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INTERVIEW

Dire Wolf

2019.01.11UPDATE

2019年01月号掲載

Dire Wolf

Member:Yu(Vo) SHISYO(Ba)

Interviewer:荒金 良介

-では、今作はどういう内容にしようと思ってました?

Yu:「Bless you」、「Hi Boy!」は人気曲なので、初期ならこの曲はハズせないなと。

SHISYO:「Hi Boy!」はライヴでアレンジをかなり変えるんです。

Yu:ライヴは固まったアレンジがないんですよ。で、「SHINKA」に関しては前身バンドのころに2番目とかに作ったものなんですよ。曲に勢いがあったので、それをアレンジして、歌詞を書き直しました。

-「SHINKA」は今作のオープニングに相応しい力強い曲ですね。

Yu:生きづらい世界をどうサバイブするのか......自分の感情を初めてワーッと書き綴ったんですよ。

SHISYO:歌を録っているときも、"それじゃ足りない!"って、さらに焚きつけました。

-「君が生きやすい世界を探すために」はイントロとアウトロにポエトリー的なアプローチを入れてますよね?

Yu:最初のセリフでは人間の弱みを言ってるんですけど、そこはあまり理解できないように、一行一行別の人が言ってるような感覚で書きました。何を言っているのかわからない狂気的な歌詞にしたくて。最初の語りは女性で、サビは男性が歌ってるイメージですね。なので、よく歌詞を読んで理解しないとわからない内容になってます。男性はひとつのことに向けて突き進むけど、女性は神経質でいろいろ考えたりするじゃないですか。この曲は病んでいる人におすすめですね(笑)。

-「True end(Rearranged Ver.)」も今作の中で大好きな1曲です。

Yu:この曲は唯一ストーリー性のある曲で、あるカップルがいて、彼女が先に死んじゃうんですよ。彼はそのあとに事故を起こして、頭の中で彼女と再会するんですけど、その世界に居続けたら彼も死んでしまうし、その世界から出たら、彼女とは永遠の別れになるという。

-ものすごく悲しい内容じゃないですか。

Yu:"True end"は"選択できるエンディング"という意味で、初めて歌詞を中心に考えて作りました。ウチはもともと鬼束ちひろさんが好きなんですけど、あの人の歌詞もすごいじゃないですか。理解できない部分もあるし、感覚的な表現がすごいなって思うので、そういうものを意識しました。この曲の構成はかなり複雑なんですけど、そう見えないように頑張って作りました。

SHISYO:アレンジも我慢して、最後に爆発するという。心が疲れた人がいたら、今作を聴いて元気になってもらえたらいいなと思います。

Yu:うん、あんまり"頑張れ、頑張れ!"と言っても心に響かないと思うので、どちらかと言えば、"わかるよ、わかるよ!"って言うバンドですね。カウンセリングがてらに聴いてもらえたらなと(笑)。"よし行くぞ!"というより、包み込むようなバンドかもしれない。それが伝わればいいですね。1月25日にデビュー企画ライヴ(渋谷Star Loungeにて開催の"Dire Wolfメジャーデビューお祝い企画 SHINKAを問う")をやらせてもらうので、ライヴを観てほしいです。

SHISYO:なぜか同じタイミングでメジャー・デビューしたジュリアナの祟り、それとAKARAという和楽器系のバンドなどが出ます。異質な人しかいないので(笑)、楽しみにしてもらえたらなと。

LIVE INFORMATION

"Dire Wolfメジャーデビューお祝い企画 SHINKAを問う"
1月25日(金)渋谷Star lounge
OPEN 18:30 / START 19:00
w/ ジュリアナの祟り / AKARA / The Foobars