がパワー・ワードで構成されている点もさすがです。

ぼぶ：この1曲にこれだけのものを詰め込んで、根性だけでやり切ったところはありますね（笑）。

－かと思うと、「習慣燃焼PYONPYON」は一転して文字どおりのジャンプをテーマとしたものになっているわけですよね。

ぼぶ：これまでのINGはツー・ステップとかの曲も多かったんですけど、ツー・ステップは難しくてできないという声もありましたし、逆に誰でもできるシンプルな動きの曲が少なかったなという反省点があったので、この曲ではみんながその場で跳ねるだけの曲を作ろうと思ったんです。これならみんなでピョンピョン跳べるだろう、ということですね。体脂肪を燃焼させましょう（笑）。

－走る、跳ぶと来て。今作には「Big Ball Roll～大玉転がし～」という楽曲も入っております。大玉転がしをテーマにして作られた曲というのは初めて聞きました（笑）。

ぼぶ：もし他にあったら、教えてほしいですね（笑）。詞の内容としては、地球という大玉をみんなが転がしているんだという話になってます。音的にはメロコアよりミクスチャー寄りで、さっきの「習慣燃焼PYONPYON」では打ち込みをわりと多く使っているんですけど、こっちは使わない方向に振り切りました。ライヴのアクション的には、ダイバーを転がすみたいな感じになってくれるといいなと思っているんですよ。今のところINGのライヴではそんなにダイバーって出現していないので、この曲で無理矢理そのきっかけを作っていきたいです（笑）。

じろ～：そうなってくると、ライヴでは誰かが率先してダイヴしに行くことになるんですかね（笑）。この間、別の曲では僕が行ったんですけど。

みき：じゃあ、今度は私も行こうかな。ギターを置いて！

じろ～：そうなったときは、女性パートを僕からんごさんのどっちかが歌わないと。

じゃふ：みんなが次々に行っちゃうと、ステージ上が寂しくなるなぁ。僕はどうやっても行けないし（笑）。

－いやはや、これは今後のライヴが楽しみでなりません。それから、ライヴといえば4曲目に収録されている「リビングステッパーズ(第2019回戦)」については、これまでもずっと演奏されてきた楽曲の新体制版になるそうですね。

ぼぶ：この曲は、INGが最初にライヴをやったときからある曲なんですよ。それを現体制での最新バージョンにしたかったので、いい機会なので改めてリレコーディングしました。チューニングも当初とは変わってます。

－いずれにしても、今作は新生アイスクリームネバーグラウンドにとって大事な1枚となったのではないかと思います。あとはもう、ライヴでも実際に走って跳んで転がっての大運動会を展開していただくのみです（笑）。

みき：もう、早くこの曲たちをライヴでやりたくて仕方ないです！

らんご：ほんとそこに尽きるよねー。

ぼぶ：ライヴ中に体力を使い切って、"ライブアスリート"のみんながヘトヘトになっている姿を見たいです（笑）。

－これは、ライヴに参戦する側も鍛えてから行く必要がありそうですね。

じゃふ：自分は普通に筋トレが日課です。

えいむ：でも、実際にライヴに来ることで鍛えられているというお声をいただいているので、まずは来てみてください！ 他のバンドのライヴに2連チャン通しで行くよりも、INGの30分のライヴの方がしんどいそうです（笑）。